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娘のいない夕餉 第二夜


本日は酢豚とゴーヤーチャンプルー。

酢豚は中華甘酢が嫌いなトコもあるが娘曰わく
「何でカラッと揚がった美味しい空揚げをわざわざベチョベチョにするねん?」らしいです。同じ理由で南蛮漬けも嫌い。食べないコトはないけどね。

ゴーヤーチャンプルーも食べないコトはないけど、苦味がキツいときはダメ。箸がなかなか進まない。
今日のゴーヤーも進みそうにない味だった。

映画「おくりびと」を観て(感想)

これは泣かせる為の映画じゃない!

人の生き方と死の尊厳を静かに語ってる映画だ。

だけど涙が止まらない…


人は今でも"死"や"死"に関わる仕事などを"ケガレ"と取りがちで、つい異なモノを見る目で見るか、もしくはそれを振り払うようにビジネスライクに淡々と接しがちだが、もっと厳粛なモノだと映画は訴えかけてるように思う。


人の最後の旅立ちの為の身仕度をする納棺師は淡々とでなく、粛々とその儀式を行う。


今年最高の邦画だと思う。

「二十面相の娘」夜明け(今回激しくネタバレあり)

今回は随分と感動ささせてもらいました。

チコはおじさんを探す・追うという行動の中で、いつの間にかおじさんから自立してたんだな。

もちろんおじさんから得たモノが糧ではあったけど、それを踏まえた上で自分の考えを持ち、アイデンティティを確立させてたんだな。


だから敗北に打ちのめされ、せめてチコだけでも助けようと
「逃げろ」と言うおじさんに
「心の闇は誰の中にもある、でも目を逸らしちゃいけない。ちゃんと前を見て一歩ずついけば、いつかきっと扉が開く」なんてことを人生の大恩人、育ての親に言えるんだな。


それを聞いたおじさんはチコの成長と諦めない決意、自分からの自立を確信したから
「自分を信じろ!」とチコを行かせ、自分は教授を足止めすることに徹したんだな。

チコの行動に驚いて問う教授に
「チコに訊くんだな、彼女は既に私から飛び立った。翼を失った私達に鳥が空で見る景色は永遠の謎さ」
…今回このおじさんのセリフにシビれました。

最近はアニメの台詞に感動することは、まず無いんだけどね。
格好つけたセリフは多々あるが、たいてい吹くかシラけるか「この非常時に何言ってんだコイツは!」とツッコミを入れるかのどれかだ。

しかし今回のおじさんの台詞には感動した。

もちろん、おじさんにそんな台詞を言わせた前述のチコの台詞もそうだけどね。


チコが家を出る時、家のお宝のペンダントを持ち出したのは決意の表れと解釈していたが(そして多分そうなのだろうけど)、偶然とはいえあーゆー風に活躍するとは思わなんだ。
確かに光の装置に対してならルビーは絶好の対抗手段だ。

チコにすれば成り行きのラッキーではあるが、身を挺してあそこまで登ったのはチコなのだから、親の形見のペンダントが助けてくれたと解釈しても良いだろう。


チコは基本、死は嫌がる。

今回も装置を止めたかっただけで、例え命を狙われてても、教授の死を願ったわけではない。

だからとっさに墜ちる教授の手を取るという行動が出来だのだろう。

驚く教授、しかしそれで本当の自分の敗北とおじさんが話した子供という未来を理解したのだろう。

13・14歳の子供に自分を支えきる腕力は無い。

チコの行動によって自らの敗北とチコの気持ちを知った教授は、チコを助ける為、己のケリを着ける為、自ら墜ちていく。


最後におじさんと対峙したチコは
「一緒に来ないか?ここにとどまっても辛いだけだ」と誘うおじさんに「ノー」と言う。

「どこにいても、おじさんは自分の中に居る、これから自分やその子供達が未来を作っていく…おじさん達は急ぎすぎた」と言っておじさんの誘いを断る。

13・14歳の子供の台詞じゃないよ。

けどチコはそれを言えるだけのモノを見てきた、経験してきた。

これはこれで13・14歳の子供の経験じゃない。

チコはそれだけの事を言える経験をしてきたからこそ言えるのだ。


チコはおじさんから巣立った。



下で一緒に戦っていたケン兄ちゃんと学者のねーちゃん(名前覚えてません)もなんとか強化人間2人を倒して妙な友情(?)が芽生えたもよう。

そのケン兄ちゃんとも別れを告げ、チコは待っていてくれる大切な人達の元へ戻っていく…


騒ぎを避ける為にイギリスへ旅立つチコ。

原作通りならここでENDだが、なら来週の最終回はエピローグ?

その割には予告カットではアクションシーンがあったが…ロンドンなら切り裂きジャックを期待するのは無理があるかなぁ…


チコのなびくロングスカートアクションを最終回でもう一度見られるか?
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