話題:今日見た夢
絶対ヒロアカの影響だ。ほぼ戦闘パート。地味にキツい描写があったんだが。


ラスボスがいる廃ホテル付近で強力なシールドを解除したのはいいが、地下研究所のキメラ怪人の中でもとりわけ強い、特別個体3体に阻まれた混合部隊。


女型キメラ怪人が迫り来る中、攻撃を受けた鼎はふっ飛ばされたブレードを掴もうと必死に手を伸ばす。御堂は紅炎刀の火炎発動が残り僅かだが、その女型キメラ怪人に挑んでいる状態。


女型怪人は鼎を踏みつけ、容赦なく蹴り続けている。鼎の苦しそうな声。御堂は鼎と怪人をなんとか離し、火炎発動で斬るがうまくいかない。

「鼎っ!」
「和希はそいつを倒せ…」
鼎の声はダメージで小さく呻いている。手はまだブレードを諦めていないが、敵との距離が近すぎる…。
御堂はかなり消耗していた。持ってあと1分か、火炎が出来るのは。御堂は息を切らしながら女型怪人に果敢に挑んでいく。

御堂は火力を一気に上げた。鼎はなんとか起き上がり、一発銃撃する。弾は怪人の体に命中。


「無理すんなよっ!」
「私もやらねばならないんだ…。和希、そのブレードをよこせ。早くよこせっ!!」

御堂は足元に落ちている鼎のブレードを拾い→渡した。鼎はなんとか立ち上がる。さっきのダメージがかなり効いてる模様。
御堂も会話する余裕なんてなかった。火炎発動がそろそろ解除されてしまう…!


御堂は最大火力で女型怪人と戦うが発動の残り時間は僅か。解除されても必死に斬りかかる。
女型怪人は言葉を発した。

「コンナニ愉シイノハ初メテダヨ」
こんなに愉しいのは初めて…?こいつ快楽を覚えたのか!?
鼎はブレードを再発動。かなり息切れしてるがまだ戦える。こいつらを倒さないと鐡の所へは行けない。


一方、二階堂と鋼は男型キメラ怪人Aと戦っていた。この怪人、身体能力が異様に高い。スピード戦みたいになっている。
鋼は飛ぶことでなんとか怪人に追いつき、銃撃している。二階堂は走りながら左腕を構え、遠距離から雷撃で攻撃。こいつ、素早い!2人の連携は自然だった。

「鋼、そいつを捕らえられない!?」
[そんな機能ないぞ]
「動きを止めるしかないようね。どうする!?」


晴斗と囃も男型キメラ怪人Bと交戦中。狭山は弓型武器を使い射撃し、援護。

「おいおい暁、こいつとんでもねぇパワー系だぞ」
「囃さんの刀でも効かないのか…」
「暁、お前…あのじゃじゃ馬剣を使え。最強の浄化の剣だったか」
「あれまだ使いこなせてないってば!」
「ごたくはいいから変化させろ」

晴斗は大人しく無限剣を浄化剣へと変化させた。


御堂と鼎は女型怪人相手に泥試合みたいな様相を呈している。女型怪人は楽しそうに鼎をターゲットに攻撃しているのだ。
「愉シイナ、痛ミツケルノ」
「てめぇ…!」

鼎はひたすら銃撃するが、ダメージのせいで的を外している。ブレード再発動でもなかなかうまく行かず、怪人の成すがままにされていた。

御堂は隙を見て鼎の元に来る。
「鼎…大丈夫か?」
「まだ…戦える…。死ぬわけには…いかないから…」

御堂は後衛部隊のさらに後方を待っていた。彩音達はまだここに到着していない。後方隊は雑魚や強化態に阻まれていた。


本部・司令室。この戦況に宇崎は焦り始めていた。キメラ怪人特別個体、強すぎる。幹部クラス以上だ…。


そんな司令室に現れたのは蔦沼長官と息子の真治。

「長官、なんで来たんですか!?体は大丈夫なの!?」
「なんとか持ち直したよ。次に症状が出たらかなり危ないけどね」
「親父、寝ていろよ…」

宇崎は蔦沼にあることを話す。
「キメラ怪人に佐伯が絡んでいたのか…。悲しいな。そのキメラ怪人特別個体を倒す鍵、後衛部隊にいるよ」
「後衛に!?」
「駒澤彩音の弦巻刀が戦況を変える」


その後衛部隊の残りはようやく中継地点C付近の地下研究所へ到達。その面子には彩音や柚希などがいた。


彩音は早速弦巻刀を鞭のように展開。柚希は戦闘スーツで忍者のようなトリッキーな戦いを繰り広げる。

「ごめん、来るの遅れた!」
「兄貴、加勢するよ!!」

後衛部隊の後方は何かを用意していたらしい。それで遅れたんだ。
「桐谷さん、かましてやって下さい!」
彩音は合図をした。
「了解したよ」

この通信から聞こえるマイペースな声…銃火器なら何でも来いの桐谷さん!?
数秒後、地下研究所に激しい音と振動が。桐谷がロケットランチャーを撃ち込んだ模様。

「残りのキメラ怪人を一網打尽にしますよ。次行きますから、皆さんはガンガン攻めて下さい」

桐谷さんがいれば頼もしい。すぐさま2発目のロケットランチャーが撃ち込まれる。地下研究所はカオスと化してるが、桐谷のおかげで戦いやすくなった。


「鼎、ひどい怪我…。無理しなくていいんだよ!?」
彩音の声に鼎は答える。
「私は生き残ると決めたんだ…。ここで倒れるわけにはいかない…」
彩音は鼎の脚を見た。出血している。彩音はそんな鼎を無理やり制止して止血に入った。

「止血しないと危ないところだったよ。無理しちゃダメ。今は後衛も全員いるんだからたまには私達を頼ってよ!鼎…1人で抱えこまないで!」
彩音は泣きそうな声で必死に言ってる。
「彩音…」

鼎は女型怪人のダメージが思ったよりも深かった。御堂もダメージを受けている。
彩音は弦巻刀を使い、2人を安全な場所へと移動させた。


「おい彩音!?どういうことだよ!?」
「御堂さんと鼎は休んでて。ここは私がやるから!」

彩音は刀に念を込める。刀身の鞭が長くなり、鍔から二股になった!?
「この刀、ようやくわかったのよ。正しい使い方をね」
弦巻刀は二股に分かれることが出来るらしい。そしてそれぞれの鞭は独立して使えると。彩音はその鞭を自在に操り、ギリギリと女型怪人を追い詰めていく。
これには女型怪人も予想外だったらしく、ダメージを受けている模様。

彩音は一気に力を込め、弦巻刀で女型怪人を倒した。斬り刻んだのだ。


彩音は弦巻刀を通常に戻した。そして次の場所へと行く。晴斗と囃・狭山がいる地点。


御堂と鼎は彩音の活躍に驚く。弦巻刀が鍵だったのかよ…!


晴斗達がいる地点。狭山は必死に弓型武器で光の矢を放ちながら男型怪人Bと交戦中。晴斗は最強の浄化剣に振り回されながらも挑んでいるが、パワー系の怪人には歯が立たない。
囃は鉄厳刀をようやく抜刀。鞘も武器になるため、二刀流状態で男型怪人Bと激しい戦いを繰り広げてる。

「言うこと聞けよ!この剣!頼むから力を貸してくれよーっ!!」
晴斗はすがるような思いでじゃじゃ馬剣に話しかける。剣に振り回されているせいで、晴斗は怪人に立て続けにダメージを受けていた。

狭山は冷静に武器の弓モードを強化。光の矢は複数同時に放つことが出来る。刃同様、緑色の光の矢だ。狭山は武器に集中した。
「晴斗・囃、離れろ。これから強力なもんをお見舞いするから」
狭山の構えは矢をつがえている。よく見ると矢の数多くない!?光の矢だから自由に数を変えれるのか。

狭山は何の合図もなく、いきなり矢を放った。無数の光の矢は男型怪人Bに全て命中→致命的なダメージを与えたことにより、撃破。矢は弱点の頭も捕らえていた。

「この弓、舐められちゃ困るな。百発百中の精度があるからね」
「狭山、出し惜しみはやめろ!それをもっと早く使えよ!!」
2人からツッコミが入る。
「この弓、ある意味最強だから使える人が限られてんだよ。1度に無数の矢を放てるやつはそうそういない」

これが元幹部の実力…!
彩音はいつの間にか怪人を倒した狭山を見た。狭山さんはやっぱりすごいや。
彩音はダッシュで次の場所へと向かう。二階堂と鋼が交戦中の場所だ。


二階堂と鋼は男型キメラ怪人Aに苦戦中。スピードに追いつけない!
彩音は2人の姿を見ると通信した。

「今から援軍に行くから!」
「彩音さん!?援軍って相手は身体能力が異常なやつだよ!?追いつけないですよ!?」
「その必要はないよ。二階堂さん・鋼さんも」
[どういうことだ?]

2人は後方から伸びた鞭状のものを見た。よく見ると刃が付いている。これは弦巻刀?
「どこまで伸ばせるかわからないけど、やってみるね」
伸ばせる!?あの鞭ってか、刃って伸ばせるの!?

彩音は集中した。刀身は二股になり、そして3つに分かれた。それぞれが触手のように怪人を追い詰める。彩音は感触でわかったようだ。

「捕まえた」

鞭状の刀を自在に操る彩音は鋼と二階堂に通信。
「今、ガッチリホールドしてるから攻撃してやって!。私もギリギリやるけどね」
「わかりました!」
[御意]

二階堂と鋼はそれぞれ腕の武器を展開→鋼は強力な火炎放射、二階堂は左腕の雷撃をエネルギーチャージした上で一斉に放つ。
彩音は絶妙なタイミングで怪人を鞭から離した。2人の連携プレーにさらに柚希がジャンプしてフェードイン→クナイを叩きこむように撃ち込む。

「彩音さん、私も忘れないで!」
「柚希ちゃん、ナイス!」


この男型怪人Aは厄介だったが、柚希の活躍もありなんとか撃破。柚希は戦闘スーツじゃなかったら間違いなくやられていただろう。


厄介なキメラ怪人特別個体をなんとか撃破した混合部隊。彩音は柚希と共に怪我人の手当てをしている。
桐谷はというと、地下研究所の破壊に兵器を撃ち込んでる状態。キメラ怪人を1匹残らず消すためだ。

通信が入る。桐谷は工作班と共に行動している。
「地下研究所は私達が破壊します。皆さんはホテルへ向かって!」
「お前ら行くぞ!」道真が鼓舞する。


彩音達は怪我人の手当てに回っていた。鼎が想定外のダメージを受けている。彩音は元救護隊員。
彩音は安全な所に鼎を寝かせ、柚希と共に手当てをしていた。


「柚希ちゃん、今から鼎の仮面を外すけど…素顔を見ても変な反応や嫌な反応をしないでね。鼎が傷つくから」
「わ…わかりました」

柚希は戸惑いを見せる。彩音は手慣れた様子で鼎の仮面をそっと外した。鼎は気を失っている。
柚希は初めて鼎の素顔を見ることになる。角度の関係で見えないが、柚希は想像以上に酷い顔の大火傷の跡にショックを受けた。

「鼎さん…だから仮面を着けてたの…?」
「柚希ちゃんにはショッキングかもしれない…。鼎はあの事件以降、ずっと仮面を着けざるを得ない生活をしていたから…。顔はダメージ受けてないね。仮面、元に戻さないと鼎が起きた時にパニック起こしちゃう」

パニックを起こす!?
彩音は淡々と仮面を着けてあげていた。鼎はまだ気づかない。ダメージは脚や腕が酷いようで、時折苦しそうな声を出している。


「鼎からしたら仮面は身体の一部だから、ないと気がついた時にパニック起こす可能性があるの。柚希ちゃん覚えておいてね」

柚希は鼎の素顔が脳裏から離れなかった。だからずっと人前では仮面姿だったんだ…。あの大火傷の跡じゃ…。


御堂もダメージを受けていたため、彩音の手当てを受けている。

「いってぇ…。鼎はどうした!?」
「手当てはしたけど気を失ってる。あれは想定外だったからね」
「俺達は後から合流か…」

「怪我が酷い場合は離脱せよとのことだけど、御堂さんと鼎はまだ戦える。私達もサポートするからさ」


キメラ怪人特別個体との戦いで負傷した隊員多数。彩音達後衛部隊・後方は先頭集団から遅れて合流することになる。
廃ホテル前には機動隊と翳珠後方班・ゼルフェノア工作班が待機していた。



彩音がいなかったら詰んでる展開すぎる…。柚希は初めて鼎の素顔を見てショック受けたりとか、戦闘パートが地味にキツいなこれ…。

鼎さんが容赦なくやられるシーンはキツい…。


特別個体相手にはまさかの彩音の弦巻刀が鍵だったとか。鞭状の刃、2本・3本に増やせる上に長さも変えられるっぽい。
狭山は出し惜しみしないで、それをもっと早くやれと…。元幹部の実力は伊達じゃないが。