話題:車買います


昨日は午後の予定をキャンセルして車を取りに行った神田です

ちょうど西日が眩しい時間帯で、横っ腹にストライプの模様が入ったように見えるが車体色はワインレッド

屋根は黒く塗ってある

ツートンカラーでげすな

ココアとは違い、やけに男っぽい車に見えた

オーディオはケンウッドのCDプレイヤーを付けてもらった

ケンウッドとは言っても一番安いのなんだけどね(^^;)

それと横の窓の上にサイドバイザーというプラスチック製のヒサシも付けてもらった

これが無いと雨の日に窓を開けると雨が車内に入ってきちゃうのよ

大抵の中古車には付いてるんだけど、登録済み未使用車には付いてないんだよ

フロアマットはまた今回も無かったから、ココアから持ち出した薄汚れた黒ゴムマットを敷いた

妹はちょいと嫌な顔をしたが、無いよりはいいと思えと言うと、それについては言及しなかった

諦めたのだろう(笑)

店長が「ターボ仕様ですからスピードを抑えて気をつけてお帰り下さいね」と言ってくれた時、妹はハイと答えながらも、革の手袋を装着しておった

スピード出す気満々

だが俺は一人ほくそ笑んでいた

馬鹿め、お前が思ってるほどスピード出ないんだよこの車は、ムフフ、とね

書類にハンコを押さなければならない作業があったもので、妹を先に店から出したんだけど、道に出る間際に何を思ったかバックして戻ってきやがった

そして、「ターボのスイッチってどこにあるの?」と聞いてきた

ターボのスイッチなんてねぇよ。アクセルを踏み込めば背中を蹴飛ばされるような加速感が得られるんじゃねーか?と答えてやった

妹は腑に落ちないというような表情をしたが、やはり俺よりも早く車の特性を見抜く能力があるみたい

30メートルくらいしか走ってないのに「遅い」と思ったのだろうな



家に帰ってから、この時代の車の特性を説いてやったよ、しょうがねぇからよぉ

今の車はCVTという変速機に問題ありありなんだよ

CVTを搭載した車は燃費を追求する仕様になってて、胸のすくような痛快な走りはできないようになってんの

パッソが速いのはひと昔前のオートマだからで、燃費はよくない

だから自動車製造メーカーが燃費を取った結果、走りは犠牲のCVT全盛になってるのだ

こういう時代だからしょうがない

走りを期待するならガチャガチャと手動で変速させるマニュアル車か、パッソみたいな古い車に乗るしかない

すると妹は「そっかぁ」と言った後に少し考えて、「じゃ燃費を悪くしないように運転してみよっかな」と言った

この時、俺よりも妹の方が時代に対する順応性が高いと思った

ちょっと前まではチビだったのに、随分と大人の考え方ができるようになってる

まあね、帰り道、ターボ車でも大したことないなと思ったのだろうよ

こういう車だったら別の方向に楽しみを見いださないと面白くないとも思ったのかもね

高い車を買ってやって懐は少々痛いが、妹の成長を見られたのは良かったと思った神田でした