堀内公太郎先生でした。
ほぉぉん。
シリアルキラーものでした。
冒頭の殺人シーンで掴むね。
冒頭に殺人シーンを入れ込んだ作品はやっぱり持ってかれるよねぇ。
人間関係も単純そうでいて複雑そうでいて単純なのもまたいい。
「このミス」は信頼できる。
若者向けだなぁとは思ったけどもね。良く言うと娯楽性に富んでいる。悪く言うとチープ。
ただ森先生みたいな読者殺しはしないいい先生だ笑。
この一冊はともだちと一緒に本屋さんに行ったときともだちが手に取ってて、背表紙見てへええ面白そう!と思って買ったんだけど。
読みやすくて遅読のわたしでも3時間弱で読めました。
自分ひとりでは出会えない本もたくさんあるんだなぁと思いました。ありがとお。
いちばん印象に残ったっていうか感動すら覚えたのが、「大人はみんなそう、同じよ」「じゃあ君たち高校生もみんな同じなの?」っていうやりとり(言葉尻はうろ覚え)。高校生ってキラキラして秒で終わるほんとの個性が光るアオハルなのに、いつの間にステレオタイプな大人になってしまうのだろうか。
人間は人間なのに。わたしも大人なのに。どこが変換点なんだろうなぁ。高校生って特別で、神聖だなぁ。
以下ネタバレあり。
↓
お兄ちゃん犯人説はないことはすぐにわかったけども、
最初九門くんのフルネーム(ルビつき)みて、こいつやーん!って気づいちゃった猛者もいるのかなぁ?
わたしは気づかなかったw
アナグラムやん!って思ったのは、「まさのり」をひらがな表示にした瞬間←遅い。
このままこれで犯人決まりでいいのぉぉ?とラスト近辺で思いました、が。。
しかしそこはさすがの「このミス」よね。
明日香ちゃんナイス。
琴乃ちゃんは確かにキモいけど←
ただ主要人物が誰も死ななかった点、ご都合主義的には感じてしまったかも。
お兄ちゃんかっけー!
菜々美ちゃんだけ男運なくてかわいそうだったわー。
久しぶりに楽しいだけの読書で気持ち良かったです。
次は、いしいしんじ先生で『悪声』読みます。
泣くかな?泣くかな?泣きたい!