万能鑑定士Qの推理劇V

松岡圭祐氏でした。
ふう。
なんか飽きてきたな←
ここまでシリーズ続いちゃうとねえ。
人が死なないミステリは最初は新鮮だけど、
新鮮さが地味さに負けてきてる。
贋作造りごときでごたごたやられてもってかんじ。
もっと大きな陰謀だったんだけどな、今までは。
まあ犯人は意外だったけど。
それくらいかなあ。
別に国を跨いでまでやるような事件でもないと思う。
婚約者の瞬間湯沸かし器は笑えたけど。
やっぱりミステリは人が死なないといけないのかもしれない。
柴田曰く、「読んでる人、怒っちゃいます」
次に期待。
それにしても、他の著作も読みたいよなあ。
売れっ子作家だし。

次は、久しぶりに真梨幸子氏で『ふたり狂い』読みます。

出版禁止

長江俊和氏でした。
うーん。
なんだかなあ。
なんと言ったらいいのか……
別に特段「裏切られた!」というようなこともなく。
話だいぶ間延びしてるし。
クライマックスも大してないし。
退屈だけど裏切って欲しくて読み進めたのに、
なんかちまちまとした小細工でやり込められた感じ。
だいぶ退屈だったよ?
最後はどこまでが本編かわからなくなる始末。
以下ネタバレあり。

七緒の死もすぐわかったし。
つまり、一人称がカミュの刺客で、
心中を七緒のせいにするというのが目的だったけど、
七緒に近づいたら惚れちゃって、自分も心中?してしまった、
ということ?
うーん。
難解なことはいいことだけど、伝わる人には伝わればいいんだけど、
誤解をさせるのは、ルール違反では?
B級ホラーよりつまらなかったな……

次は、爽やかにいこう……松岡圭祐氏で『万能鑑定士Qの推理劇V』

イノセント・デイズ

早見和真氏でした。
はああああ。
なんなん。
なんだろーね。
久しぶりの鬱小説。
イヤミスともまた違う。
そして文章がさりげなさすぎて、
読んでる途中で「え、この人誰だっけ」状態が頻発。
慎ちゃんと幸乃の間に何があったのか……
そしてラスト、慎ちゃんの吃音がほぼ治っているのはなぜか←そこ?
なんで幸乃がそこまで死にたいのか、
それがわかんないんだよなあ。
どうしてそれを描かないのかなあ。
あと陽子お姉ちゃんはいずこへ……
とにかく鬱小説でした。
でもラストの、女刑史さんの「倒れて……倒れて……」には感動した。
そして倒れないところが幸乃の、根性。
切なすぎるよ……
そんなに悪いと思ってんなら自主しろよ!!
あ、ごめんなさいネタバレ。。
でもそこに尽きる。
大丈夫読んだ人にしかわからないネタバレだから。
何がそんなに幸乃を追い詰めてたのだろうか。
とにかくそこの描写が欲しかった。
帯も、衝撃を受けたとは書いてあったが衝撃の真相!とかではないところがポイントだったわけね笑。

次は、長江俊和氏で『出版禁止』読みます。

#拡散忌望

最東対地氏でした。
ふーん。
なんだかなあ。
まあ、こういうタイプのホラーって知ってて読んだのだけど。
呪い系ね。
それにしてもチープだなとも少し思ったのに、
どうして手にとったのか。
はてさて。
でもね、思ったほどではなかった。
それなりに楽しめたし。
ピカリンかわいい笑。
ツンデレて好きじゃないけど笑。
以下ネタバレあり。

浪川くんの真相あたりはいいと思った。
異常で。
でもホラーはやっぱり出てくる人みんな異常でないと面白くないんだろうなあ。
日常を覆すほどの異常ね。
そして登場人物が限られているほど面白い。
自論だが。
しかし救いようのない話だったな。
まりやの気持ちもわからんでもないが。
結局みんな死んじゃうんかい!
なによりね、文章が洗練されてなくていやだった。
最後にネットであげられたものを加筆修正したってオチ、笑えた。
そこが一番怖いわww
そら洗練もされないわなあ。
まあ、ネタよね。
ネタ作品はやはり避けよう……
ホラーは特に多いから。難しいだけに。
最近ミステリのネタ作品も増えてきてるけど。
それに比例してラノベにもいいの増えてるけどね。
まあ、まだまだ捨てたものでもないと思いたい。

次は、早見和真氏で『イノセントデイズ』読みます。

私の命はあなたの命より軽い

近藤史恵氏でした。
なんだなんだ。
これまたイヤミスだと思って読んだのだが。
裏切られた笑。
だってタイトルからしてそう思うじゃない?え、わたしだけ?
タイトルでイヤミスだなと思って、
あらすじ見てホラー?と思って、
読んで見たらなんとカテゴライズしたらいいのか不明笑。
でも楽しめました。
以下ネタバレあり。

ラスト近く、美和が見つかって「わたしのこと大事だから来てくれたの?」っていうところ、思わずうるっときてしまった。
真相がわかってからは、赤ちゃんは死産しちゃうのでは?とずっと思った。
赤ちゃんより、美和の命の方が重かった、っていうオチかなって。
でもそれだと、このタイトルでは死んだ赤ちゃんが「私」ということになって、矛盾するなと。
氏はあれじゃないかな?『自薦THEどんでん返し』シリーズに参加してなかったかな?
ほんとの初めましてじゃないんだろうけど、
なるほどな〜と思った。
堕胎はしたくない。
中学生だとしても。
わたしがもし美和だったら、
美和の両親がわたしの両親だったら、
最後は産むことを許してくれて助けてくれると確信してる。
両親は最後の最後はわたしの味方だと信じれる。
そう信じられなくなった美和はかわいそうであれ、責める気にはなれない。
とてもいい子なんだな。
そもそもお父さんの行動も、本来なら彼女を慮ってのことだったのだし。
しかし結果が悪かった。
でもハッピーエンドで良かった。
ただ、完璧なハッピーエンドで終わらせないのが氏の技量なのだろう笑。
後味、悪いわ笑。

次は、最東対地氏で『#拡散忌望』読みます。久しぶりのホラー。あまり期待してないが。ここまでアタリ続きだったのでとりあえず一読。
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