話題:おっぱい
茶髪女と付き合ってもいいかなと思ったのは、彼女が俺の好みのボディーの持ち主だったから
ま、それだけじゃなくて、可愛いし性格も優しそうだったし面白いしで決めたんだけど、そのボディーが好みから外れていたら、こう積極的にはいけなかったかも
けっしてビッグサイズではないんだよね
一応あると言うか、形良く、適切な位置に存在してるのが服の上からでもわかったし
ちょいと前屈みになった時に谷間も見えちゃったしね
いつだったかエレベーターに乗ったんだけど、途中の階で人が乗って来た時に、空間を作るために腰に手を回して彼女の体をこっちに寄せたんだよね
その時に気持ちのいい弾力を感じてしまった
そして、このボディーなら、元気のない俺の下腹部の大事な部位をやる気にさせてくれるんじゃないかと思った
これまで誰のおっぱい触ってもダメだったからね
少しでも可能性があればすがりたい気分
ただ結婚しなくちゃならなくなるようだと我慢しようかとも思う
明日泊まりに来るんだよね
妹は今オカンに会いに行ってるから、家の中で彼女と2人だけになる
まずいな…
なんてな、泊まりを許可した時点で負けのようなね
こうなったら最大限楽しむことを考えよう
ではまた!
話題:告白しました。
翌日のデート開始早々、「昨日さ、バツイチって言った?」と、いきなりこの日のテーマ直撃の言葉を聞かされた神田です
食事をしながらor帰りがけに話そうと思っていたので、初っ端からこの会話になるとは考えてなかった
だからモゴモゴなっちまって…
取りあえず、またコンビニに車を停めたよ
そして深呼吸を2度3度してから話し始めた
彼女は真面目に聞いていてくれたけど、最後の方はまた自分の世界に入っちゃったようで、「ムフフ…、ムフフ…」と笑い始めた
何が可笑しいの?と聞くと、「ムフフ〜♪」と口を閉じたまま、また笑った
彼女は、俺の過去は気にならないと言ってくれた
それは大変良かったのだけど、そのあと自分の考えを述べ始めた時には驚いた
これから本格的に付き合うとなると、いずれは結婚することになる
これが初婚の人だと気乗りしなかったり拒んだり逃げたりしそうだ、と
でも一度結婚を経験した人だと、結婚がどういうものだか知ってるから事を進めやすい、と
自分の思惑通りに行きそうな予感がして、思わずほくそ笑んでしまった、と
茶髪女は結婚願望が強かったのだな(>_<)
そこまでは読めなかった
ただ自分が楽しくなればいいと思ってたから
大失敗だな
でも、このぐらいの年になると、相手がいるなら結婚したくなっても不思議じゃない
特に前の彼氏に失望してるからね
困ったなと思ったけども、学校を卒業してからにしてくれよな、と言ったら、「学生結婚しておいて何言ってんの?」と言われてしまった
逃げられるか自信がない神田でした
話題:ちゅう、ちゅー
今週は旗日が多いからデート回数も増えてしまう神田です
付き合い始めって、一緒にいる時間が取れると二人の仲が急速に進展しちゃうよね
毎回送って行くんだけど、バイバイする時にはチューしなくちゃならないような雰囲気になる
付き合うことになった日の別れ際も、普通だったらチューしてもいいところなんだよね
でも言わなきゃならないことがあったもんだから、その日は回避した
で、翌日も会うことになり…
帰り、いつもの公園の横だと静か過ぎると思ったので、公園より手前の街道沿いにあるコンビニの駐車場に車を停めた
話す内容が内容なだけに、少し騒々しい場所だと深刻にならないような気がしたんだよね
熱いコンビニコーヒーを買って戻って、助手席で待っていた女にカップを渡した
ラジオの音量を下げ、一発深呼吸をしてから、話しておかなくちゃならないことがあるんだ、と唐突に言ってみた
「ん?何?」とこっちを向かずに返す女
手の中のカップが熱くて持ちにくそうだった
蓋を開けようとするのだが、カップが熱くてうまくいかないようだった
開けようか?と言うと「大丈夫」と答える
でもなかなか開けられない女
「あちあち、あち…、あち」と小さく声を出す女
猫手?と聞くと、「何?猫手って」と忙しい時に意味のわからない言葉を発するなよボケ!と言いたげな顔をする女
猫舌じゃなくて猫手、と言うと、「あーなるほど。でもいつもはこうじゃないんだよ?爪がうまく引っ掛からないの!」と、不機嫌ではないが、もうちょっと面白いこと言いなよってな雰囲気を醸し出す女
この女、『天然』なんだよね
俺の話よりコーヒーの蓋の方が大事なんだよ
それをいかにうまく開けるかに集中したいのに、横に邪魔する奴がいるって気分だったのじゃないかな
実は、バツイチなんだ、と言ってみた
女は「バツイチ」と反復した
その後も「バツイチ、バツイチ…」と何度も言いながら蓋と格闘しておったよ(^^;)
その後、いつもの公園の横
コーヒーの蓋は無事に開き、中身も半分ほど飲んで満足したのか、「今日はありがと」と言った後、女は顔を近づけてきた
そこで初めてのチュー
唇同士が軽く触れるくらいのライトチュー
ニッコリ微笑んだあと、「また明日」と言って女は降りて行った
メールが来るかと思っていたのだが来なかった
後日また言わなくちゃならない
次は他のことに気を取られてない時に
それでも天然は嫌いじゃない神田でした
話題:彼女*彼氏ができました
世界がまた少し拓けた神田です
前回会った時は、帰りに茶髪ガール家の近くまで送って行ったんだよね
滑り台しかないような小さな公園の横に車を停めて、そこでバイバイするまでの数分間、話をした
楽しくお喋りした後、「明日また遊べる?」と聞くから、望むところだ、と答えると、「よかった。じゃっ」と言って彼女は降りて行った
それでその日は終わりかと思っていたら、日付が変わる頃に電話が掛かってきたよ
「たった今、付き合ってた人と別れたの」と言っていた
彼氏がいたんだね
俺がその彼氏と別れさせてしまったのだな
ということは、次の彼氏は俺だわな(^^;)
〜中略〜
翌日も会ったんだけどね、やっぱりその話は避けて通れないから、彼氏ってどんな人だったの?という質問をしてみた
そいつの人となりを話してくるかと思っていたのだが、「半年くらい前から、その人との将来が見えなくなったの」と彼女は答えた
何かあったのだろうね
それか同調できない部分が徐々に蓄積されてしまったのか
いずれにしても、会ってるその瞬間は楽しくても、将来に希望が持てないと感じてしまうって、女にとっては辛いことだもんね
その彼氏についての質問をさらに続けるかどうしようか一瞬迷ったが、やめた
助手席の女は伏せ目がちになってたし、若干瞼も腫れているように見えたから
〜中略〜
また滑り台公園の横に車を停めた
雨が車の屋根を叩いたその時に彼女の手を握った
そして、俺と付き合ってみる?と言ってしまった
彼女はエッ??という顔をしたが、すぐにウフッと笑って「みる!」と答えた
付き合って下さい、とは言えなかった
結論を相手に委ねてしまうのは俺の悪い癖かも
だけど俺には秘密があるからね
いつか話さなくちゃならない時が来る
まあ、どうにかなるさの神田でした
話題:出会い
世界が少し広がった神田です
学校帰りに結構な頻度で立ち寄る場所がある
とある事務所の敷地内に自販機があってね、その自販機にメロンソーダが売ってるんだな
事務所の人に挨拶してからじゃないと自販機の前まで辿り着けないのだが、メロンソーダは滅多に手に入らないから頑張ってた
もう何度も買ってる
だから事務所の人とも顔見知りになってるのだな
少し前までずっと100円で買えてたんだよ
だけどある日、110円に値上がってた
わっ、110円だ!と思わず声に出してしまったのだろうね、事務所の窓が開いて、そこから茶髪のねーちゃんが顔を出した
「こんにちわ。暑いから中で飲んでけば?」と声を掛けてくれた
10円値上がりしていたことはショックだったが、ホントに暑い日だったので、お言葉に甘えて涼しい建物内に入ってしまった
これまでも、この茶髪レディとは何度か挨拶は交わしていて、その度に中に入るよう促されたが断っていた
自販機のメロンソーダだけを目的に来てるから、涼しい場所まで提供してもらうのは気が引けたし、中で椅子まで借りたらペコペコしなくちゃならないから面倒くさいとも思ってて
〜中略〜
それ以来、この茶髪女と仲良くなってしまった
色んな話をしているうちに同い年ということがわかったし、出身校の場所が近かったんだよね
高校までは同じ駅で乗り降りしてたから、駅周辺の店屋に関する思い出話に花が咲いて、今度一緒に訪ねてみようという約束をした
それが今日だったのだけど、最初っからデート同然だった
それまでにメールのやり取りもしていたからね、その間にだいぶ盛り上がってしまっていたのだな
俺はそんなには変わってないと思うけど、相手がね…
いや、俺も楽しい気分にはなってたな
茶髪女のことをもっと知りたいと思ってる自分がいる
やっと楽しくなりそうな神田でした