櫛木理宇氏でした。
うううう。
ホラーというより、イヤミス?
これ中学生時代に読んでたら落ち込んでたな。
高校生でも無理かなあ。
久しぶりに読書したなあ。
ずっとゲーム漬けでした。
わたしは結構なゲーマーでして笑。
とあるRPGをトロコンしてしまいました←
1ヶ月半くらいかな。。
なにぶん凝り性なもので、一つのことに嵌るとほかに手をつけられなくなる悪癖が。
トロコンして燃え尽きたので本に戻ってきました。
という、近況でした。どうでもいいね。
さて。
少女を書いた物語っていいよねえ。
しかしどの少女も錯綜している。
これだけの個性と事情を紡げるのは、すごい。
それらが生半可じゃないから圧倒される。
生半可でない事情を抱えた高校生の話というと、
恩田陸氏の『ネバーランド』なんかはえぐかったけど、
あれは男の子だった。
男の子がぬるいわけじゃないけど(特に「男だったらレイプされてもいいのかよ」とかは堪えた)、
やっぱり少女のもつ、内包的な心情の揺らぎというのは、
少女がいつも何かを吐き出すのではなく、何かを受け止めなくてはいけない生き物だから描き出せる描写だと思うのよね。
少年が暴力を振るうのに対し、少女は自傷するし、
少年が自慰するときに少女は犯される。
それはきっと「女」になってしまえば、乗り越えられる壁なのだろうけど、
その危うさが「少女」の特徴なのだと思う。
そしてそれを作家さんはこぞって描きたくなるのだろう。
だから少女小説はこれだけ流行る。
小柚子の気持ちも、弥子の気持ちも、京香の気持ちも、痛いよね。
もちろん、苺実のそれも。
京香が段を抜いて酷いと思うけど。
まあそれは読者それぞれの感じ方だろう。
わたしは京香が哀しくみえたなあ。
どの「少女」に心臓をえぐられるか、
読んでみてのお楽しみ。

次は、何読もうかな……