はい、ここは今から倫理です。

久々に漫画読んだ。
マグメル深海水族館2。剥き出しの白鳥1。この2冊は面白かった。
微妙だったのは「はい、ここは今から倫理です1」。

高校の科目「倫理」がテーマの漫画なんて珍しいし、習ったことないから面白そうだったので読んでみたが…?マークだらけの出来映えだったわ。

嫌煙派vs喫煙者問題について、主人公である倫理の教師が「喫煙者とは、不当に部屋から追い出された被害者でしょうか、それとも周囲に害をばらまく加害者でしょうか?」と生徒に問い、老子の言葉「善なるものはわれこれを善とし、不善なるものもわれまたこれを善とせん」を説明。
過去イジメられた体験と高校デビューの狭間に悩んでいた生徒は、「その説と過去の自分を照らし合わせたら、そういえば過去のイジメは自分にも非があった」と反省する。

というエピソード。

一瞬なるほどなと思ったけど、なんか色々変じゃない?
喫煙者死刑派である私としては、そもそも喫煙者とタバコは、周囲の健康を害したり、ゴミのポイ捨てしたり、悪臭を放ったりするから追い出されるのであって、それを不当とは自覚なさすぎ。無害だったら誰もこんなに騒がないし、法整備だって必要ない。

この作者は大麻解禁問題に対しても、同じことを主張するつもりなのだろうか。

そしてこの作者、倫理に特に詳しいわけでもないらしい。テーマとしては良かったけど、やるならもっとちゃんと調べるべき。必修科目なのに体育か社会科のいずれかを選べるシステムとか…有り得んて。この作者、もしかして学校あんまり行ってなかったのかな。

次出すなら監修者付けたほうがいい。



春日大社のすべて&奈良仏像館

本日は、奈良国立博物館の展覧会『春日大社のすべて』に行ってきました。

春日大社の名品の他、復元品も展示されていた。X線などの科学技術から原本と同じ材料を特定し、伝統工芸の職人が知識と経験から当時の製法を推測。その製法でもって製作、復元したという。

螺鈿造りに関しては、人間国宝の職人の全面協力によって実現したとのこと。
そうして復元された刀、矢立、弓矢の美しさ…!触りたいとも思えない。触れない。学生時代の監督が見たら、なんとコメントしただろう。

他には絵画や絵巻物、工芸品など。鹿の置物がすごく可愛い。(重要文化財 春日神鹿御正体)

春日権現絵巻(?)というものも見た。ある偉い僧が病気になっていよいよ歩けなくなった時、仏様が美しい貴女の姿になって目の前に現れ、飛び去った。すると僧は再び歩けるようになり、翌日に天に旅立った、という話。仏様が現れたからというより、仏様が美女の姿で現れたのが大きいんじゃないのか?と思った。

次に向かったのは、博物館付属の『なら仏像館』。日本で最も仏像が充実している施設らしい。
教科書で見た覚えのある仏像がちらほらある中、最も感動したのは『如来立像』という名前の作品。
奈良時代頃に作られたらしいが、解説文に「木材の傷みが目立ち、苛烈な時を過ごしてきたと感じさせられる。」

手は無いし足は無いし、台座もない。(一木造りは台座も含めて一本の木を彫り出して作っていると最近知った。別々だと思ってた…)
穴空いてるし、背中は割れてるし、頭も傷だらけ、鼻も欠けている。今まで一体何があったんだ…?そして、よく今日まで残っていたなぁ…。

これが神や仏の力だと言うのなら、本当にそうだと思う。これだけ多くの人々から信仰を集め、守られてきたのだから。

そして唐から伝わった石像。背景にハートがたくさんあしらわれていたのが、すっっっごく可愛い!!でも一体なぜ?それともハートではなく葉っぱ?


獅子の像や十二神将像がすごくイキイキとしてて可愛かった。十二神将とは十二支を表したものだと初めて知った。漫画でよく出てくるのに…。

展覧会ショップでは、春日神鹿御正体のポストカードを買って終わり…のつもりだったが。博物館のショップに行って驚き。曽我蕭白の図録があるじゃないか!?

名作誕生展で見てから気になっていたが。13年も前の図録が売ってるとは。買うしかない…。
そして今後のために博物館編集の、仏像初心者向け解説本。

そして更なるワナが…絵本。何の絵本かって、九相図の大判絵本だ。なお九相図をググる時は閲覧注意で…。なんとどぎつい絵本なのだろう。しかし、九相図をまじまじと眺められる機会なんて、そうそうありはしない。

私の出費は、もはや食費と書籍代ばかり。おかげさまで積ん読の量がすごい。収納もない。

なお、今月は堺のアルフォンス・ミュシャ館にも行ってみたい。

5月に読んだ本

5月に読んだ本
・一刀斎夢録 上/浅田次郎
・このはNo.13 観察から識別まですべてがわかる!変形菌入門/文一総合出版

一刀斎…もとい斎藤一の生涯の小説。斎藤一かっこいい。今下巻で、どんどん辛い展開になっていく。今まで思ってた安直な、明治大正=文明開化?っていう華々しいイメージがどんどん砕けていく…。

この本で吉村貫一郎、林信太郎、久米部正親、市村鉄之助っていう名前を覚えた。市村鉄之助って、大昔に流行ってたPEACE MAKER鐵の主人公じゃなかったっけ?みんなが熱中してた理由が今になって分かったよ…。

下巻、もうすぐ西南戦争の場面。何かものすごい衝撃の展開がありそうで、嫌な予感がする。

「このは」は自然科学の雑誌。変形菌とは、菌というからにはカビやキノコ系の菌類…ではなく、アメーバの一種らしい。大昔の日本人が、カビやキノコ系の菌だと間違えてた名残で、今でもそう呼んでるのだそう。

そしてアメーバというからには、無色透明なミクロでネバネバしてそうな異様な生命体…ではなく、多種多様な色彩と見た目を持っている。

普段は細胞分裂で成長するが、最終的には胞子を撒いて子孫を残す。雌雄、もしくは雌雄以外の多数の性別を持つ。
カビやキノコでも、植物でもない理由はここにあるらしい。

色は無色透明なものから、虹色のものまで。見た目は、球形で指輪やイヤリングで本当によく見るデザインのものや、銀色の塊、もののけ姫のこだまの頭、食品のベーグル、スイートポテト、カプリコ、ダックワーズ、餅…などなど。

私の推し変形菌は、シラタマウツボホコリとツノホコリ。

古生物好きの自分としては、一体地球上にいつ生まれてきたのか、気になって仕方がない。変形菌の画像もっと見たい。落ち着いたら写真集買いたいな。




名作誕生

今日は、東京国立博物館の展覧会「名作誕生」と「サウジアラビアの至宝」に行ってきた。

「名作誕生」は以前、国宝展の混雑ぶりがあまりにキツすぎたので、行かんとこうかと思ってはいたが。偶然回ってきたツイッターで、「ゴールデンウィークなのにヤバいほど空いている」「こんなに面白いのにもったいない…運営大丈夫か?」といったリツイートが回ってきたので、行くことを決めた。

日本画の名作が作られるまでの過程を、テーマごとに着目した的な内容。例えば「模写」では、「書き手が何を重視しているのかによって、構図が反転したり、位置が変わったりする」ということで、ある中国の古典作品と、それを模写した伊藤若冲の作品、狩野派の作品をそれぞれ比べてみよう、といった感じ。

絵心ゼロの自分でも、これなら分かりやすい。

京都で伊藤若冲展を見て、鶏の水墨画の襖絵が好きだったのだが、行ってみてびっくり、全く同じ内容のフルカラーの襖絵があるじゃないか…!仙人掌(さぼてん)群鶏図というらしい。可愛いすぎた。

大雪の中で鶏がエサを探している絵(題名忘れた)も好きなんだが、それも今回一緒に飾ってて嬉しかった。

他にも、見返り美人図、洛中洛外図屏風、雪舟の四季山水図等々…これは確かに、ゴールデンウィークがらがらは寂しいかも…。

とはいえ平日の今日でも、結構お客さん来てた気がする。でもマイペースに見れた。建物内がめちゃくちゃ広いから。

音声ガイドは壇蜜と諏訪部順一。ラスト、壇蜜演じる見返り美人を諏訪部さんがナンパする茶番には、笑いを禁じ得なかった。

「サウジアラビアの至宝」もすごく良かった。名作誕生展で、様々な木製の仏像を見た後に、サウジアラビアの金属加工の像を見ると、両国の技術の高さに、いよいよ訳が分からなくなってくる。

そのまま常設展に行った。これまた驚いたことに、上村松園の「焔」があるじゃないか…。まさか実物を拝める日が来るとは、思いもせなんだ…。さらに上の階上がったら、長谷川久蔵の作品もあったし…。(大原御幸図)

一番スゲーと思ったのは、名前だけ知ってた下村観山の「春雨」。いやこれもうすごすぎひん?

しれっとすごいもんが多過ぎなんよ。

今回予定外で東京行ってしまったので…夏どうしようかな…。(縄文展)

道案内しよう

4月も1冊も本を読み終えれなかった…。休みの日にちょいちょい進めてはいるもののorz
やはり家に帰ると何もできない。家はもはや、泊まれる物置と化している。
精神力を会社で使い果たして、ゲームをする気さえなくなってきている。なおテニラビは飽きました。

そして4月25日水曜日。いつかこの身に起こるだろうハプニングが起こってしまった。外国人観光客に道案内をするっていう。

ひとり店で晩ごはんを食べていると、隣の席の外国人夫婦が「隣の人と同じもものを」と女子大生の店員に言ったが、理解できずテンパり…。助太刀すると「英語わかりますか?」「この辺で日本酒のお土産変えるお店知ってますか?」と…。

知ってはいるが、それを口頭で説明できる語彙力なんぞあるわけがない。引率することにした…。

アメリカのロサンゼルスから8日間ツアーで来てて、昨日まで東京に行ってたこと、日本はすごく好き、日本は信じられない清潔ですごいと思ってること、京都ひと多過ぎ、アメリカの寿司屋では箸を使うのがルールなので箸は慣れてるということ、日本酒は美味しいから家族も好き…ということを教えてくれた。

グランドキャニオンいつか行きたいと言ったら、あそこは超〜〜綺麗だよ!と教えてくれた。なお発音悪すぎてグランドキャニオンは通じませんでした〜〜グーグルの画像の力を借りました〜〜。

今時の小学生にも余裕で負けるカタコトもちゃんと聞いてくれる上に、しかも初対面の異国の人間の道案内を信用する…良い人達で、こちらが逆に助かった気分。

お母さんの名前がユナだったのは覚えてるけど、お父さん…すんません……orz

なお、ツアーで知り合ったというお友達夫婦にも遭遇し、なぜかこの人達の名前も覚えている…スージーとジョージ…。インド人だけどアメリカで暮らしてるという。

いざ百貨店の日本酒売場に到着した瞬間、お父さんの姿を一瞬で見失う。おもちゃ売場に着いた子どものように…。最速で一周して戻ってきたお父さん、試飲コーナーにやって来た。「君もお酒好き?」と聞かれたので「あっはい、イエス」と答えた。
お母さんはお酒は全く好きじゃないらしい。
しかしやったぜ、旅の外国人とお酒を飲んだぜ!試飲コーナーだけど。あと確かにめっちゃ美味しかった。

販売員の人が英語得意で助かった…。
「彼女の帰りが遅くなるんじゃないかしら?と心配しているそうですよ」
この場にいる人全員良い人で助かった…。

最後に百貨店の入口で写真撮って、握手して別れました。私の手元には無いけれど…向こうの家の思い出としてカウントしてもらえるなら、これ以上なく嬉しいし光栄だ。

英語…読み書きから再チャレンジしようかな…。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2018年06月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
アーカイブ
カテゴリー