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来たり聞け

第100回全国高校野球選手権記念大会
100回目の夏
平成最後の夏
史上初2度目の春夏連覇がかかる夏
昨年の雪辱を果たす夏
いろんなものが付随した夏です



絶対100回大会の桐蔭のグッズを買うと決めてて、まず桐蔭に出てもらわないとと。
北大阪大会の準決勝は履正社戦。
バーチャル中継観てたけど、負けてて、もう信じて情報断つ願掛け実行しました。
9回表2アウトからの逆転!
ほんとこの子たちは危なっかしい。
もう無理もう無理って力入らんかった。
勝って良かった。

8回の無得点で流れ持ってかれると思ったけど、よく取り戻したわ。
終盤に点を取り合い、桐蔭が1点を追う9表の攻撃。バント失敗でダブルプレーで9表2アウト。まず2番宮崎が冷静に四球を選択。宮崎は、後ろが打ってくれるからと言ってた。自分が決める、じゃなく繋ぐ意識。私が野球で最も好きなところかもしれない。3番中川もファウルで粘って、藤原、根尾と4連続四球で同点。最後は山田が決勝打。

履正社だって、最後の1アウトが取れないチームじゃない。山田や飯塚が好きだったから分かってる。西谷監督が試合後、棺桶に片足?両足?突っ込んだと言う試合。それでも勝てたのは、去年のあの試合から粘り勝ちが強みになってるから。勝ったと確信してから負けた試合から、負けるかもと思ってから勝てるようになった。あの負けに意味があって、あの時の3年も少しは救われたらと思う。


決勝 大阪学院戦は23-2で大勝。
この調子乗り。
みんなスイングがコンパクトで早くて春より成長しているように思う。
特に藤原。藤原は春よりコンパクトに振れるようになったの?あんなにインコース打つの上手かった?引っ張って打つの上手くなった?なんか前と違うと思うんだけどな…
何だかんだいって、すごく「強いチーム」に見えた。桐蔭を見慣れててもそう思う。準決といい、ホンモノになりつつあると思った。
このとき、絶対優勝すると確信する私(笑)




そして第100回大会。
桐蔭以外に目が向かない。
横浜の及川、万波が観たかったけど、日程合わず結局観れず。及川が投げる日いつもラジオなのよねー
報徳も出てて、いつもなら報徳の応援にも力が入るのに全然だった。小園、羽渕は良い内野手。



8/6 作新学院戦 3-1
毎年くじ運が良い方だと思ってたけど、いきなりやなとこ当たったなー、でもこれ勝てばあとは比較的楽かも、という印象。
初戦までは時間があるし、作新ならデータは揃えやすそう。初戦負けしたことないので、勝つ確率70%くらいと見てました。今井みたいなの出てきたらああいうの苦手そうだから難しいけど。

作新ももちろん研究してて、守備のシフトが良い。ヒット性の当たりもフライになっちゃう。深い位置にいるから、評価してもらってるけど、ヒットにならない。前橋育英だっけか、そことやった時もそうだったなー。

3回から投げてた佐取くんも速くないけど丁寧なコントロールの良いピッチング。
向こうが柿木を打ち崩さなくて良かった。柿木は成長したなー。こんなに安心できる投手になるとは思ってなかった。0に抑えるとは思ってないけど(笑)そこが今後の課題かな。
佐取くんみたいな左腕が苦手なのがどうも…(笑)宮崎もインコース攻められて打ちづらそうだった。

佐取くんから林くんに替わってから打ち出したので、あのまま佐取くんならやばかったかも。
終盤に宮崎が四球で出たあと藤原のタイムリーライト前ヒットとライトのエラーでそのままホームまで帰ってきちゃった。ほんと藤原は足は良い。この日のバッティングはまあまあだったけど、ここはほんと藤原らしさが出たな。
そのあとの根尾もツーベースなんだけど、好走塁。最初から一打二進をみんな意識してるのが分かる。

最後の柿木はちょっとしっかりーって感じ。最後に力が入るのは変わらないなぁ。でも最終的に完投して104球。頑張った。



8/13 沖学園 10-4
序盤は10番相手になかなか打てない。どこも先発代えてきて打ちづらい。データ野球なの知れ渡ってる。まあ打つけど。
こちらの先発は根尾。荒れる荒れる。
根尾サマが荒れるのはいつも通りなんだけど、ほんと小泉ご苦労様です。
荒れすぎて先制されるし笑
ぎゃー根尾サマーしっかりして??
終盤に突き放したけど、中盤までは追いつき追いつかれの攻防。
小泉のミットの紐が切れたあと、6回の藤原の良いバックホームがあったけど小泉が溢して同点とか、向こうの守備に阻まれたとか山田がバント外されて根尾が刺されたとかちょっとまだ噛み合ってない感じ。
でも宮崎らのチャンスにはしっかり対応するバッティングと走塁が多得点に繋がった。
根尾のソロHRは一番遠いところに速い球を放り込む。
藤原のHRもスイング良かった。ときどきすんごいスイングするこの子。アウトコースが少し内に入ってきたのかな?レフトスタンドに放り込む。
アベックHR!!!!
結局点差開いたけど、エンジンかかるのが遅いと西谷監督も言ってた。ほんとそうだわ。



8/16 高岡商 3-1
左腕対決。高岡商の山田くんは良いピッチングする。対する横川は荒れる。もう荒れるのは桐蔭ピッチャーの伝統(笑)押し出し1点はまずいけど、そのあと抑えたのはよくやった。
中川はあんま打てないなと思ってたけど逆転タイムリーはほんとよくやった。
藤原根尾を始めに左打者は山田くんのアウトコースのスライダーがなかなか打てない。エンジンかかるのが遅いので2巡目以降と思ってても打てない。特に藤原、ノーヒット。
さらにエラーやエラーにならないエラーとかね。なんかずっと雰囲気が悪いというか…勝ってるのに焦ってるみたいな。
8回の満塁に無得点からの9回。
なんとか2アウトまで取ったあとで、中川がタイムを取ったところ。本当に、この子はすごい。その後の柿木が、小泉が、荒れ気味だったのに落ち着いたと思う。さすがです。
ここのタイムは、すごく価値のあるもの。



8/18 浦和学院 11-2
エンジンかかるのが遅いのが通常と思えてきた。
先発は根尾様。根尾様はゼロに抑えるタイプじゃないから、打撃戦期待。むしろ打撃戦じゃないとまずい。
試合進むにつれ、あれ、これ春の花巻東戦デジャブ?って感じ。時々爆発的なヒッティングよね、みんな。
根尾様のHR、藤原のインコースとアウトコースの2HR、石川のレフトへのHRは全てソロ。それでこの点数なんだから、宮崎、青地とか山田も活躍してるのが分かる。
先発わたなべくんから左腕の控えに代わったところを叩けた。最初から取れれば言うことなしだけど、エンジンかかるの遅いからこその理想的なタイミング。そして、繋ぐ意識がみんなちゃんとあって良かった。
とは別に、控え3番手は流石に打てる笑 そこ、打てなかったら勝ててない。ちょっと舐めすぎじゃない?と思っちゃった。
柿木をもう少し休めたかったけど、根尾様が崩れだしたのでリリーフ。でも根尾様、崩れた回ギリギリ3アウト目までちゃんと終わらせてから交代してて、よく踏ん張った。



8/20 済美戦
済美は鵜久森の時に好きになった高校。というより鵜久森を好きになって野球が好きになった。原点の高校。
ここ数試合、先制点を取られるばっかりな気がする。勝つって信じてるけど、気が気でない。1順目はほとんど打てなくて、2順目からさあ打とうかなって感じ。4回5回まで我慢するしかなくてしんどいわ。
石川は前の試合でHR打ってから調子いいみたい。山田が活躍できて何より。山田は4番も出来ると個人的には思ってるけど、藤原根尾様が同期なのが運のつき。でも小技が上手い山田最高です。そんで、藤原の3Kはほんとお前。
なんだかんだであと1勝。



8/21 金足農業戦
前日に上司から、観たいんやろ、休んでいいよと連絡を頂き、半休してTVの前で応援。
もちろんクーラーは入れない。私の本気スタイル(笑)

今年一大ブーム校、金足農業。
勝つって信じてるけど、不安でいろんな人に、吉田投手ってどんなタイプ?って聞いて回ってた。私が打つわけじゃないのに。
ギアが3段階あるらしい。ルフィか…?

あと怖いのは金足ムード。広陵も光星もそれで負けたところがあると思ってる。いくら強心臓揃いとはいえ、飲まれないかとちょーっぴり不安でもありました。

金足は9人だけで、代打もリリーフもなくやってきた高校。吉田投手も予選からずっと投げ続けてきた。そういうのに夢や感動も少しながら感じるけども、やっぱり金足に賛同はできないなぁ。そもそも今年は桐蔭以外の選択肢なんてないんだけども。

そして試合。桐蔭後攻。いつも通りで良かった。
先発はもちろん柿木。根尾様先発って言う予想が多かったようだけど、絶対柿木!根尾様じゃないでしょ(笑)って思ってた。西谷監督の采配がすこーし分かりだした…かも?
柿木は緊張しいで、ちょっと荒れてたなやっぱ。小泉がちゃんと、丁寧に、腕を振れとかホームからジェスチャーしてて、ああこの子もほんといい捕手だなぁと。



まず先制が向こうのミスがらみだったのが余計に良かった。性格悪いけど(笑)
1裏、宮崎が四球、青地がヒット、中川、藤原が三振したけど根尾が四球で満塁になったら吉田投手が暴投で先制点。石川がタイムリーツーベースで2点追加で初回で3-0。
先制点なんかやったら甲子園全体が金足ムードになる。多分、桐蔭としては序盤から少しの勝てるかもみたいな期待を相手に持たせることなく叩きのめすことが勝つ要素だったと思う。10点差というのは1つの指標だったのでは?試合巧者の彼らならそれくらい予想しそう。
相手のミスがらみというのは、心が揺れるから。並の選手じゃ立て直すのは相当難しい。

2表で3塁まで行かれるけど、飛び出したのを挟んでた。緊張する場面だと思うけど、ミスなくできたのは日頃の練習の成果だと思う。ちなみに飛び出したのはこの日にサインを変えたせいらしい。うん、そういうブレが負ける要素だったりするよね。ブレじゃなく一計なら良いんだけど。

3表で1点返されて3-1になったけど、私、割りと余裕でした。だってこの子たち、まだエンジンかかってないのよ。むしろ先制点取られるのは覚悟してたくらい。

4裏で山田エラー、小泉四球で1、2塁で柿木がバントミスでちょっとやな空気を一掃したのが私のイチオシ宮崎!この子、3ランHRとか打つタイプじゃないんです。レフトスタンドに持ってったときもファールじゃないよね?!って審判めっちゃガン見してた(笑)
ほんと点数以上の価値があるよ。柿木がミス引きずってピッチングまでちぐはぐにならなくて良かった。

5裏、エンジン全開。
まず先頭の藤原がヒットのあと、根尾様が2ランHR!藤原、根尾様が続けてヒットなんて珍しい!(笑)
ここがポイントだった。ここで吉田投手の心が折れる音が聞こえた。比喩ではなく、ほんとに聞こえた気がした。
こっから山田から青地まで連続安打。中川で2アウト目だけど、満塁で藤原に回っちゃった。ここで打者一巡。タイムリーツーベース!12-1になりました。
はいはい、ほんと調子のり。
この最強世代の繋ぐ野球。かっこいいわ。

6回からはついに吉田を引きずり下ろした。意地でも投げさすかと思ったけど、5回終了時点で132球。ひゃー
代わった打川を叩きまくるかと思ったけど、大正義の名前を守ったか(笑)まぁすげーストライクゾーン広がったけども(笑)

結局13-2で勝ちました。
試合中はもうちょい点差開くかなと思ったけどな。
それより、あの子らが優勝したことがもう嬉しくて嬉しくて。
泣きました。
中川が泣き崩れてたのを見てまた泣ける。
優勝して校歌を一緒に歌えて幸せ。



いろいろ言う人はいる。
何回も優勝してるんやから、金足が勝てばいいのにとか。公立とか。地元とか。
そんなんに腹立つこともあったけど、勝った今、それが何?って思う。
この子たちは残酷的なあの負け試合を乗り越えて、福井ら先輩たちの悔しさと申し訳なさを抱えてここに立ってんの。
レギュラーになれるか分からないようなエリート集団の中で、レギュラー勝ち取るまで練習しまくっていろんな事犠牲にしてやってきたの。

そんな彼らを誇りに思う。
史上初2度目の春夏連覇おめでとう!
よく1年頑張ったね。
0からのスタートから、まず春2連覇して、夏優勝して。
最強世代が大好きだ。

研磨のおたけび

第90回記念選抜高校野球。

大阪桐蔭は春連覇がかかる大会です。
他には明徳義塾、日大三、東海大相模、智弁和歌山、智弁学園など。

そして最強世代が甲子園へ。
最強世代と呼ばれる子達ですが、今までで一番じゃないかというくらい下馬評が高く、どこも桐蔭が優勝との予想。
私はそこまでの前評判の高さがよく分からなかった。
最強世代の上の代、徳山、福井、坂之下、泉口らが私の中で最強で、インパクトが強くて、今年の世代をいくら持ち上げられても、もっと!もっと!!と物足りなさを感じていました。

でもそのチームで守られて育て上げられてきた子達の本番なんだよね。
それくらいの下馬評なのかもしれない。
でもなかなか信用できなかったわ。

チームは、まだ記憶に新しい中川の一塁ベース踏み損ないから、冬を越えていざリベンジ。
中川はあの経験があったからこそ立派な主将になったと思います。
根尾サマ、藤原、山田、横川…と最強世代と呼ばれる同期たちをよく引っ張っていける存在になった。


伊万里戦。14-2
21世紀枠と当たるのはなかなか面倒。ヒール扱いでも応援が大きくても動じずにさらっと勝たなきゃいけない。
去年夏の敗戦投手柿木。柿木が悪いわけではなかったのだけど、去年の悔しさを思い出せと思ってしまう。
序盤の制球が定まらず。態となのか?
それとも初戦は緊張するのか。
打線は流石だが、根尾、藤原なんかは大振りで狙ってた。あの大振りはちょっと。
14-2で締めくくったが、それで満足してたら慢心だと思うので中川が締めてほしい。よくある空気にのまれずやったのは良かった。


花巻東戦。19-0
1表の佐々木監督特有の攻め方にも何とか対応して乗り切ったことが勝因。
バスター、盗塁と切れ目ない攻めだったけど、柿木たちがよく耐えた。
その後の1裏では珍しくバントやスクイズを交えてて桐蔭らしくなかったけど、その一連の流れが西谷監督の名将っぷりを存分に発揮されてて面白かった。
かき回されたらかき回す。かっこいい!
ぽてんヒットやエラーもあったけど、ノリとオーラで圧倒。
結果的には19-0だけど、20点いけたんじゃない?まだまだ詰めが甘いというか調子乗りで冷静でないところが若いチームだなと思う。


準決勝 三重戦。2-1
イメージとして、準決は危ない、守りのチームに弱い、ロースコアは苦戦するという負ける要素たっぷりの試合だったけど、なんとか勝てた。
急遽登板の根尾、サヨナラ打の藤原、花巻東で痛めながらも塁に出て打点1の小泉とよく頑張った。
怖すぎて、でももう信じるって決めたので試合が終わりそうな時間まで速報は断ってた。
やっぱ信じてた通りやったわ。
藤原と根尾を今大会で初めて褒めたい。
ほんとこのチームは詰めが甘い、テンションばかりのチームと思っていたけどよく耐えた成長した試合だった。


決勝 智弁和歌山戦。5-2
名将同士の戦い。
打ち合いになるかと思っていたけど序盤は投手戦。
結局根尾が完投。
エラーが2つ出たのは惜しかったけど、緊張もあると思う。
根尾が9表?にニヤリと笑っていたのが印象的。
とにかく手が震えた。私の。笑
負けていてもおかしくないけど、勝てた。
おめでとう。



このチームは、強いっていってもくじ運の強さ、花巻東は8割柿木のお陰、今年はインパクトはあるけど詰めが甘すぎて子供みたいな印象だった。
特に印象的だったのは、三重戦。
三重は決勝で当たったことも勝ったことももちろん覚えてるけど、負けるならここかなと思ってた。
しかも相手に先制点を取られる慣れてない展開、今大会初のエラー、代打の不発、苦手なロースコアの展開と負けてもいい要素ばかりだったけど、勝てた。
しかもあまり経験のないサヨナラ。
チームとして学校として良い経験になった試合ではないかな。
三重戦で勝てた時、このチームのファンになった。

去年の借りは倍にして返そう。
本番は夏。
100回大会で優勝することが使命でしょ。
本人たちもファンも私も全然満足なんかしてない。
抜かりなく頑張って。

ここから また繋がっていけるように

第99回全国高校野球選手権。
近年珍しい私好みの学校がたくさん出た大会だったと思います。
青森山田、盛岡大付属、横浜、明徳、中京大中京、文理、天理、智辯和歌山、済美、大阪桐蔭。
注目株の清宮や日大三の桜井、履正社の安田は出場ならず。
まぁどこもくじ運悪すぎで強豪同士潰し合いしてましたが。


大阪桐蔭。
10年以上ずっと見てきましたが、こんな悔しい負け方はあっただろうかと思います。
負けてぼろぼろ泣いたのは久しぶり。
徳山は、選抜の時は桐蔭らしい大味なセンス溢れる子だけどなんか辻内や高山みたいな危なっかしさがある子だなって。
でも智辯戦2-1で抑えたのは選抜から成長したところだったと思います。
バッティングも悪くないし、調子が悪いときは野手にコンバートさせろ!って思ってたけど(笑)投手戦も打撃戦も頑張って投げてくれた。

一方の柿木の方がスタンダードな投手らしい投手だなって。アウトローの球が良かった。2年生だし、まだまだこれから。
仙台育英戦はほんとによく投げてくれた。最後サヨナラだったけど、あの時徳山が投げてたら、なんて思わない。
柿木が投げるのが最善だったと思います。
柿木が泣きながら「3年ともっと野球したかった」って言ってて、こっちまで泣けた。
根尾や藤原、中川も含め来春も期待してるよ。

あとは、二遊間が守備で光ってた。
セカンド坂之下とショート泉口がすごく良かった。
坂之下は特に捕ってから投げるまでが早い。もちろん泉口も早い。
あれがなかなか好きで、見れなくなるのは寂しいです。
最後のメッセージでお互いに最高の二遊間って言っててまた泣けた(笑)
センター藤原も智弁和歌山戦で難しいフライをダイビングキャッチしてたし。
守備が上手いのは当たり前だと思ってましたが、ここまで魅せてくれる世代はなかなかなかった。
そういえば、仙台育英戦のサード山田とセカンド坂之下がフライを捕ろうとぶつかって弾いてしまったボールを泉口がポンっとキャッチしたのは面白かった(笑)
危なっかしいけど、面白かったチーム。

最後に、中川。
サヨナラで負けた仙台育英戦ではランナーに足を引っ掛けられて怪我してしまった子。
そのあと彼のタイムリーのお陰で1点先制できました。あれは意地の1発ですごかった。
そのあと2アウトからショートゴロを1塁でアウトにしようとしてベースを踏んでなかったという判定からのサヨナラ。
(私は捕球時に踏んでたようにも見えるんだが)
踏んだり蹴ったりというか(笑)
なんかもうこの試合のキーマンでしたが、彼が来年颯爽とリベンジに来てさらりと優勝旗を受け取ると信じてます。
貴方のせいじゃない。
次期主将頑張れ。


盛岡大付属。
選抜で見た松田が半袖で面白くて、それから臼井のレーザービームにびっくりして好きになったチーム。
選抜は平松が怪我したので、三浦がほぼ一人で投げてたけど、夏は二人で投げてました。
三浦はスピードはないけど、ちゃんと投げられる子です。でも正直、選抜の方が良かったように見えたわ。プロまで行ける子ではないと分かってはいるんだけど、なんか惜しいなぁ。
後から知ったんだけど、やっぱ三浦は大会前に調子崩してたみたい。
ほんと選抜は良い子だったもん。
残念だったけど、選抜も夏も応援できて良かったなー

印象に残っているのが済美戦の打ち合い。
今年は打高投低と言われてましたが、本当にそうだなあと思う。
済美戦は、史上初の一試合に2本の満塁HRが出るくらいの打ち合いでした。
打ったときはすごく喜んだけど、打たれたときは驚いたわ。
植田は2打席連続HRだったし。
不思議と、勝ちこされてもまた取り返せると思ってた。
点数は12-7でしたが、そこまでの差はなかった。
2014年の桐蔭VS敦賀気比みたいなワクワクした試合でした。

しかしながら好きな選手に対する贔屓目かもしれないけど、松田も三浦の方が合ってた気がする。
というより、最後、平松と松田のサインが合わなくて平松が首振りまくってた印象が強いのかも。平松、はあ?って顔してたし。
あんなにはっきり違うわ!って顔する投手初めて見た(笑)
高校生らしいチームでした。
三浦が見られないのは寂しいので、もっと経験積んで何か野球に関わってくれればいいなと思います。
 

桐蔭、盛附が私の今年のメインでしたが、他にもいいなと思った選手がたくさんいました。
高岡商の土合投手。内野のミスの後、声出すように指示出してて、周りが良く見えてる子だと思いました。
と思ってたら、キャプテンだった(笑)
あまり投手や4番にキャプテンをやらすのは好きじゃないけど、この子はキャプテンに向いてる子だなと。
高岡商は選抜で盛附といい試合してたけど、夏は夏の緊張感があったのかミスが多かった。

スーパー1年生 横浜の及川(およかわ)。
この試合はラジオで聞いてましたが、なかなかいい球を投げてたそうで。
ぜひ来年戻ってきてもらいたい子です。
しかし横浜は初戦負け。
今年は強豪校同士のつぶし合いばかりだったとはいえ、横浜が初戦で負けるのはいかがかと。
横浜は去年の夏もエース温存で負けてたなあ。
渡辺監督の後釜の平田新監督の采配負けですね。
采配負けはなんかもやもやするなあ。

 
前橋育英の皆川。
今年の選抜では、報徳は前橋育英にスミイチではなかったものの、初回に点取って投手替えられてから点取れてなかった。
その時の丸山ではなく、皆川が良かった。
去年の優勝した作新の今井っぽいイメージの子。
今井のあの投球がフラッシュバックするくらい、なんかダブって見えました。
桐蔭はこういう投手は苦手だなって思ってたので、言い方悪いけど負けてくれてありがたかった。
でも将来楽しみな子。私の周りでは評判良かった。


今年はいつもに比べて1回しか足を運べなかったし、テンションもそれほど高くなかったんですけど、終わってから惜しい大会というか、終わって寂しい大会。
久しぶりに負けたことを引きずってる。
それは負け方が負け方だったからかもしれないけど、この感じ懐かしくもある。
日中あっつい中、一人で野球観る日もあって、それこそ学生時代の夏休みはこんな毎日だったから、嬉しくて幸せだった。
そんな学生時代の感じを思い出す大会でした。

胸のなかにあるもの

今更ながら…。

第89回選抜高校野球。
今年は強いとこばかり出てるなーと思いました。というか、好きなところばかり。
報徳、大阪桐蔭、日大三、履正社、早実、明徳。
もう楽しすぎでしょって(笑)

報徳は今大会で永田監督が勇退されるとのこと。永田監督のためにも優勝しかないと思いました。
あの4強時代の一番好きだった報徳がもう一度見たいと思いました。
あとは桐蔭。決勝で報徳vs桐蔭が実現すれば最高やなと(笑)
どちらの監督も報徳出身ですし。


今大会では2連続での引き分け再試合がありました。滋賀と大濠、健大高崎と福井工大福井。
特に大濠の三浦は昨秋から全公式戦で完投してきたエースということで、良い意味でも悪い意味でも注目されてました。
私は球数制限もタイブレークもいらないと思う派なので、そこまで騒ぐものなのかと辟易とする。
球数制限を導入したとしたら、この試合負けてたのは大濠だろうし。なんかなぁと思う。


今大会で好きになった高校は盛岡大付属です。10番だけどエースの三浦瑞樹を始め、3試合全て半袖だった捕手の松田夏生、ライトからの好返球を見せた臼井春貴。いいチームだったな。
松田が半袖かどうかがもう面白くて(笑)アンダー忘れたのか?それとも盛岡出身だからか?なんて考えてました(笑)
三浦はだんだんと顔つきが変わっていったなって印象。すごくいい投手でした。
初戦の高岡商戦は逆転サヨナラで勝ちましたが、両者とも素晴らしいいい試合でした。
8強でしたが、履正社に勝ってほしかった。

報徳は、初戦の多治見戦は21-0と勝ちましたけど逆に怖かった(笑)大量点の後の試合はなかなか打てないことがあるから。特に報徳は毎年あまり打撃は得意じゃないしなぁ。
21-0といえば横浜と清峰が思い出されて、あれはなかなかな試合だったなぁと思いました。
横浜好きだったからふふふんってなったけど。
あの時に投手?が「21点とったことより0点に抑えたことが良かった」って言ってて、ほんとそうだなぁと何年か越しに思いました。出来れば西垣あたりにそんなデジャブなコメントを言ってほしかった(笑)

2回戦の前橋育英は投手が良いんだろうなぁと勝手に想像してました。序盤に点をまとめて取れたのは良かった。エースを温存してくれたから勝てたとも言える。4-0で勝てたけど、4点は全て1裏でとったもの。温存せずに最初からエースが投げてたらどうなったかな。
タラレバはないけど、勝負どころを見誤ると取り返すのはなかなか難しいと感じた試合でした。

3回戦は福岡大濠。延長再試合をしていたので1試合多いし、投手は実質三浦しかいないし。勝たないといけない試合でした。
三浦が投げてたらなんてタラレバを言われてましたが、勝負にたらればなんかないです。投げられないのもチームの実力のうち。投げさせられないチームが悪い。投げさせたいなら、1回戦2回戦で控えが投げればいいんだから。

準決勝は履正社と。
勝ってほしい勝ってほしいと思ってましたが、履正社は強いな。今年は打線も強いので勝てるかなって思ってたけどあと少しでした。

今回のチーム、西垣が冷静な投手でなんか珍しいな。永田監督が勇退されて、新しい報徳を観たいようなそれよりも悲しさの方が勝ってるな。
夏、進化した報徳を見せてほしい。


一方、桐蔭は順当な勝ち上がり(笑)好きよそういうところ。
決勝は桐蔭と報徳になればいいと、世間の期待に反して思ってたけど結局は初の大阪対決となりました。
大阪対決は意外と点差が開きましたが、一時同点になったときはやっぱ簡単には勝たせてくれないなと。乗れば打つのは桐蔭らしさですね。
徳山も桐蔭らしい投手だった。ポテンシャルが高い。勢いがいいな。

夏は履正社か桐蔭かどちらかしか出れないので夏の頂上決戦が1つの山場になりますね。
夏も優勝して、晋ちゃん以来の春夏連覇を。

明日もしも泣いていても

野球が好きなのか、野球に逃げたいのか分かんなくなってきた。
しんどくてそれの逃げ場にしてるだけで、私、ほんとは野球が観たいわけではないんじゃないのかって。
前は楽しみで楽しみで早く勝負したくて、ただそれだけだったのに、今は何かを忘れたくて、惰性で観てるような感じがして、それがまたしんどくて。

なんてぐっちゃぐっちゃ考えてたけど、始まってしまえばいつもの私だったかも(笑)


でも私の夏は始まる前から終わりかけだった。
予選で、PL、大阪桐蔭、龍谷大平安、報徳共に敗退。

今年は、PLに出てほしいと思ってました。
休部になる前の最後の夏だし。
PLに憧れて入ってきた子ばかりだろうに残念です。
何より、そんな子達に負ければ休部という大きなプレッシャーを背負わせてしまったことが本当に残念。
「勝たなければならない」「負けてはならない」というプレッシャーの中でプレーする子たちが好きで、だから私は強豪校が好きなんだけど、こんな切迫した中でプレーするのはもちろん見たくない。
PLが再び甲子園に戻ってくるのをずっと待ってます。
一つの時代が終わったのかもしれないけど、まだ終わらせないでほしい。


大阪桐蔭も3回戦で敗退。
選抜に出た高校は一種の燃え尽き症候群になって、夏には甲子園に出られない。
よく言われる選抜病ですが、そんなもの桐蔭には関係ないと思ってました。
だって出ることが目標じゃないもん。貴方たちの目標は甲子園優勝でしょ。
それなのに、今年はなかなかうまくいかない。

今年は谷間の世代だなあと選抜の時には感じていましたが、こういうチームの方が優勝するのが桐蔭だよなとも思ってました。
やっぱ谷間だったか…。

でも高山は選抜より成長したと思う。
11Kで2失点で勝てないなら、それはもう高山のせいじゃないよ。
高山は性格というかタイプが良い意味でも悪い意味でも桐蔭らしい子だなあと思ってたけど、打線が勝てる時の桐蔭らしくない。
2回戦が大勝してたので、3回戦はあまり打てないだろうなあと思ってたけどその通りになって残念。(なんで大量得点で大勝すると次の試合って打てなくなるんだろう)
もともと今年のチームは大振りしすぎ。
もっとコンパクトに打っていって良いし、なんなら小技だって使っていい。
シフトを後ろに置かれるなら、セーフティなんかで揺さぶればいいのに。
選抜で木更津に負けた時と負け方が同じだったことが、成長してなくて残念だわ。


龍谷大平安。
選抜で市岡くんが良くて期待してたんですけど…。
市岡くんのピッチングがもう一度見たかったし、選抜でエラーもどきで負けてしまった外野の子たちにリベンジしてほしかった。


そして報徳。
報徳は毎年良い子がいるけど甲子園になかなか縁がない印象。
今年は行けると思ったんだけどなあ…。


今年は私の好きな高校がことごとく負けていく年なのか、日大三も早実も智弁和歌山も済美も滝川二も青森山田も気比も……。
でもほかの強いとこも負けてってます(笑)
花巻東、興南、沖縄尚学、苫小牧、高商、育英、鹿実、相模…。
強豪校ばかりが毎年出られるわけではないけど、今年はあまりにも負けすぎではないか…。


そして第98回高校野球。

すごく印象的な試合がありました。
八戸学院光星。
何度も好きな高校と戦ったから、私の中で好きではない高校。
だって強いんだもん(笑)
好きじゃなかったけど、この日は9裏から応援してた。

八戸学院光星vs藤嶋擁する東邦。
9-5で光星リードで迎えた9裏。
ヒットが続いてどんどん巻き返してくる東邦に、アルプスから始まった手拍子とタオル回しに甲子園全体もそれに続いていく。
いつしか全体が東邦の応援してた。
最後はサヨナラでまさかの光星逆転負け。

過去には、佐賀北vs広陵や興南vs報徳、東海大相模など球場全体が片方のチームを応援する試合を観てきたけど、あれは本当に可哀想。
例え外人部隊でも、どちらも高校生でなんの差もない。
判官贔屓な観客に疑問を抱かざるを得ない。
あの観客の応援は9-9の時点で止めるべきだと思ったし、それに気付かない観客は高校野球についてもう少し考えてほしかった。悔しい試合でした。

試合後、エースピッチャーの桜井くんが「全員が敵に見えた」と言っていたそうだけど、こんなことを言わせる観客って何なんだろうって。
ヤジやら肩入れはTVの前だけにしなさいよ。
ほんと無粋ね。


好きな高校、履正社や横浜は所謂温存で負けました。
最近は酷使が批判される時代だけど、優勝した作新は結局エースほぼ完投だったな。
温存はともかく継投で優勝したチームは今までないのではないかな。
私の理想的な継投は、2010年4強の報徳の大西田村だったなー
あれが綺麗な継投だった。
完投も温存も継投も賭けには変わりない。勝負に負けただけです。

しかも作新の今井投手がなかなかムカつくくらい良かった(笑)
なんであんな飄々と投げたり打ったりするんだよーもー。
作新おめでとう。


私の夏は甲子園で白球を追いかける球児を追いかけることが夏で、任せてる感じがしないでもないけど、それでも10年以上そうやって過ごしてきた夏を今更変えられないから、そうやってまた夏を迎えるんだろう。
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