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「ニセ医者と呼ばれて〜沖縄・最後の医介輔〜」

見ようと思ったきっかけは堺さんだったけど、PR番組で初めて医介輔というのを知って、それもさらに興味を持った。

今まで知らなかった、すでにない沖縄のみに存在した制度。

沖縄のつらい過去は知識として知ってるだけ。
いわば片目で見てて、その片目すらも薄ぼんやりとしか見てないようなものだ。

つらいドラマは見たくないので、そういうのは避けてたが、堺さんと`医介輔`というのに惹かれて見た。

今まで全ての堺さんのドラマを見てきたわけではないが、堺さん独特の笑顔の裏にある闇は、いままでの役の中で一番深いものじゃないだろうか?

`本物`ではないジレンマやコンプレックス、そして焦り。
宮里医師は町の病院に付き添う時は、必ず病院の前で白衣を脱いでいた。

従軍して生き残った者だからこそ出産を勧めたが、悲劇を呼ぶ結果となってしまった(最後に純が幸せな家庭を持って現れたことが救いだった)

彼女が産む前も産んだ後も、自分の言葉が宙を浮き空回りしていたこと(はっきり言えばきれい事)を、多分宮里医師は気づいていたと思う。

だからこそ、奥さんに吐露した思いや感情は本物だろう(ワタシはむしろ奥さんの気持ちがよくわかった)。

微笑みの裏で闇にさい悩まされ、ひとりで抱え込んだ末に折れた心。
しかし、支えてるつもりが実は支えられてたと気づく時、宮里医師は再起を決意する。


微笑みの裏に何かを持つ。
そういう役には堺さんは一番だ。

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