丸木文華氏でした。
ふうーん。
やっぱ悪意っていいよね。
好きだよ。人間の欲望としての悪意。
いちばん好きだったのは結衣かな。
性格破綻者は書いてても楽しいよね。
…なんか、わたしの方が悪女になってない?笑。
小説のモティーフとして、いちばんわたしが好むのはやっぱり少女だけど、
真梨さんとか、櫛木さんとかの大人の女の恐怖も、嫌いじゃないんだよなあ。
そして、今作は、少女でも大人の女でもない、
その中間の女性の話。
ただ、せっかく中間なのに、それが昔話っていうのが、惜しかったかなあ。
ラストは漫画みたいだった。
まあ通して漫画みたいだったかな。
2時間くらいで読破してしまったし。
面白かったよ。
ちょっと流れが乱暴だったけど。
いきなり内緒話しましょ!ってなって
いきなり内緒話は始まらないでしょ笑。
それこそ、わたしが劇団にいたころ(なんとわたしは元女優笑)劇団員みんなで宅飲みしてトランプゲームして罰ゲーム的に「誰にも言えない」ことを告白しあったことがあった。
それこそ5年くらい一緒にいた仲間でそんなことがあったのもそれ一回くらいだったし、
そうそうないから「誰にも言えない」なんだけどねえ。
話は面白いし、読みやすいし、ぞっとするし、、いいんだけど、
「流れ」というもの、必然性というもの、説得力というものが、足らなかったなあ。
でも一人称って書きやすいよね、わかる。
一人称って書きやすい以上に読みやすいんだねえ。
次は、朝井リョウ氏で『世にも奇妙な君物語』読みます。
なんと氏とはじめましてという読書家あるまじき罪。楽しみです。
冲方丁氏でした。
ふむ。
氏とははじめまして。
なかなか読み応えがありました。
うーん、あれだね、人が死なないミステリ。
死を題材にしてるのに、一向に誰も死なない。
でも謎がちょっと回りくどい。
まず何が謎なのかもよくわからない。
シンジロウ役誰なんだろう!
てか多分シンジロウはがんでしょ?
元気すぎん?今日調子良くてってレベルじゃなくね?笑。
そして結構好きなのがタカヒロくん。
てっきり吃音症なのかと思ったら。あらら〜
ま、ノブオとシンジロウはキャラ被ってるけど、12人もいるんじゃしょうがないかあ。
そんな中でやっぱりマイはダントツに可愛かったよね。
天然で、これで犯人だったらまじホラーだったわって思ったww
なんか平気でネタバレしてるけど、こっからさらにネタバレあり。
↓
まあオチは……綺麗っちゃ綺麗なんだけど、
ちょっとできすぎw
もっとブラックな小説だと思ってたのに。
わたし的にはこれですっきりしたでしょさあみんなで死にましょう!が良かった。
綺麗にまとめすぎたかな。
もっと人間のきったないところを書いた小説が好きなんだけど、
そこが子どもたちをモティーフにした所以かな。
まあ子どもたちの方が残酷っていう考え方もあるけどね。
マイが好きだな。
ヘルペスって治らないんだww
ユキ犯人説はなんとなく読めちゃった。
それこそ伏線が露骨だったしね。
でもノブオとアンリ、ほんとにそんなことできる!?
12人がそれぞれ勝手な動きしてるなかでようやったな。
それこそ物語効果笑。御都合主義という。
序章の、全員が何か不自然なものに出くわすという雰囲気づくりはとても良かったけど。
いやあ、そんなうまくいかんやろ。
まあ、楽しめたかな。
映画楽しみ。
次は、なんかエグいの読みたいなあ。