話題:レッド・クリフ

観てきました。ので感想。微妙にネタバレしてますので、嫌な方は気をつけて下さいね。
ちなみに三国志なんて読んだのは小学生だか中学生が最後で、最近になって触れたのは無双オロチの中でこんにちはというぐらい。



戦闘シーンは圧巻です。蜀の武将メインの個人の戦闘から、軍隊同士の軍略戦まで、どこにも手を抜いてないように見えました。
槍のさばき一つで敵兵がなぎ払われたり、一つ一つの動きがしっかりしているので、がっつりと見応えがあります。張飛の大声はネタみたいに見えますが。でも実際に書かれてるんですよね、確か。

船団や陣形の動きにも迫力があって、ことあるごとに鳥肌もの。

加えて、とにかく役者さんの顔がいい。かっこいいとかではなく。
文字から想像するばかりだったキャラクターに肉付けがされて、個人的には皆はまり役でした。とにかく配役が好きだ。関羽なんてもう惚れた。髭ナイス。趙雲も好きです。というか蜀メンバーは好き。
呉メンバーは魏・蜀に比べたら若干印象が薄い。周瑜メインで動くので、たまに孫権の影が薄くなります。しかし小喬と尚香が可愛い。黄将軍の顔つきも好き。

関羽や劉備、曹操など国を問わず、キャラクターらしい人ばかりでした。よく集めたな、ほんと。これは本当に凄いと思った。

戦闘描写に反し、心理描写が物足りない。周瑜と孔明の交流だけでもいいから、もうちょい掘り下げても良かったんでは。
心理描写のみ、文章をなぞっただけに見えました。文章を目で追ったものを、そのまんまやっただけ。だから驚きも発展もないし、解釈も見えてこない。
だから、いつトイレに立っても難なく見れそうな悪い意味でのハリウッド的映画。
本当にもったいない。

音楽や衣装は好き。変にこりすぎてないから見やすい。泥だらけ血だらけ汗だらけで汚れた服も素敵です。

そんな感じで観ていたら、肝心なところで「PART2に続く」。
PART1って時点で嫌な予感してたが、そこで切るなよ。キリよく行こうよ。次回への期待と共に若干の腹立たしさも募りました。

でも見ちゃうんだろうなーきっと。
次回予告を見る限りではそこそこ話が動きそうなので、楽しみです。

面白いは面白いので、オススメです。


とにかく関羽と趙雲がかっこいい。そして張飛は可愛いと見た。