昨日の京都駅から帰る時の話。
京都からはたくさんの電車が出ています。
私が普段使う米原‐名古屋間は特別快速、新快速、快速の差が無いもんだから不慣れな時は快速に乗って痛い目に遭いましたが、とにかく京都(大阪も)から帰るには新快速必須です。早さが全然違います。乗るときに普通と新快速で30分差があろうと、最終的に新快速が抜きます。それくらい違う。
行き先も米原まで行かない電車があります。なので、新快速・米原行きないし、新快速・米原経由○○行きに乗らねばです。
次の新快速・米原行きは20分後……に『遅れ25分』??
ふむふむ、兵庫の方で線路内に人侵入で確認があったから、遅延が生じてるのね。
えーと……45分後だと、どうすりゃ良いんだ……と思ったら、アナウンスが。
『次の普通列車・米原行きは、米原経由大垣行きに変更になります。米原、名古屋方面にお急ぎの方はこちらをご利用下さい』
ほう。新快速を待つより普通が早いと。駅員さんに確認したかったけど、関西は駅のホームに駅員さんが基本いない……?まぁ、たぶんこれでいいと思うし、何より大垣まで行くし。米原経由大垣行きとか超新鮮な響き♪
という訳で19時30分くらいに京都を後にしました。だいたい穂積まで新快速で1時間30分だから、普通の分30分を足して、到着は21時30分くらいとかかな。
普通なのでちょっと時間かかりますが、無事座れたし目の前にお手洗いもあるし、のんびり友人とだべりながら米原に向かいます。
「今日は電車座れてばかりでラッキーだったねー」と語りながら瀬田から南草津に向かっている時、車内アナウンスが流れました。
『お客さまにお伝え致します。只今、守山‐野洲間において人身事故が発生致しました。このため当列車も運転を見合わせると思われます。お急ぎのところご迷惑をお掛け致します』
野洲……野洲は知ってるよ。京都から帰るときに乗っちゃいけない電車が『野洲行き』だから。理由は米原より手前で、結局後続の電車に乗り換えなきゃなので、最初から乗っちゃいけない。
かつ、終点になるくらいに降りる人が多いから、京都から座れなくても野洲過ぎたら座れる可能性が高くなる。その目安の駅であります。
えっと……それはいいんだけど、まだ野洲は過ぎてないよなぁ……と手帳の路線図チェック。うん。野洲は次の南草津より4駅先だ。
ということは……、車内で足止め確定……!?
というか、電車乗る前に人身事故で遅延とかはしょっちゅうあるけど、乗ってる最中に前の電車が人身事故とか初めてだったので、既にパニックです。
そして南草津で5分くらい停車になりました。
南草津……は、他の路線がないぞ!?え、どうすりゃいいの!?
次の草津は草津線で貴生川に行って、近江鉄道に乗り換えたら彦根までは行けるのか。検索したら……え、その迂回だけで1時間30分はかかるとな!?
と言ったら友人が「今米原‐草津間で運転見合わせって言ってたから、彦根行っても電車動いてないかも……」と指摘が。た、確かに。
「あと、運転再開は20時50分の予定って出てる……」
現在19時55分。大体1時間後!?しかも予定は未定なんだから、もっと遅いかも。
とか考えていたら
『当列車は草津で、折り返し姫路行きに変更になります。お客さまにはご迷惑をお掛け致します。次は終点、草津、草津』
……えっ。お、降ろされるの!?強制的に!?
そして草津で降ろされて、乗ってた電車は姫路に戻っていった……さようなら、幻の普通列車・米原経由大垣行き……。
さて。もちろん草津では改札に乗客が詰め掛けてます。
私たちも一旦改札まで来ましたが、駅員さんと話せる状態じゃない。
アナウンスでは
『草津線・近江鉄道利用による迂回は大変お時間がかかります。このまま運転再開をお待ち頂ければと思います』
とのこと。そ、そうなのか。『只今警察による現場検証が行われています』は聞かなかったことにしよう。想像したら悲惨だから。
うーん……バスがあるかわからないし、米原までタクシー……には遠すぎるはず。確か米原は草津の琵琶湖挟んで反対側とかだったぞ!?
ああ……岐阜まで来たら私が、もし愛知だったら友人がいろいろ別ルートの案が出せるんだけど、滋賀だからまったくわからない。
もう京都に戻って新幹線で米原行く……?と思ったけど、反対電車も止まってるんだった。その案ならさっきの電車に乗ったままじゃないと。
そうこうしてるうちに、京都の時点で25分遅れてた後続の新快速・米原行きが草津に到着しました。この電車はこのまま米原行きらしい。
ひとまずそれに乗りました。
ハラハラしながら待って待って20時50分。
『お待たせ致しました。運転を再開します』
!!!!本当に20時50分に再開なのかー!!すげぇな。よし。人身事故は大したことなかったんだね。うん、そういうことにしよう。
窓側に立ってたけど、問題の守山‐野洲間はいろいろ見なかったことにしました。私は何も見てない。見てないよー。
野洲では例に違わず席が空いたので、4人掛けに座りました。
ちゃんと再開してよかった。しかも新快速だから米原まであと4駅だし!
安心してまただべっていたら、またもやアナウンスが。
『お客さまにお知らせ致します。当列車は次の能登川のあと、河瀬に臨時停車をし、河瀬が終点となります。ご迷惑をおかけ致します』
…………。
え、ど、どういう……!?だ、だってもう守山‐野洲間は過ぎたのに……。
それに河瀬は本来新快速止まらないから、え、近江八幡か能登川で降りろってこと!?そして……ど、どうするの!?
次のアナウンスの指示を待っても、アナウンスは同じことしか言わない。えええマジかどうすりゃいいの!?
4人掛けだから対面に座ってたおじさまたちも、何やら似たような話して悩んでる。
聞くと一人は尾張一宮に向かうそうな。うん、方向が私たちと大体一緒だな。
もう一人は米原から特急しらさぎで石川に向かうから、時間までに米原に着かないと困るとのこと。え、こういうときもやっぱ置いていかれちゃうの……!?
話し合いの結果、河瀬だと後続の新快速が通過して更に遅くなりそうだから、能登川で降りました。……うわ。ちゃんと行き先が河瀬になってるし。なんてこった……。
能登川のホームでまたアナウンスあるかなー……と思ったら、待てど暮らせど何も言わない。後続電車も来ない。
やっとアナウンス来たと思ったら『お待たせ致しました。1番線に新快速・姫路行きが到着致します』と、そっちかーい!
こんなにホームに人が溢れてるのに放置て……。
能登川から米原までタクシー……も、まだ結構距離あるはずだから、地道に待つか……。米原には電車たくさんあるから、そっちから臨時電車引っ張りだすとかないのかなー。
実際何分待ったかわからないけど、体感で30分は待ってた気がする。
ようやく後続の新快速が到着しました。新快速だけど各駅停車に変更とのこと。それなら河瀬で降ろされた人たちもこれに乗れるのか!……それを言ってくれよ!!そういうのを知りたかったんだよー!
まさか今度は彦根で降ろされたりしないだろうなと思ったけど、無事に米原に着きました。ああああよかったああああ。おじさまもしらさぎ間に合ったし!
いつも米原まで来るとちょっと帰ってきた間感じるんですが、昨日は更に感じました。米原全然地元違うけど、私の場合はもう穂積まで行く電車が出てる訳だから、もうちょっとだなってなります。米原‐穂積間は30分以上あるけどさ……!
……て、米原から出てる電車は、普通列車・大垣行きでした。ま、また乗り換えだ……。あと1駅なのに……!!
そして大垣で浜松行きに乗り換え、無事に穂積に到着しました。時刻は23時。つ、疲れた……。
友人は更に1時間かかるから、家に着いたのは日付変わってからだったみたいです。ああああ友人の家の到着を、いつも名古屋で遊んで帰ってくるくらいの時間にしようと思ってたのに、まさかこうなるとは。
でも無事に帰れて良かった。どこかで泊まらなきゃいけなくなるかと思った。
ある意味貴重な経験をして勉強にはなったけど、まったく起きて欲しくない事故だから、こんな経験もういいです。
て、よくよく考えたら、事故の電車って、もう少し早く京都を切り上げてたら乗ってた電車だよなぁ。よかった。そんなんブチ当たったらしばらく電車乗れなくなってたよ……。
しっかし、大事故(と私は思う)なのに1時間でなんとかしちゃう、JR、警察、救急は優秀やねぇと帰宅して母に話したら
「人身事故なんてしょっちゅうあるから慣れてるんじゃない」
と言われた。そんなん言うなー!!(涙)
本日の添付は、伝説の勇者・前世編から、スオウです。
2日に描いたラファスの相方。つまり盗賊。スオウも和服に変更したんですが……うん。似合うな。大丈夫だな。
ここからもう少し練りたい。
2015-10-5 00:00
赤いとり青いとり
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