王妃の離婚

佐藤賢一氏でした。
お久しぶりです。
最近、何をしていたかというと、
決して活字を読んでいなかったわけではありません。
「ひぐらしのなく頃に」を鬼隠し編、綿流し編、祟り殺し編、暇潰し編、目明し編、罪滅し編、皆殺し編、祭囃し編とプレイしていました。
一応ノベルゲームということで、これが読書と呼べるのかが自信なかったのでここでは割愛しました。
さて、久しぶりの本、ですが。
いやあ、面白かったです。
巨編ですねえ。
サスペンス、というのはわからなかったが。
こういうジャンルはわたし通ってこなかったなあ。
叔父さんに勧められて読んだのですが。
やはり人によって読む本にも性格がでますね笑。
ぞくぞくぞわぞわばっかり読んでるわたし……
以下ネタバレあり。

ジャンヌさまー(´;ω;`)
なんていうか、あっちゃんの「強く儚い者たち」を思い出したなあ。
男は弱く、女は強かで、愛は強く儚い。
ベリンダが可哀想……
そして、オチがいいね。
ベリンダぁ(´;ω;`)
やっぱね、息子だと思ったよ。
オーエンも好き。
死に際かっこいいー!
ジャンヌも、あんな男と離婚して正解ってとこね。
第一部のラスト、フランソワが弁護を受けるところが一番おおお!となった。
フランソワの心情を、凄く良く描いてるなあと。
やっぱ主人公は一人。
これは守らなければならない鉄則なのだそうです。

次は、誉田哲也氏の「ストロベリーナイト」読みます。
ドラマちょっと見てたけど、ほんとにちょっとだから先入観なく読めるはず。
西島さんが部下なのが気に食わなかったなあ……

赤ずきん

吉村達也氏でした。
ふむふむ。
氏は根っからホラーが好きなのね。
まあ、期待してたより怖くはなかったけれども。
ホラーってそんなもんよね。
惨殺されていく人たち、怪奇現象を見るより、
朱川さんや、貴志さんの人間的怖さのほうが、人を怖れさせるんじゃないかな。
桜庭さんのぞくぞくも、ホラーではないけど、ホラーよりよほど怖い。
ホラーを謳ったホラーは、さほど怖くはないんだなあという、感想。
以下ネタバレあり。

八ヶ月後の私、というのが引っかかったな。
産まれて半年で、人を殺せるとは思わん。
そしてなぜ夕紀が一番酷い復讐を受けるのかもわからん。
一番だったらやっぱり、直接虐待した父親か、直接殺した夕紀の母親なんじゃないの?
結局、農薬飲んだおじさんがなぜ呪いを知っていたかもよくわからないし。
わからない、を怖さに変えるのは、高度な技術だなあ。
わかりやすい、を怖さに変えるのと、どっちが難しいのだろうか。
わたしもホラー小説を書いたことはあるけど、
やっぱそれは人間的な怖さだったな……
酷い駄作だったけれども。

次は叔父さんお勧めの本、佐藤賢一氏の「王妃の離婚」読みます!
直木賞作品!

ホテルローヤル

桜木紫乃氏でした。
ううん……
これが直木賞かあ……
はっきり言って、わたしには合わないなあ、という感想。
なんか、文章に入っていけない。
どうしてだろう。
結局よくわからないまま終わった。
連作短編集というのが、わたしは好きではない。
短編なら短編で、長編なら長編。
そのラインは危ういけど、守って欲しいんだよなあ。
ネタバレするほど、話が理解できていない……
ううん。
直木賞って難しいなあ。

次は吉村達也氏の「赤ずきん」読みます。
久しぶりにホラー。
ずーっと前に買って読んでなかった本。
「姉妹」の人なのね。
期待。

青の炎

貴志祐介氏でした。
ううん。
やっぱこの人常人じゃねえよ。
京大かあ……
ひとつの話を書くのにどれだけ勉強してるのだろうか。
作家はひとつの作品にどれだけその労力を使わなければならないのか。
氏の作品を読む度に思います。
元が頭がいいってだけじゃない。
ちゃんと勉強してないと駄目なんだなあ。
さて、今作でしたが、
氏のホラーは大好きだけど、ミステリもいいね。
普通のミステリじゃないけど。
うーん。
飽きずに読めました。
切ない、がよくわからなかったけど。
まあ、切ないんだけども。
そこまで「切ない」推す??
でもオチがいい。
以下ネタバレあり。

紀子ー!!
ええこすぎる。
大門がもっとええこすぎる。
下手な死ネタはいくらでもあるけど、
ここまで上手な死ネタはないな。
普通のミステリは、人が殺されて、犯人探し、トリックばらしがあるのだけど、
この作品は、最初から犯人もトリックも分かっている。
なのにちゃんとミステリしてる。
登場人物の描き方が上手くて、何もかも分かっているのに飽きさせない。
いや、お手上げですわ。
ううむ。
でもわたしは勉強したくないんやー←

次は今年の直木賞作品、桜木紫乃氏の「ホテルローヤル」読みます!
珍しくミーハー。

水車館の殺人

綾辻行人氏でした。
いやあ。
やはり氏のミステリは本格やねえ。
まあ、十角館の方が面白かったけど。
やっぱ一作目は越えられないのはしかたない。
でも十分面白かったですよ。
結構どりゃ読みしちゃったけど。
以下ネタバレあり。

犯人にそれほどの驚きはなかったな。
十角館の時のえええ!?がなかった。
ああ、そうなんだ、ってかんじ。
しかし、謎解きがくどいね。
もっとすっきりできるだろ!と。
いや、すっきりやっちゃったら面白くないんだろうけど。
マスク被ってる時点で、こりゃ入れ替えトリックあるな、とは思った。
うーん。
まあ、次に期待。

次は貴志祐介氏の「青の炎」読みます!
またミステリ!
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