最終回だというのに前半のホノオくん、メタメタのボロボロ
描くモチベーションを上げる為に見た庵野氏らの『ダイコン3アニメ』を見て心の声どころか現実に叫びボロボロになって友達に担ぎ出されるという
「自分がやりたかったあれやこれや」
こーゆーことはえてしてありがち
つまり意外と割と誰でも考えてる考えつくコト。
先にやったもん勝ち
「自分が考えてた、やろうとしていた」はやらなかった者の言い訳にすぎない。
打ちひしがれながらもモチベーションは上がって描いた投稿作は遠回しに酷評されて、もう立ち上がれない
「明日から俺は大学生だ!青春を謳歌しよう!!」という(ここで大学生なん当たり前やろと激ツッコミ)また現実に気づいたような現実逃避を始めるも、自分の妄想の中で育てた愛、ワンダーマスミもトンコさんも他人の彼女。ツダさんは自分が何気にフッたことにも気づいてない
妄想愛だけで最終回まで盛り上がってたホノオくんは、ある意味創作者向きかもしれない(笑)
後半はダメ元(ホノオくん的には前担当者をすり抜けられると思ってはいたらしい)で送った小学館への原稿が、思いもよらぬ形で日の目をみることになり、遂にプロデビュー!
サインを求めてきた庵野氏とのやりとりが、真面目な人生訓だった。
「思ったほど嬉しくない、プロの責任感と不安で押しつぶされそう」
それでもホノオくんは庵野氏よりも一歩先んじたのか?
なのに、ここまでの物語がプロの責任感も不安もどこ吹く風のプロ作家・ホノオモユルの夢オチだったとは(笑)
『アオイホノオ』はモデルとなっている実在の人物達がいろいろな所でゲスト出演してるが、今回の岡田氏がオタクとしては一番オイシイ役だったんじゃないか!?
なんたって手塚治虫なんだから!
手塚氏は結構負けず嫌いでプライド高いから他人を手放しで絶賛することは、あまりないという。
今回岡田氏が演じた手塚氏もガイナックス組が考えた通りのツッコミ(手塚氏のキャラがいない)だったのか、それとも若い才能に嫉妬したのか、どちらだろう?どっちもアリだったりして
手塚氏を知らなくて場を凍りつかせた山賀氏も笑た。せめて手塚氏がドアの向こうへ消えてから言う空気くらい読もうよ
今回いっちばん笑ったのは、エンドロールの現実のゲッサン編集長の(怒)のコメント!
ドラマ中、えげつない描写だな
とは思ってたけど、そーか!島本氏の怨念の妄想が生み出した描写だったのか(笑)
ホノオくんを筆頭に暑っ苦しくてヘンな連中ばかりだったな(笑)
だからこそ彼らの`今`があるのだろうが…
凄いモノを作り出すヤツらは若い頃から普通じゃない!
暑苦しさに圧倒されながら、皆の派手な演技に毎回大笑いしてました。
だからゲストの素人の芝居もハマってたのかな、結構上手いとすら思った。