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「サラの鍵」「灼熱の魂」



ナチス占領下のフランスの史実を元にした映画。
──少女は弟を納戸に隠し、鍵をかけた。すぐに戻れると信じて。


光に至るまでの物語。紐解かれていく事実は苦しく、身を切るような悲しさもあるけど、ただすりよって同情して泣くのではなく、悲劇の主人公を祀るのでもない。
丁寧にある一人の人生を追い、そしてようやく迎えた真実によって見えてくるものが、誰も彼もが抱えてきた全てをふっと昇華させてくれる。
あの時代、名もなく死んでいったユダヤの子供たちに向けての鎮魂歌のようでした。




カナダで一人の母親が亡くなる。二人の子供に向けた遺言から辿られていく彼女の人生には、残酷で過酷な真実があった。


運命ってのは嫌いですが、それもあるかもな、しかも過酷な形でのものが、と思わせる。こちらも史実を元にした映画。
歴史のうねり、大きな流れの中に悲劇が生まれ、それに人は抗っても逆らう術を持たない。むしろ持つことを許されなかった国が、母親の生きた国なのかと思いました。
流れに翻弄された果て、母親が知った一つの真実と母親の手紙。
闇の底を覗き込むような最後でもあり、そこに少し残った光を救って安らかさを得るような最後でもあり。
ただ多分、母親が最後まで守ったのは子供なんだろうなと思います。そこに、彼女の約束と安らぎがあるような気がする。



どちらも重く、ですが傑作。
おすすめします。

メールお返事

トンクル様
>初めまして。お返事が遅くなりまして、申し訳ありません;
いえいえ、宣伝板は色んなサイト様を知るのに、ほとんど自分が得するために置いているようなものなので、気軽にお使いいただけるだけでこちらとしては嬉しいのです。 閑古鳥が鳴いているよりは動いている方が賑やかですし、トンクル様の紹介文にしても大歓迎でしたので。その節はご利用くださりありがとうございましたv
おかげさまでトンクル様のサイトも拝見することが出来ましたし、こっそりこっそりイラストも拝見しておりました。ええ、こそこそと。鉛筆や水彩の温かみを感じられるイラストが、西洋などのファンタジー、それも軽いものではなく歴史や重みを感じさせるようなイラストで、ただ綺麗なだけではない雰囲気がとても素敵でした。イラストに奥行というか背景というか、描かれた絵だけのものではない空気といいますか……出せそうで出せないものですよね。捧げ物にあった風景の絵も波音が聞こえてくるようで、とても素敵でした。
こうして伺う機会をくださり、ありがとうございます。

また、こうしてまた拙宅に来ていただいて、イラストまで見ていただいて……更には嬉しい言葉までいただいてしまって!いいんだろうか、こっちが嬉しい思いをさせてもらってばっかりで……
カエルは思いの外、色んなところで好評をいただいているので、ありがたいかぎりです。ただ好きだからー!という理由だけが突っ走っての何故カエル、という感じでもありますが、そんな看板をしょってくれていたのなら今度からはバイト代でも払ってやりたいものです。いい働きっぷりをしてくれました。
おおおおお;いやいやいや、あなげなものにそんな滅相もないー;ありがとうございます!もともと、タロットのモチーフが好きなので、それなら旧タロットのリメイクよろしくやればあんまり考えなくて済むから楽だよね!と浅はかな考えの元の新タロットシリーズなんですが……。わーわーそんな細かいところまで見てくださって、本当にありがとうございます。そうなんですよー、見えないところに変に力が入ってしまうB型です。見えないからいいのにね、それで生産能力落ちてるのにね、と苦言が頭の片隅から聞こえてきたりもしますが……なんとなく変わってるように見えるかなと思っていたら、気づいてくださる方がいて!ありがたや!
タロットって絵柄に意味が多く込められているので、それを解きつつ色々眺めつつ描くと楽しいんですよね。そこにいかににじり寄れるか頑張ってみたりしていますが、そう言ってもらえて嬉しいです。
わ、小説まで!ありがとうございます!小説は色々ととっ散らかっておりますが、暇つぶしにでも眺めていただければ幸いです。
このたびは嬉しいメールをありがとうございました〜。こちらこそ、またこそこそと伺いますので、よろしくお願いいたしますv

これから映画観るっす

観たかった「灼熱の魂」と「サラの鍵」。
「灼熱の魂」が二本目なのはちとハードかもしれないが楽しみに待機中です。
並んでて混むかと思ったけど、映画館の広さに対しては少ないな人。

お昼も買って準備万端です。今日は一日映画館。
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