真梨幸子氏でした。
うわああ。
相変わらずえぐいなあ(褒め言葉)。
終始真梨節でしたね。
女ばっかり出てくる出てくる。
前半のAV女優インタビューもなかなかおもしろかったけどね。
双樹沙羅とか、海王セイとか、
面白い。
そして前半に一切出てこない人物を後半に突然主人公として登場させるのは、
氏の常套手段だけど、
だからこそ巧いよな。
相変わらず、女は怖いってことで。
最後のひとつはわからなかったのだけれど……
そして醜女整形に言及してた箇所がたしかにあったんだけど、
どこだか思い出せなかった…
まあでもこれはエンターテイメントだから。
楽しんで読めればいいのよ。
ちゃんとイヤミスでした。
気持ち悪い感じもほぼなかった。
まあ、企画の前提がちょっと弱いけど。
それこそ最初から復讐に絞った方がよかったのでは?
一人を何の恨みもなく沈めるためだけにそんな大掛かりなことをするだろうか?
それなら復讐の方がまだ説得力がある。
しかし小説に文明の利器が出てくると、なんだか痒いなあ(タブレットとか)。
わたしは古典はほぼ読まないけど、
なんとなく小説っていうと、一時代昔のものが印刷されているっていうイメージがあって。
それをあとから追いかけてる的な。
わたしが読書を楽しんでいる間にも新しい作品って生まれてると素直に思えないのよね。
なんでだろ。
まあいいや。戯言。
次は、櫛木理宇氏で『避雷針の夏』読みます。