次に繋がるもの


話題:お土産


日曜日、必殺仕事人がどうしても見たかった神田です

それで泊まりに来ていた女を早い時間に帰さなくてはならなかった

彼女の家までは約20キロ

日曜の街道は混雑するため、所要時間は平日の倍は見ておく必要があった

放送開始時間から逆算すると、夕方にかかる頃には出なくてはならない

帰り支度もあるので、そろそろ帰ろうか、送って行くよ、と言うタイミングをずっと狙っていた

そこで遅い昼食のあとのデザートのケーキを食べさせているまったりタイムに言ってみた

これ食べ終わったら帰ろうか、とね

そしたら彼女、「エーッ、まだ早いよ、何言ってんの?」と反抗した

精神的に未熟な人は、相手の言葉の裏にある真意が読めないものだよね

だから説明しなくちゃならない

俺との関係を円滑に続けていきたいなら、親との関係を重視せよ

早く帰れば帰るだけ親の心配は減る

晩飯は家族で食べろ

翌日は仕事なのだから、早く平常に戻る方が君にとっても楽なんじゃないか?とね

これだけ言って抵抗したら、来月頭に試験があるから勉強したい、と付け加えれば完璧だ

だが、試験のことまで言わないうちに彼女は静かに納得してくれた


彼女が帰り支度をしている間に、俺は彼女に持たせる土産を用意した

まずはヤスダヨーグルト

いつもの150mLのストロー付きを5本

それにビッグボトルを1本

次は毛布

持って帰りたいと冗談を言うほど本当に寝心地が良かったらしく、妹用にもう1枚買ってあったのでそれを持たせることにした

その毛布を見た親は何て言うだろうと気になったが、渋々帰り支度をしている女の後ろ姿を見ていたら持たせたくなってしまった

あとはアガサクリスティーの文庫本2冊

まだ読んでないから、読んだら返却してくれと言った

最後にシャインマスカット2パック

まともな土産は口に入る物だけだな

その2つでいいような気がしたが、男の家に泊まったことが親にバレた場合、土産は沢山あった方が面白いかなと思い、全てを車に積み込んだ





帰宅したのは真田丸が始まった時間だった

日曜の家にいる日は、ちびまる子とダーウィンが来たも見るんだけど、その2つは今回は諦めた

それより仕事人を取ったのだ

だが…、

疲れてたんだろうね

いつもは使わない筋肉を酷使したせいかな、ソファーに横たわった時に不覚にも目を閉じてしまったのだろう

大慌てでテレビをつけたら、悪者が主人公に斬られていた


( ̄▽ ̄;)


再放送するかな(T_T)




持たせた土産は家族に大好評だったそうな

シャインマスカットとヤスダは晩飯後のデザートに

アガサ本は親父が書斎に持って行ったそうな

毛布は見せたが、誰にも渡さなかったと言っていた

まあ良かったですな

仕事人だけが残念だったの巻


充実


話題:嬉しかったこと


遅い昼飯は焼き鮭の混ぜごはんだった

「冷蔵庫を開けたら美味しそうな鮭があったから」なんて言ってたな

大葉と小松菜も入ってて、彩り鮮やかに上手に出来てたよ

あまり料理はしないと予想していたが見事に外れた

勝手がわからぬ人の家の台所でよくやったとホメてやった

ただ、料理をするようになったのは最近だと言っていた


ここから茶髪女の紹介

この人はメロンソーダ自販機の横の事務所で働いているのだが、それはバイト

本業はピアノ弾きなのだな

音大を出たあともずっとピアノを弾いていたいという気持ちが強くて、ピアノ弾きでは稼げないのはわかっていたがその道に入ったそうな

親が寛大と言うか、お金持ちなのかもね

毎日5時間練習するらしい

セミプロみたいなポジションなのかな


先日別れた彼氏とは7年付き合ったそうな

7年も付き合うって、そいつとは他人に言えない関係だったのではないかと予想してる

まあ真相などどうでもいい、過去に興味はないから

けどいいタイミングで俺が現れちゃったんだね

最初年下だと思っていたそうな

ペコペコしながらメロンソーダを買いに来る大学生だと

間違っちゃいないが、同い年だったことにたいそう驚いたと言っていた

話してるうちに、これまでの人生で見たことのない野郎だと思って、俺に興味を持ったんだってよ



女の方が積極的になってくれるのは嬉しい

下半身復活の手応えもあったし、率先して台所に立ってくれるところなんて最高だよね

社会経験が乏しい分、若干夢見がちなところはあるが、それはこれから教育していこうかと

ま、何はともあれ、仲良くなったことがよかったと思う神田でした



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