なんだか今日は身投げ日和ですね。
青空と同じ目線に立って、急降下。
ビルの上を滑るように風を切って。
ビルが立ち並ぶ景色とか、ビルとビルの間の青空もクリアで。
ゴマ粒のようだった見上げてくる人々の姿。
ぽかんと口を開けた表情。ただただ、視線。
じめん、だ。
体が打ち付けられる衝撃と、波打つように裂ける肌。赤い血が。
そしてブラックアウト。

そんなことはなくて。
実際は途中で気絶して無様にへし折れる。
投身自殺はいつもは惹かれないんだ。