若沖の京都 KYOTOの若沖

今日は昼過ぎに起きて、京都市美術館の伊藤若沖展「若沖の京都 KYOTOの若沖」に行ってきた。

平日にも関わらず、すごい客だ…。絵を見に行ってるのか、人を見に行ってるのか分からない。

ポスターに載ってた、老松鸚鵡図は比較的きちんと見れた方。だが一番きちんと見れたのは、山芋の掛軸だったかな…。

それでも気になる絵はいくつかあった。鶴の嘴の内側に、ギザギザの小さな歯が並んでいるのが、必ず描かれている。
すると鶴の顔が恐竜っぽく見えてきて、やっぱり鳥と恐竜は同じ仲間なんだな…と、改めて感じた。

伊藤若沖の観察力もまたすごい、と思った。

布袋さんの絵がチャーミングで面白かった。
個人的に一番惹かれたのは、花○(字が分からん)番鶏図。
鳥たち同士の愛情…みたいなのを感じられる。

そして某カフェに行った。
「おからあげ」という、おからとこんにゃくを使って、鶏肉の食感と風味を再現した、というものを頼んでみた。
半信半疑で食べてみた結果、普通にまずい。
再現?この味のクオリティでは、にわとりに対して失礼。

カロリー気にしてる人にとっては良いんだろうけど…だったら揚げもん食べてる時点で矛盾してるだろう。

カフェに対しての感想は、以上。

これは最近悟ったことなんだが…ダイエットするにあたって、野菜食べることを心掛けるのは良いことだが、その野菜を消化し、栄養として吸収するには、内臓に働いてもらわねばならない。内臓を働かせるためにはエネルギーが必要で、そのエネルギーこそ、肉や魚に含まれているんじゃないか?

やっぱバランスが必要なんじゃないかな…。なにかと話題の、糖質オフも含めて。

オテサーネク

仕事が終わったあと、映画館に行った。ヤン・シュヴァンクマイエルの「オテサーネク」を見に。

ヤン・シュヴァンクマイエルはチェコ出身の映像監督。
80年代ぐらいの映画かと思ったら、2000年だった。

むかしむかし、子どもに恵まれない夫婦がいた。ある日偶然掘り起こした切り株が、赤ん坊の姿にそっくりだったので、大切に家に持って帰ると、切り株はまるで、本物の赤ん坊のように動き始めた。
木はミルクを飲み、パンを食べると、瞬く間に大きく成長し、母親を食べ、父を食べ、通りがかった豚・羊・羊飼い…をどんどん平らげ、どんどん巨大化していくが、ついに…。

という、チェコの民話「オテサーネク」を、現代社会で再現した映画。

DVD買おうか迷うほど、気になっていた監督・映画だった が、この超ローカルな映画館で、まさかのリサイタルと聞き、見に行ってきた。千載一遇とは正にこのこと。

さて感想は…DVD買わなくて本当に良かった。。
本当に恐ろしい映画だった。その技術も演技もすべて、「超一流」なんて言葉では全くもって足りないくらい、凄まじい映像作品であることは間違いない。だがもう二度と見たくない。

工芸って、美しいものじゃなかったっけ?小道具の造りがかなり凝ってるけど、なんだろう、「手作り」って、あったかいんじゃなかったっけ…。
今後、「木のぬくもり」なんてキャッチコピーを耳にするたび、この映画のことを思い出すだろうよ…。

オープニングでは、可愛らしい、元気な赤ちゃんの音声&スライドショーが、クラシック音楽と共に流れる。

いかにも、「赤ちゃんって可愛いよね!子どもって癒されるよね!だから家族って素晴らしいよね!」なんてメッセージが聞こてきそうな映像。
だけど、そこから転落する落差が本当にひどい。

子どもは天使?
子どもを持つことは当たり前で、「普通の」幸せなのか……?
もし赤ん坊が、親の望んでいたような、「普通の」赤ん坊ではなかったら?あるいは、両親の本当の子どもじゃなかったとしたら…。

これは、ありふれた価値観に真っ正面から戦い、マリノリティに希望をもたらす映画。
…ではなかった。真っ正面からグッチャグチャに破壊しにかかってくる。そして何一つ救わず回収せず、焼け野原に瓦礫の山を残して去る。そんな感じ…。

オティークは怪物で化け物だけど、本当の意味で怪物で化け物なのはオティークなのか、親なのか、少女、それとも世の中…。

最近、超にわかにシュヴァンクマイエルにハマっているが、どうも食べ物や、食欲に関する作品が、よくあるような気がする。
それが、一体どんな意味のこもった記号なのか、まだ皆目見当も付かない。

だが「オテサーネク」に関しては、食欲に加えて、性の問題(家族が欲しい、子どもが欲しい、不妊…等々)も絡んでいるような気がするから、ホラー(?)と見せて、実はめちゃくちゃ意味深長な映画なのかな?と思ったり…。

そんな夜でした。

23日と24日

23日は勤労感謝の日という祝日だったが、特に感謝はしなかった。

仕事が終わったあと、地元に帰って、イオンで梨杏ちゃんとご飯。
漫画「この剣が月を斬る」の1・2と「ハイキュー!!」の3巻までを貸した。
主に新撰組のことを教えてもらった。まだまだ勉強が足りない。
会社のことも話したりした。

もうな、会社の人間とは付き合いきれないし、仲良くする気もない。会社の人間関係に必要なのは、友好条約ではなく不可侵条約なのではないか?と、思うこの頃。

そば屋さんとコメダコーヒー美味しかった!!

そして翌日はおばあちゃんの家に行った。テレビでベン・ハーをやっていて、一緒に見てたけど途中で挫折した。やたらガチムチがたくさん出てくるだけで、キリスト教要素ゼロやないかい…。
諦めてちちんぷいぷいを見る。

晩ごはんは弟がチャレンジしていた。二時間もかかっていたが、不慣れだから仕方がない。味は普通にうまかった。

テレビで最新シリーズのゲゲゲの鬼太郎をやっていた。
全然面白くなかった……。
勧善懲悪のストーリーをやるのはいいが、人間との交流が少なすぎるし、妖怪たちのキャラも薄い。
うーん…



東福寺&伏見稲荷大社

本日は、iちゃんと東福寺・伏見稲荷大社に行きました。紅葉を見に。

ここはな というところで、ビビンバとパフェを食べた。めちゃ美味しい!
東福寺ではたくさん写真を撮れました。いい景色もたくさん見られました。だが、いかんせん人が多い。
東福寺なんて、今回初めて名前知ったのに、平日でこんだけ人 が多かったら、嵐山なんて大変だろう。
その後は歩いて伏見稲荷大社に行った。
おみくじを引いたが、iちゃんのおみくじ結果が的を得すぎていてびっくり。
その後はお団子食べたり、絵馬の面白イラストにツッコミを入れたりした。

京都駅に戻ってからは、ジャンカラでDance My Generation(ゴールデンボンバー)のダンスの練習に付き合った。もやは懐かしい。自分にとっては間違いなく、青春のナンバーというやつである。

そしてジャンカラの唐揚げは不味かった。iちゃんもラーメンが不味かったらしい。

旅行…もっと行きてぇな…。


シンプルライフ

最近本屋さんに行くと、「シンプルなライフスタイル」を紹介している雑誌やエッセイが多い。

例えば…「フランス人は服を10着しか持たない」とか。「〇〇さんが選ぶ、シンプルだからこそ本当に良い家具(文房具、調理器具等々)」とか、ボタニカル何とかなど。

料理のレシピ本コーナーにも、だいたい置いてある。

物をたくさん買わなくても・持ってなくても、健康で文化的で豊かな暮らしができる、っていうのは憧れる。
しかし不思議なことに、載ってるレシピが、たいがい朝からロコモコとかパンケーキとか、エビアボガドチーズサンドとかだもんな。
何の参考にもならねぇ……

ところで、毎日、本を読む時間が少なすぎる。読みたい本はたくさんあるのに、理解力が追い付かない。
こうしてまた一年が終わってしまうのかな。




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