辻村深月氏でした。
ふむふむ。
ふむふむ。
別段怖いことはなかったけど、
「階段の花子さん」が一番怖かったかな?
いや、「おとうさん、したいがあるよ」もなかなか怖かった。
どれも身近な話のはずなのに、どこか現実味がなくて、
そこが怖さを打ち消していたのかもしれない。
ふむふむ。
以下ネタバレあり。

ブランコの話も、結局何で死んじゃったのかわからない。
階段〜も、結局花子さんは彼女だったのか、何故彼女なのか、わからない。
おとうさん〜も、死体がどこからくるのかわからない。
この話たちは"わからない"を"怖い"に仕立てようとしているように思えた。
失敗はしてないように見える。
失敗はしてないんだけど、なんだかなあ。
あと、読者の予想を、予想通りに進めていくのか、裏切った方がいいのか、それについても考えさせられましたね。
「八月の天変地異」で。
ある程度予想通りに進めて、最後で裏切る。
それこそ小説家の力量なのだろうけど。
裏切られたけど、ふうん、って感じで、乾さんみたいな「ええー!」は無かったかな。
星3.5。

次はその乾くるみ氏の「セカンド・ラブ」読みます。
楽しみー\(^o^)/
今度はどうやって裏切ってくれるのかしらん。