少女を殺す100の方法

白井智之氏でした。
「少女教室」
「少女ミキサー」
「「少女」殺人事件」
「少女ビデオ 公開版」
「少女が町に降ってくる」
うわあ。
今このブログ始めてから初めてのハプニングに見舞われて超テンション下がってる。
そこそこ書いてそろそろ終わらせようと思った記事だったのに、指が触れてブラウザバックしかけて全文消えた……
まあいいよ、この衝撃をもう一度綴るよ。何度でも綴るよ。
あれだね、デビューするためには、一般人が引くくらいのインパクトのものをひねり出さなきゃいけないんだね。
このわたしでも引いたわー。
それと同じくらい引き込まれたわー。
わたしの好きなミステリ、サスペンス、ホラー、入り乱れ。
まあ、ひとつだけ。わたしは人が書くSFはそんなに好きじゃないらしい。
SF書くの好きなのに、あまり評価されないなあって思ってたけど、意外と難しい題材なのかもしれないということに今さら気づいた笑。
そりゃそうよね、読んでる人からしたらどういう設定なのか説明してよ!ってなるのに説明したら粋じゃないし。
まあその点で、「「少女」殺人事件」でちょっとしらけちゃった。
いや、これはSFではないし、むしろミステリという括りで考えたら一番ミステリなのかもしれないけど、
ちょいちょい挟んでくる「グラグラ」はいる?これ笑。
出てくるたびにしらけてゆく。。
オチもこれだけは、ああ短編だなあって感じがした。
でももちろん悪くないんだよ!全編通して毛色違うし新しいし怖いしオチも素敵だし、
なによりどんだけぶっ飛んでも「本格」ミステリ要素を貫き通すところは尊敬に値する。
あの「少女が町に降ってくる」ですら、ミステリで通すんだから。
もうフジ岡が愛しいんだけど……←
あと好きなのが「少女ビデオ」ね。
まあ登場人物の感情の流れ的にはありきたりだしでしょうねって感じだったんだけど、
状況がエグすぎて、そんなこと言ってらんない笑。
アラジン怖すぎw
いや逆にオヤジこれ14年も生きられないだろ。
突っ込みどころは満載なんだけどね。
いちいちキャラクタもいいんだよなあ。
校長先生とかおまるとかフジ岡とか。
いやあ、脱帽。おみそれしました。
しかし、誰にも勧めないな笑。
これを読んで面白いと思う神経してるやつ信用ならん笑。
買って正解。
文庫にはならない←
なったらおめでとう←←
あーおもしろかった!
長編読みたい。

次は、羽田圭介氏で『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』読みます。

世にも奇妙な君物語

朝井リョウ氏でした。
ふむ。
世界観!
世界観地獄笑。
「世にも」らしさが出まくり。
わたしが番組ファンだからこそ面白く読めたというのもあるのだろう。
「世にも」で一番好きなのはやっぱり「ウミガメのスープ」かなあ(誰も聞いてない)。
あの唐突さと結果への因果の説得力に痺れた。
あそこまでの傑作はなかったが、
いやはや粒揃い。
何かおかしいのに誰も説明してくれない不安とか、
恐怖だよねえ。
一番「世にも」らしいと思ったのが「立て!
金次郎」ね!
オチがすごいぽい!ほんものか!と思った笑。
爽やかに終わる主人公を、影で操っていた脇役って構成。
もうやられた!って感じ。
いーなーいーなーこの才能。
ラストでまさかの芦田愛菜ww
「主役をやるために生まれてきた天才子役」とは言い得て妙。
あの歳でエンドロールで一番最初に名前が出てくる子役って、
安達祐実か芦田愛菜くらいだよなあ。史上。
分母どれだけあるのかこわいわ。
全編通して面白かったです。
ひとつひとつテイスト変えてくれたのも良かった。
ただ「リア充裁判」だけなんか綺麗にまとまってて逆に分かりづらかったのだが……
話の流れ的にも。

次は、白井智之氏で『少女を殺す100の方法』読みます。
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