ジェシカが駆け抜けた七年間について

歌野晶午氏でした。
へええ。
うーん。
相変わらず勉強家だなあ、氏は。
という感想。
どうやって勉強するんだろう。。
エチオピアのこととか。
マラソンかあ。
構成が上手いよね。
以下ネタバレあり。

合間に挟まれたアユミの分身の話は面白かった。
なるほどね。
アユミの分身の話を散々して、でも分身は出来ないことをほのめかして、
で、今度はジェシカが分身した!?と思わせて、
え、分身ってほんとなの?と持っていく、と。
構成力だな。
まあ正直「絶望ノート」ほどの驚きはなかったけど、
アユミの偏屈な性格の表し方とか、冒頭のインパクトとかは、さすがだなあ、と思いました。
ちなみにわたしが度々オススメする「絶望ノート」は、一昨年の10月に読みました。このブログ作る直前ですね。このブログももう一周年過ぎたのだった。

次はミステリから遠ざかって有川浩氏の「空の中」読みます!
氏のあまーいのが読みたいねやー

万能鑑定士Qの事件簿U

松岡圭祐氏でした。
ふうう。
うん。面白かったです。
これはやっぱり二巻に分けず一冊の巨編にするべきだったと思います。
どうして表紙が読書家を遠ざけるようなラノベみたいな絵にするのかがどうしてもわからないのだが。
GOSICKをラノベというなら、これもラノベだろ。
どっちもラノベじゃねえよー!!
ちゃんと内容あるよー!
さて、以下ネタバレあり。

物価急上昇とまあ凄いネタをぶち込んできて、果たしてこれはちゃんと収束するのか心配だが。
シリーズの一作目でこれをやるんだから凄いな。
しかし、物語内で弁当が一個五千円とか言ってるのにいつも行く自動販売機行ったらいつも百円のペットボトルが一本五十円になってて現実って……と思った笑。
どうでもいいですね。
しかし、犯人には驚きましたなあ。
まさかしゃちょーが犯人とは。
頭いいんだなあ。
どうも、Tで日本が凄いことになってるとこが想像を超えていたので、
ついて行けるかな?と不安だったのだが。
ちょっとやり過ぎな部分は否めないかも……
ま、面白けりゃいいんですよね。

次はちょっとQを休んで、今日買ってきた歌野晶午氏の「ジェシカが駆け抜けた七年間について」読みます!

万能鑑定士Qの事件簿T

松岡圭祐氏でした。
いやあ、莉子かわええなあ。
推理劇でも書いたがヒロインとして申し分ない。
しかし、一巻完結じゃないのー!?
大人買いしてよかった。
本屋さん行って、あまりのシリーズの多さにびびって、一巻だけ買って様子見ようかなとおもったけど、どうせ全巻買うならとええいままよでブックオフに乗り込み、大人買いしました。
14冊。三千五百円。
いや、ブックオフさまさま。
二巻に続くって書き下ろしだからなの?
この量だったら一冊にできただろうに。
でも、人が死なないミステリ、結構楽しい。
何と言っても莉子のキャラが。よい。
そしてしゃちょー(´;ω;`)
かっこよすぎだろ。
莉子は周りの人に恵まれたのだね。
小笠原はなんか、つまんないけど。
続きが気になるなあ。
はよ読も。

次はもちろん「万能鑑定士Qの事件簿U」です!

新源氏物語上中下

田辺聖子氏でした。
これを前に読んだのは12年夏です。
いや、忘れてるもんだな。
源氏だもんね、ネタバレしても許されるよね?
これは師がお勧めしてくれた源氏物語の入門書です。
「源氏物語読むなら百歩譲って田辺聖子だな」とのお言葉をいただき、買って読みました。
なるほど、桐壺巻、帚木巻は無いにしろ、後は原作に忠実。
でありながら読みやすい。
「どうも瀬戸内寂聴は曲解が目立つ」ともご指導をいただき、いやしかし、どう曲解があるのか、読み比べてみたいものです。
たった三冊の本を読むのに、どうしてここまで時間がかかったかと言いますと、自分なりに原文と照らし合わせながら細かいあらすじを書き書き読んでいたからです。
おかげでだいぶ源氏物語を知れました。
まあ、なぜそこまでしたのかは置いといて。
上中下、長いかもしれませんが、源氏物語はこれだけでは終わりません。
これは上中下合わせても、源氏物語の三部構成でいうところの第二部までしか書かれていないのです。
まあ、光源氏が消えるまで、ですね。
わたしは葵の上が好きです。
あと朝顔の君も好きです。
あと玉鬘は前は好きだったけど読み返すとそうでもない。
朧月夜も可愛いと思います。
はい、源氏はムカつきます笑。

続いては、もう読んだのですが、「万能鑑定士Qの事件簿T」です。

万能鑑定士Qの推理劇T

松岡圭祐氏でした。
ごめんなさい。
見くびっていました。
ごめんなさい。
そして、それ以上に本の買い方の下手さを思い知らされました。。
推理劇は、新しいシリーズなんですね……
事件簿シリーズを買うんだった……
ほんと、馬鹿。
さてさて、気をとりなおして。
莉子のキャラがいい。
ヒロインとして申し分ない。
しかし、ちょっと短すぎた。
これなら、倍くらいの巨編も書けたはず。
もっと楽しみたかったな。
それから、トリックが専門的すぎて、よくわからないのも難点。
人が死なないミステリとしては、凝ったトリックで唸らせるというのは仕方が無いのだろうけど、
読者がわからなくては元も子もない。
しかし、冒頭は良かった。
莉子可愛い。
宝石鑑定のくだりはほおお。となったね。
何回か文章を読み返してやっと理解したのは、わたしの理解力不足だけど。
でも莉子なら、その程度のトリックすぐに解けそうなものだけど。
その点も掬う氏の度量は凄いです。
なんとなーく満足感には欠けるけど、面白かったです。
やっぱりこの短さが問題のような気がする。
読了後の達成感が物足りない。
ま、事件簿はとりあえず買い揃えます←

次は、どうしよう……
事件簿、買ってくるかな。
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