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鳴ってます、雨降ってます

稲妻が青い!
これがまたキレーなんだ。
雷鳴はウルサイけど。

あ、テレビ消えた。直ぐ点いたけど。


じつは半月が見えてます。

不思議な風景です。

明日は生狂言鑑賞だ

ブログ始めてからは初めてだけど、じつは毎年行ってるお楽しみ

彦根城博物館内にある能舞台で行われる夕涼み狂言会。

ここは観客席が少ないのでチケット取りは大変だが(じつはひとまかせ)観客席から舞台が近いのが良い。


演じるのはワタシが大好きな大蔵流茂山家

チラシによると
解説 いっぺーちゃん


演目

「入間川」
大名 茂山家当主 楽しいおじさん千五郎さん

太郎冠者 しっかり息子の茂さん

入間の某 やんちゃなじーさん千之丞さん


「魚説教」
出家 元気な人間国宝千作翁

檀家 われらがモッピー


「神鳴」
神鳴 お茶目な七五三パパ

医師 ライトなのに端正なあきらさん


地謡にいっぺーちゃん、茂さん、童司さん。


じつは3本とも初見。ただいま予習中!

遠藤淑子氏作品

短編の名手です。
もう20年以上のキャリアあるはず。


しかしこの方の画を上手いか下手かのどちらかに分類せよと言われたら……下手の部類でしょうか

腐母は味があると解釈してますが、画だけなら今時の新人の方が上手いでしょうな…


けどストーリーがとても良いのです。読後感がとても良い。(ヘヴンだけは例外ですが)

シリアスな話でもコメディで進める人なので展開に強引なトコもあるけどコメディ故に許されるとゆーか…


この方の作品に惚れたのは遠藤氏がまだ新人の頃の作品「大さわぎのウエディングマーチ」(これが評判よくてシリーズ化します)


ヨーロッパの小さな王国の世継ぎの姫エヴァンジェリン姫は財政赤字解消の為、金持ち王国の王子との結婚を決意。

しかし王子は挙式直前に事故で行方不明。

結婚イベントでがっぽり儲けようとしてた姫は外国人旅行者のオーソンを拉致し身代わりに仕立てようとするが、なんだかんだとあってテロリストに二人で拉致される。


拉致される直前だったっけ?
結婚して大儲けしるという話に呆れたオーソンが
「そんなに お国が大事?」と訊くと
姫が
「血税で養ってくれてるんだからな 幸せになってもらいたい」と言う。

この台詞に惚れた。
少女漫画のヒロインでこーゆー台詞を言うお姫様は初めてだった。

愛に目覚めたお姫様が愛の逃避行というのはよくあったが、自分の立場を自覚して民衆の為に自分がなんとかしようと頑張るお姫様は初めてだった。


作者自身、「自分の作品はどーも説教臭くなる」と言ってるけど、割と当たり前のことが嫌みなく、コメディで描かれてるので、温かい。


頑張る割にはトラブルメーカーの姫は事あるごとに執務官達を振り回してるが、大切なモノは何かちゃんと知っている。
だから執務官達も振り回されながらも姫に仕えてるのだ。


他の話もポトスが喋るとか、通販好きなお姫様とか、小金儲けに目がない大富豪の未亡人とか、とんでもない設定のが多々あるが、基本は前向きで読後感の良いのが多い。(ちなみにお姫様と未亡人には振り回される不運な人物アリ)

そして争い事を好まない。
トラブルに巻き込まれるドタバタコメディが多いので当然争い事にも巻き込まれてるが、最後は大抵争いでコトは収まらないという結末に落ち着く。


争いや戦争の虚しさを題材にした作品もある。このテの作品は救いのない結末が多い(ヘヴン等)


動物等を擬人化して自然に生きる野生動物達の厳しさを描いた作品もある(スマリの森など)


最近は4コマ誌でホストクラブを舞台にしたショートストーリーも描かれてる。これがまた暖かくて楽しい。

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