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狂言レポ

まずは、いっぺーちゃんの解説から。


ここの能楽堂は微妙に外なんです。
暑いんです。

おまけに舞台には照明が向いてるし、いっぺーちゃん
「暑い、暑い。」とおどけた調子で始めます。

しかし…ピンマイクの調子がイマイチ…ちゅーか悪い。

一旦はいっぺーちゃんピンマイクを持って話し出したのですが、
「こりゃ、あかんわ」と思たんかマイクを外し、素の声で解説始めました。場内拍手(パチパチ)

大体狂言師はよく声が通るのでマイクなんかいらへん(ココ狭いし)

うっとりといっぺーちゃんの生声の解説を聞いてたのに後見の井口クンがハンドマイク持ってきた。

ひそかにブーイング。

ハンドマイク持った途端、キーン。

だから狂言師の声はよく通るんだって!


「入間川」
当主千五郎様が扮する大名がもうカワイくてカワイくて

ひっかけ問答に大ウケする大名。そのたびにくるくる変わる表情。
面を使わない狂言ならではですな。

あっつくって大変やろに、楽しんでいるようにさえ見える。さすがプロ!

お調子者で入間様を繰り返し、スッテンテンになった愛らしき大名様ですが、最後は入間様で強引に取り返して去っていきました。



「魚説教」
御歳88歳のおじいちゃま、人間国宝千作翁が扮する俄坊主。
「漁師のなれの果てです」のいきなり笑いを誘う台詞から始まります。

千作翁、お歳を感じさせないよく通る朗々とした声と足さばき。

床を踏み鳴らしたりジャンプするシーンは無かったけど、一カ所足さばきがスキップっぽかったような…お若い!


その千作翁の相手をするのが我らのモッピー扮する檀家。

モッピーはやはり茂山家の微笑みの貴公子ですな。
にこやかな顔で俄坊主の接待をするところなんぞ、その微笑みに見とれます。

しかし俄坊主の説法が怪しげになってきてからの、ものっそ不信そうな顔(笑)


それでも千作翁の俄坊主は魚の名前を連ねた説法を朗々と語ります。


最後は俄坊主を怒った檀家が追いかけて退場なのですが、おじいちゃま軽やか〜

本筋とは別にこの芝居中で惚れてしまったのが、途中から後見に入る千五郎さま

俄坊主に袈裟をかけたり黙々と後見のお仕事をされてたのですが(まあ後見は黙々とするものですが)そのお顔の凛々しさといったら

た…たまらん。ナイスミドルの魅力。


先ほど表情豊かに舞台をされてたのと違い、キリッとして背筋をのばして控えてらっしゃるのに思わず見とれました



「神鳴」
あきらさん扮する藪医者の登場から始まります。


途中から七五三パパ扮する雲間を踏み外したおドジな神鳴様の派手な登場。

神鳴様は神様なので狂言でも面をつけます。
それでも声は通るんですな、
凄いぞ!狂言師!
凄いぞ!七五三パパ!

面を付けてるので声は通ってても、やはり微妙にくぐもる。
そこが返って神様的な演出っぽく見えてしまう。

成りは派手でも意外とヘタレな神鳴様。
落ちたひょうしに腰を激打。

たまたま側にいた藪医者を脅したりすかしたりして治療させようとします。

藪医者の見立てではこの神鳴様、腰痛の上に中風持ち(これがアタリだった)。

旅の途中なんで薬が無いので針治療すると言われ、嫌がる神鳴様。
「痛くないように」て無理やて!ヘタレだ〜!

針治療が始まってからでも神鳴様の派手な痛がりようったら…面を着けてるので表情が見せられないからかなぁ……とにかく演技が派手!大げさ!動きで痛がり様を表現されてるんでしょうね。
痛がりヘタレ神様。

ようやく治療が済み天へ帰ろうとする神鳴様に藪医者が治療費を要求すると、神鳴様たまたま落ちたから持ち合わせが無いと言う(いつもは財布持ってんのかい!)

これから先の患者の治療費がちゃんと払えるように雨風をコントロールするという願いを対価に神鳴様はまた派手に帰って行かれました(笑)
七五三パパ素敵な動きでした



舞台が済んだ後はグッズ買い!

毎年ここの狂言会ではまだ8月だというのに来年のカレンダーが売られます。

できたてだそうです。解説でいっぺーちゃんが言ってました。

解説の時にいっぺーちゃんが休憩時間はお買上げの方に自分がサインする。
終演後は千五郎がサインすると言ってました。

この時ワタシは賭けました。
毎年終演後は2人がサインしてくれます。
出番の順を考えるとモッピーも居る可能性アリ。

いっぺーちゃんを諦め終演後に賭けました(もっとも今回の舞台で千五郎様に惚れたのでオーライだったのですが)。


予想ドンピシャ!
モッピーが千五郎様の隣に座っていました。

即、カレンダーを買いモッピーへワタシの満面の笑みを込め
「お願いします
生モッピー、サラサラサラとサインするとワタシに真っ直ぐ目線くれました。ああ幸せただでさえ超接近でドキドキなのにあのお顔は忘れませ〜ん


続いて隣の千五郎様に
「お願いします
千五郎様には目線は頂けませんでした(シクシク)。
お忙しそうにサインをこなしてお手すがらカレンダーを返して頂きました。(それでも超接近でドキドキワクワク)



幸せな夜でした。





おまけ

開演前、斜め後ろのお姉方(?)が四草クンの話をしてました。
虎ちゃんファンがここにもいらっしゃいました。
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