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「三都画家くらべ」前期

府中市美術館で4/15までやってる前期のを見てきました。電車の広告で一目惚れ→行きたい!となったのを。
本来なら元気よく行きたかったのに、前日に貧血っぽくなって休みーの、当日は大体良くなりつつも時々やばいなと思う瞬間もありーので一緒に行ってくれた友達には本当にすまんかった。貰った鉄剤効いてます。次こそは元気にいいぃぃ(;Д;)!!…もうそれが合言葉みたいになっちゃって、ほんとごめんorz

府中市美術館は公園の本当にはしっこにあるんですね。てくてく東府中駅から歩いていくと公園縦断になるんですが、ちょうど桜の季節で綺麗なもんでした。花見客も多い多い。美術館に至るまで花見がてらてくてく。売店の団子は味噌も醤油も美味しかった。

美術館は外観が綺麗なら中身も綺麗。そんで、まー広い。とにかく広いし、大きい。上野のあそことかそことか、比べるもんでもないけど広くて見やすかった……!
いや本当に見やすかった。照明も環境光もちょうどよくて疲れ目にならない。新国立やサントリーの真っ暗闇を思い返してしまいました。展示物によるんだろうけども、あの二つは暗すぎる。洞窟から出た感がハンパないもんな……。

内容もばっちり良かったですよ〜。三都と言う通り、江戸、京都、大坂の画家を一挙に楽しめます。
比べてどうの、というほど詳しくないので、単に絵を楽しんできました。
鮮やかな牡丹に孔雀、お祭りの様子だったり、もはやウォーリーを探せレベルに細かい虫や花の絵。面白おかしく描いた人の姿や、火桶の妖怪、これ人間?というものから風景まで。これだけの緻密さと色彩に囲まれるって幸せだろうなと思いつつ。
一番笑ったのはなめくじの絵(笑)なめくじと、なめくじが這った跡を絵にしてしまいました。気持ち悪さもありながら、生きている物への愛情もあるんだなあと。
個人的にありがとう!と言いたくなったのは歌川国芳さんの金魚ぼんぼり。もう可愛いしか出てこない。カエルの手をひいて歩く金魚の可愛いこと可愛いこと!金魚すくいの網を団扇よろしく持ってるのがね!お腹がぽんぽん膨れてるのがね!それが集団で歩くさまが可愛くてたまりませんでした。
友達と二人して大ヒットだったのは、同じく歌川さんのむだ書き。うん、むだ書きだね……と頷きたくなる自由さ。なんだけど、描かれた人それぞれにちゃんと個性があるんだよね。ど真ん中の猫は個性も何も面白かったけど(笑)あと、相合い傘はあの時代でもあったんだな。

どの絵も、描く側が描く対象に対しての愛情に満ちているというか。例えば猿なら、この人は猿が好きなんだなあと思うくらい愛らしかったり、お祭りの様子ならこの風景が好きなんだなと思うくらい楽しげだったり。
それは虫でも花でも同じなんですが、それらをひっくるめて静かに楽しく(笑)見ながら感じとる事が出来て良かったなーと思いました。とりあえず楽しい。

帰りしなにちょこっと覗いた盆栽の展示も綺麗でした。ボケの花は綺麗だね。幹のごつい松が好みです。

後期も見に行きたい!と思わせる楽しい展示でした。
次こそは元気に。マジで。鉄剤飲んでよく寝ます。友達にありがとう〜。
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