たった今、通しで見終わりました。
ZEXALの今までの放送の中で一番泣いたかもしれません。というか、まだ泣いてます。ミザエルに語りかけた「もし次に出逢えることがあったなら」というセリフを聞いて涙止まらなくなりました。ミザエルを労わるような柔らかい声音と優しげな表情にこみ上げてくるものを押さえきれないです。
カイトが優しすぎてカッコよすぎてどうしたらいいか分かりません。追悼EDにトドメ刺された気分です。
そしてカイトの最期を看取って、涙を流したミザエルにも胸が熱くなりました。カイトとミザエル、お前らもう普通に友達じゃないか!
遊馬への「泣くな」のセリフは本当にお兄ちゃんらし過ぎて、ああやっぱ長男気質だな…と思わざるを得ませんでした。「お前は最後の希望なんだ」という言葉に、遊馬にどれだけ期待して信頼してるか見て取れました。普段の喝を入れるような感じではなく、声が優しいから余計に重みが増した気がします。
しかし本当に遊馬にベタ甘なんだよなあ、兄さん。
とりあえずミザエルへの「次に出逢えることがあったなら」のセリフは復活フラグなのだと信じてる!
ミザエルさん、カイトの身体をよろしく!地球に連れ帰ってあげて下さい。ミザエルなら出来るはず。
それにしてもカイトはやっぱ強かったな。ミザエルにも勝負では勝ったんだもんなあ。さすがカイト兄さん…。
…アニメ見てここまで泣いてるのはG00のロックオン退場以来かもしれません。。。
ぐずぐずな上、一度書いた感想が全部とんでしまって書き直したので、本当に思いの丈をぐあっと書きなぐっただけ感想ですが、よければ続きへどうぞ。。。
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前回の感想でも書きましたが、カイトは本当にミザエルのことを想って、ずっと考えていてくれたんだろうな。それはバリアン7皇が哀しい過去を背負っていると知った時からなのか、執拗に龍にこだわるところを見て何か思うところがあったのか…、いつからミザエルの内面まで気にかけていたのかは分かりませんが。
カイトが光子龍を手にして変わったこと、遊馬たちに出会って完全にいい方向に変われたということを今回カイト自身の口からハッキリと聴いて、彼は自分が変われたことを自覚し、以前の自分が酷い状態にあったことを冷静に振り返ることが出来る人なのだと分かりました。
だからこそ、頑なに龍のみに執着し、人を憎むミザエルのことを他人事だと思えなかったのかもしれないな、と考えました。カイト自身、遊馬たちと出会わなければ、ミザエルのように心を閉ざし続けたのかもしれない。そう考えてしまったらカイトの性格上、ミザエルのことは放っておけなかったんだろうな、と。(元同僚のゴーシュとドロワを気にかけていたように)。
同時に龍を大事にする気持ちとか愛情は自分じゃミザエルには敵わない、とも思ったかもしれない。
「最強の龍使いはお前だ」と言っていましたが、それは龍に対する気持ちの問題として、デュエル始まる前から『最強はミザエル』と思ってたかも知れないなあ。(例え技術的に負ける気はしない!と思ってたとしても)。
自分の過去を話し、かつ、ミザエルに過去を話して欲しいといったセリフに
「お前を知りたい、他人じゃなくてお前の口からきちんと聴きたい、お前と関わりたい、お前とちゃんと向き合いたい。友達になろう」という意味が込められてたんじゃなかろうかと勝手に解釈しました。カイトならすべて聞いた上で、ミザエルの葛藤とかも丸ごと受け入れてくれそう。
「光子龍がいたから(仲間が出来)、お前に出会う事が出来た。お前に何がったのか、聞かせてくれないか」は、ミザエルにとってすごい殺し文句だと思いました。しかもあんな優しい微笑みとともに言われたんですよ。下手な告白より甘いでしょう、アレ。カイトが自分のテリトリーに積極的に他人を招き入れるなんて、めちゃめちゃ貴重な気がするんですが。それだけ、カイトにとってミザエルは特別なのだろうなあ。
「お前に会う事が出来た=お前に出会えて嬉しい」だと解釈。同じレベルで同じ土俵で競い合える相手に出会えて、しかも似た者同士で気が合うなんてそりゃ、そんな運命なら喜ぶわな。
同じ龍使いだということだけで引かれ合った2人だけれど、カイトにとって遊馬との出会いが全てを変えるきっかけとなったように、ミザエルにとってカイトとの出会いが…ひいてはこのデュエルがミザエルの意識を変えるきっかけとなれたんじゃないでしょうか。
途中からカイトの声音がどんどん優しくなっていき、さらに中の人の演技やBGMと相まって、本当にいい放送回だったと思います。
カイトはもともと厳しさと優しさを兼ね備えた人でしたが、ハルト以外の人にあんな優しい柔らかな声音で語りかけたのはめったにない事ですよね。
カイトは口を開けば厳しい言葉が返ってくるというか、必要な事しか言わない(しかも厳しく)という人だったけど、根っこは本当に優しい人だったんだよな。。。てか、持ち前の長男気質で遊馬や凌牙には厳し目に接してたけど、素は対ハルトと会話してる時みたいな感じかなあ。
遊馬への期待と信頼も、ミザエルへの友情とリスペクト精神も、家族への愛情も、全部をのっけた声ですごい耳に残りました。
ところでヌメロンコード、No100来ましたね。でもカイトは手にしたカードがもう見えなくなってて、そこの演出も胸にきました。
オービタル7の声がどんどん機械的になって途切れていく場面にも目頭が熱くなりました……。
オービタル、最後に褒めてもらえて良かったね。カイトもオービタルが好きだったんだよ。主人の為に働いて主人の傍で逝くなんて本当に従者として幸せだったと思います。主人は守れなかったけど、主人がやり遂げたいと望んだことは死守したので、偉いと思います。
カイトさえも失ってしまった遊馬が、カイトから全てを託されたことで一段と強くなったことが嬉しいやら、見ていて切ないやら。過酷すぎるのに、本当に強いよ遊馬。
父親不在の遊馬にとって、厳しく導いてくれるカイトは、一番身近にいる年上の中でも家族に近い頼れる存在だったかもしれないのに。普通なら失ったら心折れるわ。
遊馬はその勢いでベクター倒して凌牙も取り戻してくれー!
最後にミザエルが号泣したまま「許さん!」と怒りを露わにしていたけれど、それはドンが同胞たちを喰ってしまったことに対してだけではなく、カイトの命を奪ってしまったことに対する後悔とこんな状況に追い込んだベクターに対する怒りもあるのだろうな。。。
……時空龍を選んでデュエルを続行したのはミザエルなので、カイトを追い込んだのは自分自身の行いの所為もあるんですが。
けど、あの時点では同胞がすでにいなくなり、帰る場所がもうないのだと知らなかったからなあ。そして唯一の心の支えである時空龍さえ自分の本当の味方じゃないとか言われたら動揺もするし、信じたくないと思う気持ちは分かるので、責められないんだよな。。。
カイトが復活したら、静かな月夜にでも夜通しゆっくりと…ぽつぽつと今まで会った色々なことを2人きりで語り明かせばいいよ。2人とも頑固だからぶつかり合うだろうけど、お互い同じくらい理解もしやすいと思うので、上手くやっていけると思う。一生涯、ずっと友人でいられる相手という気がします。
それはともかくとして、カイトからカードを託され「自分の信じる道を行け」と背中を押されたミザエルは、どう動くのだろう。こちらの希望としては、カイトの身体をいったん地球に連れて行った後、遊馬と合流して欲しいところだけど、多分単独でドンの元へ殴り込みに行くんだろうなあ。。。遊馬と手を組むという発想にはならなそう。
でもヌメロンコード持ったままドンの元に行くとか、それ若干ヤバいんじゃないのか?大丈夫か?
しかし、自分の知らない間に同胞みんなやられてしまったと聞いたミザエルの心境は如何ばかりか。
ナッシュは残ってるけど、ほとんど独りきりになってしまったと宣告されたようなものだから、相当しんどいよな。
そのドン…というかベクターVSナッシュは次回からスタートのようですね。
次回予告のふざけてるベクターが……;本当に煽るの好きだな、あの人。また警部ごっこやってるような1カットが…;しかもドルベとメラグのカード使っちゃうのか。。。
ナッシュはドン&ベクターに勝てるんだろうか。Wとやった時の感じだと相当強いと思うんですが、ベクター攻略法がちょっと分からないです;
最後ですが、カイト兄さん・オービタル7、お疲れ様でした。
X相手に見せた負けず嫌いで真面目な側面も、3勇士の時に見せた本当は熱いところも、同僚に対しての気遣いも、意外に面倒見のいいところも、全部好きでしたよ、カイト兄さん。
余談。
今回の放送を見て思ったんですが、多分、カイトは口には出さなかったけど、凌牙のことも本当はもの凄い心配していたのじゃないかなあ。凌牙がバリアンだと判明したあとで苦しみ葛藤し、苦渋の選択の末にナッシュとしてバリアンのリーダーに就いたことも、彼にはお見通しだったのかもしれないな、とちょっとだけ思いました。
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