西加奈子氏でした。
はああああん。
強いなあ。
力強く生きてるなあ。
「想うこと」。
だから生きてるんだよなあ。
だから人間やってられる。
人間は考える葦だってね。
小説なのに自己啓発本読んだ気分。
おしゃれな自己啓発本。
氏の小説は「伝えたいこと」がはっきりしてる。
しすぎてる。
わたしは別に著者の考えなんてどうでもいいの。
彼彼女が何を伝えたいかなんてどうでもいいの。
ただわたしがどう思ったか。何を感じたか。
それが大事。
このブログの記事を読み返しても、著者が何を伝えようとこれを書いたか、なんてことわたしは考えたことない。
唯一あるとしたらやっぱり氏の『サラバ!』だろう。
あれが最長の記事だったなあ。
わたしがどう感じてどう面白かったか感動したかどきどきしたか。
それが一番大事。
わたしはわたしが一番大事。
こんなこと臆面もなく言っちゃいけないのだろうけど。
アイは、自分の存在がおこがましかった。
幸せを享受することが下手くそだった。
でもその幸せに浸っていたいという自分にも気づいてた。
それでまた自分が情けなかった。
全部過去形にできるラストでした。
なんだろうなあ。
権利ってなんだろうなあ。
想えばいい、んだって。
どんなに幼くして亡くなった人でも、戦争で虐殺された人でも。
生まれてきてくれてありがとう。
ミナのメールで泣いた。
祈ることを許してください。
わたしにもきっとわたしのために祈ってくれる人がいる。
わたしのことを大切だと思ってくれてる人がいる。
ってことに最近になってちゃんと気づいたよ。
なんてね。

次は……積み本片付けなきゃな。買ってるばあいじゃない……

このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

桜庭一樹氏でした。
最近はずっとペルソナをやっていた。
わたしは暇つぶしの天才だから、自家発電機だから。
一人でお金が無くても楽しめる人だから。
そんなわたしがゲームにはまっていた。
210時間かけてコンプした←
二周。
ペルソナって時間かかりすぎ!かかるけど面白すぎ!
でもね、最近ね、思うのが、この自家発電機、RPGをやる感覚と小説を書く感覚が似てるの。
物語進めて、どんどん経験値貯めて、え、こんな展開になるの!この子こんなこと言うの!ええーちょっと待って!ってやってるうちに挫折(することの方が多い)したり、はまりにはまってコンプしちゃったり。
達成感は断然小説だからやっぱり書く方がすき。
でも意外と?ゲーマーなのです。
どーでもいい近況でした。
さて。
モコ&猫
このたびはとんだことで
青年のための推理クラブ
冬の牡丹
五月雨
赤い犬花
ううん。どれも秀逸。
「このたびはとんだことで」と「五月雨」は短くて、ぴりっとするけどそこまで釘付けにはならなかったなあ。
あとのはどれも甲乙つけ難い。
一番"らしかった"のは、やっぱり「冬の牡丹」。
実は久しぶりの桜庭先生なのです。
桜庭節久しぶりなんです。
牡丹が、まあいつもよりはとうがたってたけど、氏が書く「女性」で。
男がどうしようもなくて。
良かった……
あと何気に好きなのは「青年のための〜」ね。
シンプルなようでいて、ほっこりする。
やはり氏に少女を書かせたら日本一。
最後の先輩のメールやばいよ。
出の「モコ&猫」も桜庭節きいてたなー。
モコが……モコが……
最後の「赤い犬花」はまさかの正統派?青春冒険譚。
うーん、確かにこれは「奇譚集」笑。
ほんとはね、西加奈子氏の『i』が読みたかったのです。
蔦屋行ったらあってね。ていうか探しに行ってね。
単行本だから買うかどうかすごく悩んだんだけど……
やっぱり文庫化まで待てない!と買ってしまった(見かねた叔母さんに買ってもらった)。
泣くぞー!

はっまだ泣く準備は出来てないんだけど……
家でゆっくり泣きたいからこれを先に読んだんだけど……(ただいま叔母さん宅に居候中)
どうしよう。次。
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