六人の超音波科学者

森博嗣氏でした。
ふううう。
本日3冊目笑。
まあ、ね。許しましょうね。
ミステリだったから。
ああ、S&Mシリーズ読み返そうかな。
ドラマみようかな。。
どうにも好きになれないのよね。
紅子も保呂草さんも。
森先生だけはキャラに頼ってはいけない。
と思う。
以下ネタバレあり。

だからね、殺人事件を求めていたわけ。
動機はまあいいでしょう。へえって感じだけども。
でも自殺幇助とか、死体損壊とか、
そういう生ぬるいのでなくね。
小説の世界なのだからいいでしょー?
超音波ってところがラストに結びつくのはなかなかおしゃれだったかな。
紅子がおばさんだからいけないのかなあ←
どうしても11歳の子どもがいるという設定だから初々しさが……
まだ萌絵の方が可愛らしかった。
まあ萌絵もあまり好きでもないが。
へっくんのエピソードが……頭良すぎだろへっくん!
まあいいや、迷走してないことを祈りつつ。。

次は、真梨幸子氏で『5人のジュンコ』読みます。

ノクチルカ笑う

柴村仁氏でした。
ふうん。
『オコノギくん〜』も『プシュケの涙』も『夜宵』もとても良かったから期待してたのだけど。
イマイチだったなあ。
まあ、氏の書く「悪意」はやっぱり好きなんだけど。
由良くん、活躍しないじゃーん!
これ由良シリーズとかって謳っちゃっていーの?
でも白石さん可愛い。
以下ネタバレあり。

一人称を悪役にするのが好きなのかしら。
ひやっとさせるのは巧いと思うけど、
『プシュケの涙』読んだ後だと少し読めちゃったかな。
構成が一緒。
そしてなーんか緩いんだよなあ。
事件が。
人が死ぬくらいの事件ないとな。
まあ最終的には死んでたけど。
ちょっと弱かった。
でも文章はさすがの読みやすさ。
2時間で読了。
このお手軽さはいいよね。

次は、久しぶりに森先生にしようかな!
『六人の超音波科学者』読みます。

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵

歌野晶午氏でした。
へええ。
これは、変化球だな。
てっきり、冴えない刑事が小学生ホームズのワトソンをやる話だと。
それがどうだ、ひとみ、探偵はやりません笑。
ひとみの何気ない一言とか行動が、事件解決に繋がる。
しかも解決してるのはちゃんとおじさん。
なんとも新しくて良かった。
毎回ちゃんと殺人事件が起きるのもまた。
でもなあ。
氏には長編書いてほしいよね。
連作短編ってかんじだったのだけど。
連作短編で毎回人が死ぬのも珍しいけどね。
だからなんていうの、飽きなかった。
純粋なミステリだった。
ミステリも今やいろんなアレンジをされて、
最近のラノベなんかは人の死なないミステリなんかが流行ってて、
わたしは懐疑的です。
しかし、今作はひとみがホームズではなく、かと言ってワトソンをやるでもなく、しかもキャラが可愛いという、絶妙なバランスでいい味を出している。
そして、作中にひとみがダンスをする描写がありません笑。
そういうところ、氏は侮れないな。

次は柴村仁氏で『ノクチルカ笑う』読みます。

舞台

西加奈子氏でした。
ふむふむ。
なるなる。
こんな人もいるのか。
「恥ずかしさ」で出来ている人間。
登場人物がほぼ主人公のみ。
すごい物語だなあ。
物語なのか、これ。
自意識過剰もここまでくると病気なのか。
わたしは昔ほど自意識過剰ではないなあ。
中学生の時点では少なくともかなりの自意識過剰だったけど。
まあ誰でもそうか。
自分が他人とズレていないか、浮いていないか、どう違う「自分」であるのか。
そんなことばかり考えていた。
それが今や「他人がどう思おうがこれがわたしだ」と半ば開き直っている。
まあ、悪いことだとも思わないけど。
わたしはわたしを表現することが好きである。
だから、葉太の気持ちは分かるとも分からぬ。
こういう人がいるんだ、ってそのくらい。
氏が、こういう人なのか?ってとこよね。
そうだとしたら大変だろうし、
そうでなかったらこの小説を書くことが大変だっただろうなあ。
これは、義兄に借りて読んだ単行本で、今ちょうど文庫が発売されたから、あとがきなり解説なり立ち読みしようかな。
しかし、単行本が3週間で3刷って、やばすぎ。

次は、歌野晶午氏で『舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵』読みます。

セブン

乾くるみ氏でした。
あはは。
乾節炸裂!
やっぱ好きだなあ。
叙述トリックが少なかったのも良かった。
ていうか、大体の叙述トリックって、そのタネまではわからなくとも仕掛けられてるのはわかってしまうもので。
長編だと特に。
短編だったからかな、氏の技量なのかな、多分どちらもだと思うけど、仕掛けられてるって気づかないのよね。
わたし的には「一男去って……」が一番好き。
ショートショートなんだけど、すごいイヤミス。
すごい乾節。
長男の提案すごいww
21歳で中三とか。
最初の「ラッキーセブン」も微妙なファンタジー感がとても良かった。
「TLP49」なんかはすごい設定凝ってる。
全体的に、説明が難しくてついていけないようで、読んでるうちに何故かしっくり来てしまう。
不思議。
乾ワールドやなあ……
楽しかった!

次は西加奈子氏で『舞台』読みます。
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