話題:今日見た夢
変なところが生々しくて、場面もそこそこ目まぐるしい感じで。


解析班と工作班のおかげで廃墟街にある、謎の地下要塞に行ける正規ルートを発見。廃墟街に任務へ行くこととなる。


「…解析班の2人、地下要塞への正規ルートを見つけたのか。…って、なんで今回は柚希も一緒なわけ!?」
御堂は妹の柚希をガン見。柚希は黒い戦闘スーツ姿だが、マスクは着けてない。戦闘スーツは2ピースタイプになっており、首から上だけ着脱可能。

「行ける人が限られてるからでしょ?兄貴。彩音さんと晴斗くんはもっと強くなりたいと鍛練強化で行けないし、そしたらこんな面子に…」
組織車両には御堂兄妹・囃・鋼・狭山・霧人の6人。運転手は霧人。御堂兄妹は兄妹初めての任務となる。


「ここが地下への入口だな」

組織車両はトンネルの前に停車。場所は山あい。車がほとんど通らない道。人気すらもない。
見るからに薄暗くて長いトンネル。廃墟街にこんなトンネルあったのかよ!?
6人は車から降り、地下へと向かう。柚希は戦闘スーツのマスクを装着。何が起きてもおかしくないため。

「鋼、何か見えるか?」
囃が鋼に聞く。
[ただのトンネルにしか見えないぞ]
この任務に機械じかけの分身の鋼を同行させたのには訳がある。鋼は機械故に、時空が歪んでいる廃墟街の影響を一切受けない。


ゼノクでは二階堂ら3人が本部へと向かっていた。職員の鹿本とゼノク隊員の御子柴も同行しているが、これは本部にとある装置を設置するため。

「長官からとはいえシミュレーション怪人訓練装置、本部に今頃設置って遅いよね」
「鹿本さんと御子柴さんは本部初めてなんだっけ?」
二階堂は2人に聞いてる。御子柴はゼノク隊員。鹿本は二階堂の同僚。
「私はゼノク職員だよ!?本部なんてそうそう行けないから!ニカさんは戦力として必要だから行くんでしょ…?」
「長官から命が下ったからね。本部へ行ってきなって」
「長官は最近、鐡と対話したっていうけどどういう意味なんだろう…?直接なわけないよね」

鹿本は気になっていた。


本部・研究室。鼎は研究助手として慣れ始めていた。助手とはいえ格好は制服姿のままだが、これは空操も同じ。
研究室は少し変わっていた。広い研究室内には鼎専用スペースの小部屋があり、研究室奥にはなぜか病院にあるようなベッドが1つある。しかも仕切り付き。仮眠用には見えないが、研究室はちょっとした謎がある。

「今頃御堂さん達、地下に着いたんですかね〜」
空操が鼎に話し掛けた。
「着いたんだろうよ。面子的に安心だな」
鼎は装備の研究に回されていたが、嫌ではなかった。鐡対策には装備も重要だから。


廃墟街・地下。6人は薄暗いトンネルを抜けるといきなり地下へ出た。トンネル内は坂すらもなかったのに…。いきなり地下って、なんでもありの廃墟街だから驚かない。

「和希、ここ…ヤバいぞ…。めちゃくちゃ広いな〜」


そこには複雑に入り組んでいる地下要塞が広がっていた。鋼は解析班の正規ルートを示す。
[この道を行けば迷わない。地下要塞奥には神殿みたいな場所があるそうだ]
「神殿!?」囃は嬉しそう。
「リアルダンジョンかな…」
御堂は冷めている。


鋼と柚希はゼノク製の高性能の機械じかけの分身と、同じくゼノク製の高性能の戦闘スーツ。柚希はマスク装着だと、視界が広くなる。
黒い戦闘スーツ姿の柚希は忍者のよう。柚希の先輩の二階堂は義手義足で堂々と戦うようになったため、戦闘スーツで戦うのは柚希だけに。
柚希は経験が浅いのもあるが。

「兄貴!今のところは敵はいない。どんどん進むよー」
柚希、ノリノリ。
「あぁー、柚希危ないから慎重に行けって!」
兄、ハラハラする。


やがて6人は地下5階相当に到達。そこには神殿のような場所が。
「地下神殿じゃんか…!」
囃はぼーっと見上げてる。

「何が出てもおかしくねぇぞ。囃、何冒険気分でやってんだ!」御堂は必死。
「リアルダンジョンにわくわくしない方がおかしいだろ!」
「お前なぁ…」


本部・司令室。二階堂達はシミュレーション怪人訓練装置を持ってきたと、報告。宇崎はそれを館内のトレーニングルームへ設置。装置は意外と小さいため、屋内と屋外に設置した。


「悪いな二階堂・鹿本・御子柴。わざわざこれを届けに来てくれたのか」

「長官からの命です。鐡対策にと。私は本部に残ります。いつ、敵が動くかわかりませんからね」
二階堂は以前よりも自信がある様子。相当ハードな訓練をしてきた模様。


トレーニングルームでは早速、晴斗がシミュレーション怪人と戦っていた。
「最初は強さを『弱』にした方がいいですよ」
二階堂は怪人に吹っ飛ばされた晴斗を見て呟く。
「それ先に言ってよーっ!」

晴斗はシミュレーション怪人相手に振り回されていた。
鍛練していた彩音もたじたじ。どうやら晴斗はいきなりシミュレーション怪人の強さを標準の「中」にしてしまったようなのだ。シミュレーション怪人は倒すまで消えないシステム。晴斗はいきなり苦戦した。


地下では探索が進む。

「何も出てこないな〜。つまんな〜い」
柚希はつまらなそう。
「柚希、これは遊びじゃねぇんだぞ!」
「兄貴、わかってるってばー」

兄妹のどうでもいい会話。


本部・研究室。鼎と空操は淡々と作業してる。

「鼎さん、先輩とかなり仲良くなったって聞いて…。先輩と付き合っているんですよね。組織公認みたいになってるから…」
「お前も知ってたのか」
鼎は空操に背を向けたまま。背中が寂しげだ。

「あの日、休憩時間に小部屋に2人でいたんですよね。先輩、研究室出る時に複雑そうな顔してたから気になっていたんですよ。あと先輩、鼎さんのこと…ものすごく気にかけてました」

鼎は無言。空操は気まずくなる。
「か、鼎さん…その、なんかすいません」
「いいんだよ」

鼎は僅かに振り返る。白い仮面が僅かに見えた。仮面故に表情がないはずなのに…なんだろう、憂いを帯びている。鼎は空操の方を見た。空操は鼎から目線が動けない。

「鼎さん…どうしたんですか?」空操は鼎の異変に気づく。
鼎は突如、激しい発作を起こしてしまう。鼎は崩れ落ちるようにして倒れた。空操は必死に苦しそうな鼎を介抱するが、なかなか発作は治まらない。

「鼎さん!鼎さん!しっかりして下さい!!鼎さんっ!!」
空操はパニックになっている。宇崎は異変に気づき、研究室へ駆け付けた。


しばらくして。研究室のベッドで鼎は寝かされている。腕には点滴。
鼎の発作は今までとは違うものだった。主治医の海堂も駆け付けていた。

「紀柳院さんの発作は治まりました…が、彼女の身体は確実に蝕まれています。休ませて下さい。御堂さんにも連絡しましたから」
「今頃御堂のやつ…ここへ向かっているだろうな」

宇崎は御堂を気にする。


廃墟街。御堂は海堂から連絡を受け、急いで本部へと向かう。

「わりぃ、急用が出来た!俺本部に戻るから!」
「兄貴、行ってらっしゃい。声、聞こえてたよ。あの電話…鼎さんのことなんだよね?」
「柚希は任務続行しろよ…」

御堂は車に積んだ折り畳みMTBを使い、急いで本部へと向かう。鼎は今までとは違う発作を起こしただと!?


しばらくして。御堂は本部へ到着。かなりゼイゼイ言ってる。
御堂は疲れた体でそのまま研究室へと向かった。御堂は研究室へ入ると奥に通される。そこにはベッドに横たわる鼎の姿が。

「鼎は今だいぶ症状が落ち着いたんだが、薬で眠っている。和希…鼎は命に別状ないから安心しろ」
宇崎は宇崎なりに御堂に声を掛ける。
「安心…出来るかよ…!」
御堂は鼎の手にそっと触れる。

「室長、鼎の発作…今までとは違っていたんだよな。先生はなんて!?」
「鼎の体は確実に蝕まれていると言っていた。鼎を一時的に研究助手に配属させたのはいつ、何が起きても対応出来るためなんだよ。研究室は設備が整っているし、病院にも近い。研究室近くの連絡通路を使えば隣の病院に行けるんだよ」
「それであいつをここにしたのか…」

「鼎の居場所がないと、辛いだろ?あいつにとってもな」

しばらくして鼎は気がついた。
「和希…戻っていたのか…?」
「俺だけ早抜けして貰った。5人は任務に行ってるよ」
「そこまで必死にならなくてもいいのに…」鼎の声に力がない。
「お前が大事だから必死になるんだよ…!大丈夫なのかよ…?」
「あぁ…。寝ていたおかげでだいぶ良くなった。今までとは違う激しい発作が出たから焦ったが、空操のおかげで助かったよ」
「空操…」
御堂は空操を見る。

「先輩、鼎さんのことお願いしますよ」
「当たり前だ」


休憩所。御堂は彩音と話をしていた。

「そんなことがあったんだね…。じゃあ鼎は休んでいるんだ。研究室で…」
「研究室のベッドはそういう意味だったのか」

御堂は研究室が病院に近い場所にあることと、病院直結の連絡通路のことを知る。


やがて任務に行ってた5人も帰還。囃は御堂に早速声を掛ける。
「和希、鼎は大丈夫なのか!?」
「あぁ。症状は落ち着いてるよ。鼎は眠ってる。地下要塞はどうだったんだ!?」
「兄貴、あれから雑魚がぽつぽつ出ただけで鐡には動きなし。雑魚は倒したよ。でもあの地下要塞、どこかに繋がっているように見えたな〜」

繋がってる!?

柚希の台詞に囃は追加した。
「今、解析班に地下要塞の解析をさらに進めるように依頼した。どこに繋がっているか気になるからな」


解析班。朝倉と矢神は鋼がスキャンしたデータを元に、廃墟街の地下要塞をさらに解析する。
「囃さん、とんでもないデータを持ってきたわね。あと鋼がすごいわ…。ゼノク製だって言うじゃない。あの高性能な分身…」
「だから鋼を同行させたのか…。廃墟街の影響受けないから」
「とにかくこの地下要塞がどこに繋がってるか、洗い出すわよ!!」
「チーフ、了解です!」

2人、やる気を出す。



なんなんだろ。廃墟街の地下要塞がメインなんだけど、しれっと鼎さんの描写がキツい…。
地下要塞はリアルダンジョンらしい。

御堂兄妹が同じ任務をするのは意外と初めて。


怪人は出てはいたけども、戦闘パートがハショられてたな…。
シミュレーション怪人の描写が多いとか、なんなん。


二階堂が本部に再び来たんで、ガチな臨戦体勢になっている。しかも長官の命で。

本部は慣れないシミュレーション怪人訓練装置の偽物の怪人に振り回されるのが目に見える…。ゼノク隊員はシミュレーション怪人に慣れてはいるんだけどね…。


長官がラスボスの鐡と対話したとはどういうことだ?直接ではないから、脳に直接話しかけたとか?