歌野晶午先生でした。
うーん。
先生にしては、地味。。
短いし単純。
謎々的にはいいんだけど、ミステリの域まで行ってないかんじ。
いやミステリなんだけどね?
もっと読者をさんざんにいじめて欲しかった。
残念。
お兄さんステキ。ときめいちゃう。
少年探偵団的なのわたしあまり好きじゃないのかなぁ。
高校生くらいの学園ミステリとか大好きだけど。
小学生はやっぱり可愛くなっちゃうよね。
怖くて嫌ぁなミステリが好きなんです。
先生にしては珍しくあまりハマらなかったな。
うん。
途中寝落ちしちゃったし。
つまらないわけではないですが。
面白くも……
一軍落ちかな。
次は、森博嗣先生で『神様が殺してくれる』読みます。どうか難易度下げてくれますように。。
黒澤いづみ先生でした。
ほぉぉぉぉん。
なかなかやりおる。さすがメフィスト。
超イヤミスやん!
って思いながら、いやこれミステリではないのか、
とか思いながら、
泣かせにかかってるな、とラスト近辺で思い、
もうちょいジャブ効かせれば泣くのに、ってふんふんしてたら、
ラストに2雫、泣いた。
嫌なのに、泣けます。
なるほどね、やられた。
まあ嗚咽するほどではなかったのだけど、
嫌なのに、泣けるなんて、すごいやん。
新しい時代かもしれん。
かっこいい。
清美お母さんがすごすぎる!!
おっかさん!
しびれる。
わたしの両親は正しいなって、思うな。
何事もある程度は選ばせてくれたと思う。
まあ、大学卒業あたりは見放されたとは思ってたけど、
大学卒業する歳なんてもういい大人なんだから、
それを子育てと思えというのがコドモすぎるんだろうなって。
わたしはたぶん、異形にはならないなぁ。
死んでしまいたいと思うことはあっても、
親を恨んで、状況を恨んで、自分のせいにしたくない、でも親のせいにもしてあげたくはない、どうしようもできないなら誰か静かに殺して。
……………うーん、少しはわかるけど。
わかっちゃうんかーい。
でも親を恨むことはしない気がする。
好きだよ、お父さんもお母さんも。
かなり真梨幸子先生の香りがする先生でしたな。
どちらかと言うとキモイけど好き。
次は、歌野晶午先生で『魔王城殺人事件』読みます。
浦賀和宏先生でした。
うぅん……
別につまらないわけでもないけど、
特段面白いわけでもなかった。
読書は読みさえすればクリアできるゲーム、と言ったけど、ううん、言い得て妙だ。
違うところはね、
初見殺しはゲームにおいては残酷だけど読書に関しては一番の愉悦だってこと。
読んで裏切られるのは最初だけ。(と言っても読書が趣味で記憶力が皆無なわたしなんかは2度目でもなんなく騙されるけど)
今作は、先生の遺作となってしまったようだけど、
ごめんなさい、特筆するほど面白い点はあまり……
よくある叙述トリックだし(騙されたけど)
この作品のトリックがよくあるってより、叙述トリック自体がよくありすぎるのよ。
まあ活字の専売特許だけどさ。
叙述トリックって誰が最初にやったんだろ!
なんか調べてまとめて論文でも出したいわ笑。
今日はとても気持ちがざわめいたので、
読書できて良かったです。
最近アドレナリン出まくる本ばっか読んでたから、
たまにはこのくらいの刺激でもいい。
次は、黒澤いづみ先生で『人間に向いてない』読みます。メフィスト!楽しみ!
松岡圭祐先生でした。
うんんんんー!
ついに市川凛の魂が宿った結衣たん。
ついに、ついに、次巻か!?
まあまだ続きがあるのはしってんだけどねー笑。
前半、これほんとに先生が書いてるの?ってくらいつまんなくて、読むのやめようかとすら思った。
結衣たんの過去の話ね。
まさか今回は過去編でやるの!?
って思ってやだなーだるいなーって思ってたけど、
松岡節はちゃーんと顕在。
今作もたっぷり楽しませていただきました。
ありがとうございます先生。
しかし、先生はどういう頭をしているのか。
前巻を踏まえて、軌道修正しているようにしか見えないのだが、
それで矛盾とか出ないの!?
こわー。
コロナとかさ、オリンピックとかさ、
それで柚木大臣の処遇とかも修正されてるでしょ?
どうなってんのよ。
何も無理やり現代に合わせることないのにとすら思ってしまうけど、
それが作家先生なのかなぁ。
敵が大きくなってきた。
楽しみすぎる。
お兄ちゃんこわー!!!
どう立ち塞がるのか、楽しみ!
りんかはどっちにつくの??
もう待てないけど、
完結するまで待ちたい気持ちもある。
どーしよ。
次は、どーしよ。
浦賀和宏先生で『殺人都市川崎』にします!
森見登美彦先生でした。
はははー!
ウケる。超森見節。
急にファンタジーになるのほんと好き。
単純なストーリーなのに、
なんかすごい。
ぐちゃぐちゃでカラフルな感じがする。
楽しかった。
不思議な気分になった。
先生の作品読むといつもこうなる。
ふわふわして、宙を舞ってる気分。
不思議。
以下ネタバレあり。
↓
あまりにも単純なストーリーなのに、あまりにも壮大に書いてあるので、
端的にまとめると、、
後藤所長はスキンヘッドに強面なので、お面とマントをまとって、親切な怪人、ぽんぽこ仮面になり、ぽんぽこ仮面が有名になると、取材を受けた際便宜上とはいえ勝手に神様の使いを名乗った。
しかし所長は東京へ異動になり、ぽんぽこ仮面は仕方なく正体を明かすことなく2代目を部下である小和田君に頼んでいたが、小和田君はとても怠け者なので、ぽんぽこ仮面の頼みを断り続けていた。
そんなとき、怠け者の探偵事務所にぽんぽこ仮面を捕らえよとの依頼が舞い込む。
依頼の期限の土曜日、探偵の助手は小和田君とぽんぽこ仮面の後継ぎのやりとりを聞き、小和田君につきまとう。
しかしぽんぽこ仮面は蕎麦屋で襲われ、蕎麦屋が学生運動家たちに頼まれた、と白状すると今度は学生運動家たちに捕らわれ、運動家たちは桃色組織に頼まれたとゲロし、今まで助けてきた町の人々から追われる。なぜだ!?本当の黒幕は誰だ!?
ついに力尽きた所長は寝てしまい、小和田君はぽんぽこ仮面を引き継ごうかとも思い、とりあえずお面とマントをつける。
そこへ探偵の依頼主である五代目(偽酒製造機構のトップ)が闖入し、小和田君をすっかりぽんぽこ仮面と思い込んで、五代目は雇い主である土曜日倶楽部へぽんぽこ仮面の身を献上。それを受けた土曜日倶楽部は日曜日倶楽部へぽんぽこ仮面を献上、日曜日倶楽部は月曜日倶楽部へ、月曜日倶楽部は火曜日倶楽部へ……
たらい回しにされたぽんぽこ仮面もとい小和田君はついに真の依頼主、神様の前へ。
神様の言い分は、ぽんぽこ仮面は自分の使いであると名乗ったのだから、自分の手伝いをするべきだ!だからこの部屋を片付けてくれ。
しかし小和田君は怠け者なので、拒否する。自分は二代目だから、ぽんぽこ仮面は今日から怠け者になったのだ。誰かあとを継いでくれればいいんだけど……
じゃあ僕は神様だから、みんなをぽんぽこ仮面にする!そしたら手伝ってくれる?
神様はそう言い、町はぽんぽこ仮面だらけになるのでした。
ちゃんちゃん。
↓
このね、何が何だかわからない組織にたらい回しにされ、わけわからなくなり、果てに神様が出てくる!
これが森見節よのう。
前半のリアリズムがまた面白いじゃないの。
後半のファンタジーを際立たせている。
ふふふ。
たったこれだけのストーリーを長編小説にできるってすごい(褒めてる)。
先生の文体ってたまに浸りたくなるのよね。
クールダウンした。
癒された。
満足。
次は松岡圭祐先生で『高校事変Z』読みます。