とんでもないサブタイトルでびびった
これは田無の気持ちかなぁ。
全て見終わるとそう思う。
カイトくんやっちまった
カイトくんピンチ
カイトくん鬱
というとんでもない出だしだったが、終わってみると保険金殺人の元締めビッグママの自供シーン以外は情緒があったというか、情があったというか。
それはカイトくんの目の前で飛び降りて死んだ田無の、いないのにいる存在感、もしくはいた頃の存在感。そんなんじゃないかと思う。
田無はグレてたけど愛情に飢えてただけで、それが満たされればちゃんと人を大事に出来る人間だった。
ビッグママに逆らえず殺してしまった妻もちゃんと愛してたし、美波のことも可愛いがった。
元カノとその娘も(誤解ではあったが)ちゃんと愛していた。
だからビッグママの洗脳に逆らえずにいたのに自然死的自殺をしようとしたり、美波に告発メールを 送ったりしてたんじゃないかな。
もしカイトくんが刑事とわかってたら、「警察に」じゃなく「甲斐亨に」だったかもしれない。
自分が追いつめて死なせた田無が自分のことを「いいヤツ」て言ってたことは、カイトくんにとっては嬉しかったか悲しかったか…美波はカイトくんを責めたり閉じ込めたりしてたけど、あてがわれた婚約者に迫られてカイトくんに助けを求めたのは、他の仲間じゃ頼りにならないことだけじゃなく、カイトくんを刑事とわかってたからかもとも思ったりする。
あのときビッグママから電話が入らなかったら、メールをカイトくんに見せてた可能性もあったのでは…というのは深読みかな。
ラスト美波はカイトくんにラブっぽかったし。
右京さんの名台詞が聞けました。
「あなたはアイリーンジャスミンみたいな人ですね」もなかなかだったが、やっぱり待ってたのは、
「たったひとりの相棒が手伝ってくれないものですから」
予告の時から楽しみで楽しみで、なのに先週おあずけ食ったから
いや〜もう歓喜の極みですよ。右京さんの方からカイトくんを「相棒」と呼ぶなんて
さらりと
鬱々していたカイトくんが美波と右京さんのおかげで急浮上。
特命室はむさ苦しい会議室と化す(笑)
捜一に近づいた時は「背中が痒い」なんて言ってたイタミンも「忙しい」と言いながらノリノリ協力だし、課長と大小コンビと米沢さんも
しかし先に協力を頼んだ時にイタミン達が田無を確保できてたら、大事にならなかったんだよな
間の悪い捜一コンビの訪問
カイトくんと甲斐パパの最初の会見は事務的だったが、後の会見はカイトくんの、
「親子ですから…」の台詞も甲斐パパの
「警察に残るのか?」の表情も、なんか今までにない情が通ってた感じがする。
そして大切な相棒を迎える右京さんの、
「紅茶飲みますか?」と「飲みます」と応えるカイトくん。
「おかえり」「ただいま」
本親子も擬似親子もええわぁ。
そんないいシーン満載だったのに、ビッグママの逮捕・取り調べ・自供の辺りが雑
今シーズン、犯人逮捕の辺りが残念な感じしてたまらない
たとえそれが物語のメインじゃなくても。
そこら辺りが今シーズン今までと違う気がする。
今までは頭のいい犯人や関係者を右京さんがじわりじわりと追いつめてチェックメイト!逮捕したり自首を促したりしてたけど、今シーズンは犯人逮捕と描く物語が違ってる気がする。
もしくは右京さんと張り合える犯人とかがいない?
唯一は初回の社くらいか?
彼女との再対決はいつだろ?
あるのだろうか?