森奈津子氏でした。
はははは。
確かにこりゃ、コメディだ。
最初の三編は短すぎて、笑えるんだけどどこか物足りないかんじ。
ここまで下ネタぶっこんで描写がないのがむしろ、氏の自慰禁を見ているような気がしてならなかった。
と思うわたしは下にどっぷりなのでしょうか。
まあこの長さではこんなものだろう、って。
しかし、なぜ氏は売れていないのだろう。
表題作良かったのに。
切なくて。
以下ネタバレあり。
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なるほど、ルードリフィの鞭はサイフリートの鞭だったのね。
わたしもギムナジウムと言われればやっぱり萩尾望都氏を連想する乙女なので。
しかし設定が面白いね。
ミュージカル行動ww
しかしそれが発動するのを怖れて自分の感情をひた隠しにしなければならないミヒャエル。。
なんて切ないの。
驚いたり、喜んだり、悲しんだり、恋をしたり。
そんな感情を押し殺して生きるなんて。
この描写をしたいがためだけの設定だった感はばしばしだけど。
ラストは逃げて欲しかったけどなー。
トニオも生き生きとエーリクやってたな笑。
しかしやっぱ少年ていいおなーはあ。
久しぶりに創作意欲を擽る作品でした。
次は、ちょっと創作に打ち込もうと思います。
有川浩氏でした。
ふぬぬ。
氏らしからぬ軍隊ものではなかったけれど、
慄くなかれ、有川節は炸裂していましたよ。
この甘酸っぱい恋の感じとかね。
勧善懲悪とかね。
しかしやはりらしからぬ雰囲気もぶちまけていました。
時間がかかったのはね、なんだろね、
図書館に行く機会がありまして。
図書館てあれね、本屋さんには絶対ないレパートリーが揃ってるのね。
なんてったってわたしの大好きな森奈津子さんの本なんて本屋さんで見かけないもの!←
というわけで森さんの本を二冊借り、すごすごと家に帰ってきたわけで。
とりあえずと本を開いてみたわけで。
これが相変わらずくだらない面白い。
で、いかんいかん、おっさんの途中だったと
そちらも途中で引き上げておっさんを読みました。
うにゃー面白かったお。……なんかロリィタ族みたいだな。。
以下ネタバレあり。
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わたしはカモの話が一番好きでした。
中学生二人の話もきゅんきゅんするし、ラストの虐めてた友達の親に怒られるくだりとかね。
祐希の好きになっちゃうだろ……もこの回じゃなかったかな?
ここがもうね、有川さんだーって感じでね。
早苗ちゃんの描き方も、有川さんらしいどっか捻くれたとても良い子でね。
この人はほんと好きねえ。
そしてヒナの虐待の描写もなかなかえげつなくてよかった。
制裁が加わらないところも、捻ってくるよね。
まあシゲさんの「同じ墓ァ入ろうな、登美子」も良かったけどもね(*ノノ)
だから有川節は、こっちが照れるんだっつーの!
次は途中まで読んだ森奈津子氏の
「踊るギムナジウム」読破します。
真梨幸子氏でした。
うーん。
なんだかなあ。
ほんとにこれが真実だったらつまんねえよな。
いろいろやりすぎ感。
相変わらず気持ち悪い。
けど、前作よりはまだ清々しい気持ち悪さだった。
何、その表現おかしいww
以下ネタバレあり。
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耳を削ぐとか指を切断するとか、猟奇的な表現があったのは、なかなか面白かったけれど。
えと、整理しますね。
フジコは実は茂子の娘で、慶子以下3名を殺害。
その際「あんたは母親似じゃない」「死んじゃいなさいよ」と言われる。
それを目撃した茂子と小坂さんがフジコの首を切りつけフジコを庇う。
下田健太はフジコの実の弟。
下田はフジコの娘美也子を監禁。
しかし美也子は生き延びる。
さて、ここでだ。
「殺人鬼フジコの衝動」を書いたのは、一体誰なの?
美也子じゃないの?
そして「衝動」のラスト、美也子は殺されている。
誰に?なぜ?
何が真実なのか、結局わからなかった……
気持ち悪いだけでした。
茂子も気持ち悪い。
ていうか全員気持ち悪い。
次は爽やかにいきたいな。。
人が死なないやつ。
そんな本持ってたっけ←
松岡圭祐氏でした。
はー。
爽やかやなあ。
相変わらず。
ミステリにあるまじきこの爽やかさ!
莉子たそかわゆし。
毎回言ってる。
ここにきて小笠原初めてよく働いた!ナイス。
りさたんもかわゆし。
以下ネタバレあり。
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途中まで上手すぎる話の進み方に、さすがにこのまま終わりはないだろうと思ったが、
やはり氏はプロやなあ。
莉子たそのスランプ。
びっくりしたー。
結局何で莉子たそはスランプに陥ったの?
わからなかったわたしが馬鹿?
りさたんの一カ月のトレーニングで狂っちゃうもんなの?
ていうか、華蓮ちゃん……!
華蓮ちゃんめちゃ好きかもしれん。
もはや、どれがモナリザでもええんとちゃう?と思ってしまった。
誰も真贋を見極められないのに、本物である必要って……?
次は真梨幸子氏で「インタビュー・イン・セル・フジコの真実」読みます。
真梨幸子氏でした。
これ、この本。
高校生の頃かな?
単行本で買ったのですよ。
そしたら見事に鬱になったのですよ。
読んで後悔した一冊に挙げるくらい。
しかし今読み返してみると、当時のわたしに免疫がなかっただけなのだと思いました。
貴志さんとか、矢部崇氏とかのエログロを読んできた今のわたしには、なんてことはなかった。
昨日TSUTAYAに行ってね、これの映画があってね、しかも18禁て……!
と思って思い切ってブックオフで文庫を買いました。
15禁ならまだわかるけど、18禁て。
エロいのかな……グロもあるんだろうな……
初めて18禁の作品を観ようかな笑。
まあ、ミーハー心で読んだのですが。
やっぱりパンチあるなあ。
氏もメフィスト賞作家だし。
メフィスト賞ってほんとに新人排出してるのね。
欲しいなあ。
以下ネタバレあり。
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ていうか一番かわいそうなの美波よね。
昔これを読んだときは、最初の一家惨殺事件でどうして妹まで殺されてるの?って不思議だったのだが、
あれはさきこの話だったのね。
そして叔母さんとコサカさんが犯人とか、ぶっこんでくるわあ。
フジコのきもちもわかるけどね。
そうなのよ、殺人鬼という言葉で、残酷極まりない描写を期待していたのに、そこらへんが生温いというへんなリアリテイがあって、そこがまた気持ち悪かったのよね。
わたしも変わったなあ。
昔はこれくらいの文章でずどーんと落ち込んだりできていたのに。
これは成長と言うのだろうか。
いつのまにか何か大切なものを失っているのではないだろうか。。
次は、爽やかに万能鑑定士読もうかな。
爽やかに!