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12/1 ホセ・カレーラス 〜ミュージカルナンバーを中心に〜

こないだの土曜日は昼間に用事を済ませた後、渋谷ヒカリエの上にある東急シアターオーブで行われた、ホセ・カレーラスのコンサートに家族して行ってきました。

このコンサートがあるのを知ったのは夏だったか…もうS席でもいいから…腹切る覚悟で行くから、とチケ合戦に参加すれどもかすりもせず。一般でも一瞬で売り切れ。AもねえしBもないんじゃね?とチケットサイトをはしごしたら、ようやく見つかりましたがなB席お一つ二万円也。もう…Sなんてね…覚悟決めてはいたけど買ったら死ぬなぐらいの覚悟でしたが。

海外から来られる方の公演って軒並みいい値段するけども、これは過去最高でした。一番下のランクの席の値段にしても最高額。そんでチケットの座席調べてみたら三階のいっちばん後ろときた。
シアターオーブもホセ・カレーラスも初めてだったので、半ばお試し気分で……音さえよければいいよもう。ていうか三階で音いいのかなあと半信半疑で行ったら、まー座席の高いこと高いこと。高所恐怖症の人はちょっと立てない。タナソニのさいたまスーアリを思い出しました。あれもえらい急斜面だったから、あれよりはいいけれど。
ステージをほとんど真上から見るような感じで、オケの全様はまるっと視界に入るレベル。顔の表情なんかはちと無理だけど、まあコンサートだしね、と思いながら開演を待ち、そして始まってみれば……もう。もう…!

二 万 円 ど こ ろ じ ゃ す ま ね え ぞ こ れ。

さすが三大テノールのお一人……滅多にないミュージカルナンバー中心の曲目ってだけでもえらいことなのに、声すごい演奏すごい歌すごい表現すごい。どれを取っても「すげええええ」の一言しか出てきません。
ソプラノ歌手の女性と交代で歌って、私がわかったのは「オペラ座の怪人」のラストでファントムとクリスティーヌが歌う歌と、「ウエストサイド物語」の「トゥナイト」、「ティファニーで朝食を」の「ムーンリバー」ぐらいだったか。そのどれも素敵で。原曲の美しさはそのまま、そこに最高の歌声が加わってたまりませんがな!声の迫力と伸びと、あと歌の表現力ってやつなんだろうか。そういうものがあるんだと感じたのはこれが初めてでした。何かの記事や言葉では聞くけど、実際に体感したことがないから何とも言えない…かったのを。今回初めて感じることが出来たのは嬉しかったー。言葉の一つ一つに意味が乗って、歌に風景が乗るというか、いやもう凄い。映画のシーンがぐるぐる再生されましたよ。

あとは親世代には嬉しい曲目だったようで、後で教えてもらったのは「南太平洋」とか、「ラ・マンチャの男」とか。他にも熱狂的なファンの方々からすれば最高のラインナップだったみたいです。歓声の上がり方が尋常じゃなかった。
しかしながら、曲はわからなくてもどれも素敵、どれも素晴らしい。本当に好きになれる音楽ばかり。わからないけどどうかなーなんてことは全くありません無問題。わからないから好きになれないじゃない。いや元々そういうのはない方だけど、理解が及ばなくても「これは好き!」と一瞬で思える歌の力でした。いつまでも聞いていたい、終わるのがもったいないと思えてしまうほど。
18時開演で休憩挟んでの二部構成、第二幕はアンコール続きで結局20時過ぎまでやってくれたかな。本当に!超豪華!…としか言えません。もう、豪華絢爛、満漢全席、お腹一杯、最高の贅沢。
これはかなり貴重な体験をさせてもらったと思います。滅多に聞けない。二度と聞けない…かも?シェリルさんの「こんなサービスめったにないんだからね!」を思い出したわーあーまじそれだわー。…まあオタクのたわごとはさておき、あまりに豪華な時間過ぎて疲れるとか一切なかったな、今回。
いつもは元気ももらうけど、ほんのり疲れもあったりするのに、今回は全く疲れがなかった。満足、大満足。
帰りは夢心地で渋谷の夜景を眺めつつ帰りました。
シアターオーブはホールとしては結構いいと思います。国際フォーラムよりいい。
でもトイレが少ないのが難点。そこだけです。

結論。
一生に一回は聞いとけ。
世界的にすごい人は本当にすごい。
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