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更新履歴

●十一周年企画
→「手記」完結
nanos.jp

この文面打つの久しぶりですね…ほんとご無沙汰の更新で年末に後味のよろしくないのを置いていきますね。

今年はアンソロだったり企画だったりに参加していた一年だったなあと。短編はいくつか書いていましたが、サイトの長編は本当にぱったりでした。来年はサイトに戻ってきたいなー…面白そうな企画あったらしれっと行っているかもしれませんが、まあ閑古なので遊んでもまあ。いいですかね。すみません。
こういう風に書き溜めて、どさっと更新になるかもしれませんが。なので企画の小説もあと一本を書いている最中です。遅くに遅くて本当に申し訳ない。もし目に止めていただけたなら幸いです。面白いよ、と自信を持って言えたらいいんですけどねえ。言える人が羨ましい。

そんな感じで水面下では動きながらも、サイトは実質停止状態だったので、来年は一ミリでも動いているサイトになれるようにしたいと思います。
本年も本当にありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願いいたします。


そんな私は明日から普通に仕事です(怨念)
年末年始でも仕事があればいいよ!って慰めにならないよ八百屋のおじちゃんや…

仕事納めは31日、仕事初めは元旦

特に年末気分もないけど、年賀状は書かなきゃなあとようやく宛名書きに入りました。全部印刷はさすがに寂しいかなと思って毎年の作業。字が汚いので申し訳ない。
いつ出せるかなあ。元旦に届くかは怪しいけど一応今年も届きます。でも描き始めたのが遅かったので今年はちょっと楽させてもらってるよーとここを知らない人たちへ。年賀状が1年に一度の生存報告だからなあ。お互いにそんな感じになってる人たちがほとんどですが。

今年の誕生日は胃腸炎になったり、クリスマスはだらっと仕事したりで特に何もしなかったなと振り返ってみて。最近は仕事の関係上、カレンダーを意識することがなくなってきたので、こういうイベントごとに対する意識が物凄く希薄になっている気がするのが、何か惜しい事をしている気がして勿体ない。
ので、落ち着いたらおっつけプレゼントでも探したいものです。靴か腕時計かその他。靴と腕時計は好きなお店があるので、そこで覗きたいなあ。

サイトの方にも戻れるようにしたいですね。準備体操が必要かもしれない。

ちょっと頭いっぱいになってきたので

あんたその程度でと笑われたけどしょうがないじゃないの、そういう仕様なんだからというわけで書き出してみました感想。
ずっと頭の中で色んな場面がぐるぐるしていたんですよね。なので整理整頓の意味も込めて。ネタバレしてると思いますので、注意。 

ちょっとすっきり。あと「智の青春」と「リリーのすべて」を書けばすっきりするかなあ。
今年は後半に入ってあほほど見たから。私にしては。

「この世界の片隅に」

戦時中の話だからもっと悲惨なんだろうか。もっと殺伐としているんだろうか。と構えて行ったら、そうでもなかった。 すずさんを通して見る戦前から敗戦までの物語。ただし、その視点はとても近く、とても低く、私たちと同じ所に合わせてくれていました。だからこそ、日常が歪んでいくスピードに驚くし、それに順応していくすずさんたちにも驚く。そこに怖さも悲惨さもないんですよね。途中、憲兵が出てくるシーンがありますが、それにしたって最後は笑って終わらせてしまうこと。確かに面白いエピソードではあるけど、ああそういうことで、と思うと釈然としない。

途中、劇的にすずさんの日常が変わる所があり、それまで見えていなかった歪みが明らかになっていきます。日常の歪みがすずさんも歪ませていくわけですが、空襲警報を淡々と数えるすずさんの声が一番怖い。

それと、空襲をそう描くのかと驚いた。絵面はほのぼのだけど、余計な情報が入らない分、純粋に怖いだけのものなんですが。
そして静かに落ちる原爆。 

どれもこれもすずさんの目を通した戦争なんだなあという印象でした。敗戦を知った時の悔しさも、おそらく被ばくしたんだろう妹の見舞いに行って「元気そうだ」とほっとしているのも。
町並みや風景の再現に物凄い神経を使ったとのこと。その中ですずさんと一緒に生きていた人や、通り過ぎて行った人、画面の中に映る人や建物に生活があって、その傍に戦争はあったんだなと。壊されたものと、残されたものと。

見終えた後に何かが残る映画ってあるんですが、この映画はこれまでの自分の上に降り積もるようにして残る感じかなあと。見終えた後は確かにすっきりするんだけど、あとから少しずつ存在感が増していくような感じがしました。

あと、ほうぼうで聞いてたけど、のんさんの声優は本当に素晴らしい。すずさんがそこで本当に生きているような声でした。
エンドロール後はちょっとしたサイドストーリーが見られるので、是非とも最後まで。ファンタジーもほのかに混じった日常だからこそ、ゆるっと入り込めたのかなという気がします。
出てくる人達が皆いい。好きだなあ。

「RENT」

20周年記念公演ということで、この機会逃さねえと思って行ってきました。元々、これの歌は好きでCD買って聞いたり、映画やった時は見たり、舞台をWOWOWで放送してくれた時には見たりと、作品そのものには触れてきたのですが、実際の公演を見る機会がなかなか得られず、ようやくという感じです。
20周年というと、多分、学生時代に友達と一緒に歌にはまった時だなあ。エンジェルが好きとか、色々話したなあと思い出しながら。

物語はある程度覚えてはいましたが、生の迫力に勝るものはなかったです。
お金にも生活にも、恋にも命にも迷っているような。歌の持つメッセージの生々しさが時に笑いを誘ったり、時に涙を誘ったり、不安を誘ったり、怒りを誘ったりと、歌で揺さぶられる場面の多いこと、多いこと。とにかくキャラクターがこれを訴えたい!と思った時に使われるのが歌なんですよね。だからほとんど、歌。
ミュージカルなので当たり前だろうけど、それにしても一幕80分、二幕60分の中では多いのかなあという印象です。
その分、訴えたいことがただの台詞よりも躍動感を持って入り込んでくるんですよね。笑いも怒りも涙も。なので、物凄く入り込んでしまう。この台詞を自分に置き換えたらとか、考えながら。いいんだか、悪いんだか。

瞬間、瞬間を燃やすように生き尽くすというか。足掻いてもがいて生き続けることの苦しさの中に、まぎれて入り込んでくるものの暖かさというか。その象徴がエンジェルだったりするのでしょうか。
舞台のエンジェルもかわいかったなあ。きらきらして、いつも笑っていて、だから静かに退場していくシーンでは会場のあちこちから鼻をすする音が聞こえました。

そうやって繋がっていく一日、一日をどんな記憶で数えていけるのだろうという。エイズやドラッグも絡んでいるので命のカウントダウンのような様相もありました。

そんなんで集中して見ていたからか、帰ってからはぐったり。お前その程度でと思われるかもしれませんが、私には「いやあ見た見た」と思えるがっつりした内容でした。なので、ちょっと気持ちを整理するために書き出してます。
でも、見て良かった。
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