あれだけ語っといてまだ語り足りないのか…どーもそのようです。
ここでは主役達、
ブルー、ジョミー、キースの生き方とゆーか生き様とゆーか、そういうものを考えてみたいと思います。
ブルーについては「私的考察」でほとんど語り尽くしたので、地球への思いと"生きる"という強い意思の元、登場人物中最も、伝えたいことを伝え、行動した人としときましょう。
ジョミーは、悩んで悩んで悩みつつ皆を引っ張って成長していった人ですね。
そりゃあ最初は大変ですよ。いきなりリオに拉致(?)され、ブルーからソルジャー押し付けられたんですから。
自分より年上の者が多い中でリーダーやるって並み大抵のことじゃないです。
彼の場合は、最初は人徳よりも力の素質でしたからハーレイ達も苦労だったろうな。
引き受けたからには頑張るジョミーくんですから悩んで…あ、戻ってしまった…
ナスカ以降、ミュウの行く末に決断を下したジョミーは鉄の意志を持って進んで行きます。
彼の内面は描かれてなかったけど、多分苦悩してたと思います。その苦悩を横に置いといて、進んでいく姿は悲しいものがありました。
元来、人が好きなジョミーですから「戦争だから人が死ぬのはしょうがない」的態度は違和感がありましたね。たとえ地球にグランドマザーにたどり着く為だとしても。
キースはある意味、登場人物の中で一番の嘘つきですね。
自分もグランドマザーすらたばかってたんですから。
グランマすらも寄せつけない心のカーテンは見事です。
SD体制の意味を最も理解し、しかしまた疑問も持っていた矛盾だらけのキース。
彼もカーテンの向こう側は葛藤だらけだったと思います。描かれてなかったけど。
彼もまた、元来人が好きだったのだと思います。それはマザーのミス、計算外かもしれないけれど。
そう思うとサムと接触させたのがマザーの一番のミスでしょうか?
マザーはサムをジョミーと関係があったから接触させたとか言ってましたが、キースは明らかにサムの人格に影響されたと思います。
サムを好きなキースが人を否定出来るわけがない!
最後のキースの決断は、サムへのたむけもあったのでしょうか?
自分の人生は所詮マザーの手駒と諦めてたようなキースが、最後に自分の考え自分の意志で行動したのは、サムと直前のフィシスとの会見の影響ではないかと、私は思います。