この間書いたように、読んだ本の感想です。
今度読もうかな?と思ってる本だったら見なかったことにして下さい(^_^;)
・オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎
なんとなく買ってみたけど、映画の『鴨とアヒルとコインロッカー』や『ゴールデンスランバー』の人でした。
内容はもう記憶の彼方ですが、どちらも観たことあって面白かった気がする…
大まかな粗筋は、コンビニ強盗をした主人公が逃げている途中(?)に、ある島へ連れて来られます。
その島は百年以上本土との交流が無く、本土と行き来をしているのは主人公を連れて来た人だけ。
島は鎖国状態で本土と文化が違い、変わった人が多い。
話の焦点になるのは島民から信頼されているカカシ、喋るカカシ(笑)
未来が分かるけど話さない、だけど起こったことなら教えてくれる。
鎖国以来島を離れる人はおらず、また入ってくる人はいない。
そんな中、主人公より3週間早く外から来た人物と主人公の二人が島に加わった。
そして百年以上前からある(いる?)カカシの殺害(?)を巡って島中が困惑する。
誰がカカシを殺ったのか?
そして、言い伝えにある「この島に欠けている物」とは?
…ここから感想。
カカシが喋るということで、カカシに関しては色々突っ込んではいけない気がするけど、他に突っ込もう。
→暗黙のルールで銃殺を許されている人物の弾丸の入手方法が気になった
→多分主人公は4日間くらい島にいたけど食事はどうしたのか(一部描写はあるが金が無く、1日中食べてる時間もなさそう)
→途中で(必要でも無い?)と主人公が予想をしていく「島に欠けている物」は、島民が心のどこかで欲している描写も無いので煽りすぎ感があった
→主人公が島に連れて来られる経緯と描写が欲しかった
→文章に句点が多い気がする(他の作品読んでないけどこの作者の特徴か?)
そんなとこかな?シュールな話だし、一から十までリアリティ持たせろってのは無理な話だけど、無理矢理でも良いから説得力持たせる所は持たせて欲しい。
でも登場人物は多いけど、話自体は読みやすく最後に色んな行動に意味が出てくるとこは面白かった。
主人公と島を案内した青年の会話の噛み合わない感じもクスッときた。
少し目を瞑れば楽しく読める作品です。
・虚ろな十字架/東野圭吾
これはたまたまTが読み終わったからと勧められた本。
大まかな粗筋は、40歳くらいの主人公の男性が過去に娘を事件で失い、一緒にいるとお互いに娘を思い出すから…と離婚した妻までもが事件に巻き込まれてしまう。
娘の事件の裁判では夫婦で死刑を強く求めた。
主人公は元義両親に裁判での死刑を求めるよう協力を頼まれる。
犯人の自首があり、強盗殺人で死刑が難しいと悟る。
離婚後交流の無かった妻の活動を知っていく中で、ライターの仕事をしていた妻が本を出そうとして書きかけになった原稿が見付かる。
妻が娘の事件を通じ、死には死をの死刑論者だったがあるインタビューを行い、考えが揺れ動いていたであろう空白部分が見付かる。
妻の仕事を調べるうちに、徐々に線が繋がって行く。
そこに関わる21年前の少年・少女の二人しか知らない事件。
心に抱えた闇が二人の人生を縛り、蝕んでいた。
罪は死であがなえるのか?
罰や死は反省や償いに結び付くのだろうか?
償いとは一体なんなのか?
主人公もまた死刑について考えさせられる。
…改めて思うけど、粗筋が難しい(^_^;)
読んでみてこれと言った突っ込み所はございません(笑)
この作者も有名ですが、初めて読みました…
読みやすく考えさせられる作品でした。
ただ気になるのは、最終的に主人公は妻の本の続きを書くことにしたのかどうか。
書いたとしたら、死刑をどのように捉えたのかがモヤモヤポイント。
あと罪を償う為に自首したのに不起訴の可能性が高いという部分もやるせない…
あの二人のその後が気になった。
という感じでネタバレすみませんでした。
それでも、もし興味が沸いたら読んでみて下さい。
そして、もう一冊…とは行かずまだ読み始めたとこです(>_<)
先日、本を買いに行ってショッキングなことがありました。
お会計で、昔に貰った文具券があったので当然のように出した所…
店員「これはお使いになれません」
俺「えっ?」
店員「2〜3年前くらいから駄目になったんです。貰ったらすぐ使った方が良いですよ」
図書券じゃないから駄目とかでは無く、文具店でも駄目らしい…(ToT)
酷くないかい?
発売は終了しても出回っている分に限っては、使わせてくれよ!
そんな訳で単なる紙切れと化しましたとさ…
その話をTとその彼女にした所、T彼女は「文具券なんてあるの!?」とさも存在しなかったように言うので、今度その存在を証明する為に見せ付けてやろうと思います!
恐らくその文具券の存在は、その為だけにあったのではなかろうかと(笑)
捨てずに取って置くもんですね(^_^)v
とりあえず皆さんも商品券貰ったらなるべく早く使いましょう。
…かなり長くなりました。
また本読んだら、思いだし次いでに感想を書こうと思います。
では、おやすみなさい!