桜庭一樹氏でした。
ああーもう!!
感動したよ!!
泣かされたあ。
久しぶりのデトックス。
気持ちいい。
わけもわからず泣いた。
切ないい。
イチゴ先輩かわいすぎる。
そしてまきの気持ちもみなの気持ちもわかる。
ちょっと、わけがわからない。
お兄ちゃん罪作りすぎる。
最近兄と妹の恋愛を書いたので……
もう技量の差にぐぬぬぬぬぬとなった。
やっぱり敵わないなあ。当たり前か。
あのね、密と約の感じもどうしようもない。
同性愛者の密が月夜に惹かれていくなんて残酷じゃない……!と思っていたら密は約がやっぱり大切なのね(まあラストは置いといて笑)。
煙草と自白剤は結局なんだったのだろう。
月夜が壊れていく様は氏特有のぞくぞく感も味わえて。
とても、良い。
良すぎて困る。
お兄ちゃん……
次は、乙一氏で『暗黒童話』読みます。久しぶりのホラー。怖いかな?
歌野晶午氏でした。
あー……
なんていうんだろなあ。
なんだろなあ。
うーん……
そうね、タイトルに「誘拐」ってあるところから気づかなくてはならなかったね。
わたしが求めていたのは人が死ぬミステリなのですよー。
だから、最初の事件はとても面白かった。
氏のどす黒いところがとてもよく出ていた。
面白かった。
エグいし。
凄惨だと、思う。
しかあし!
歌野節はここまで。
以下ネタバレあり。
↓
ぶっちゃ、梨花をいつから狙ってたかというと、名前出てきた時点です(ドヤァ)。
ただの被害者の学校の養護教諭に名前をつける、これは怪しい、と。
それと、あとは直感。
探偵が「初めて話した時です」って言ってるみたい!笑。
こんな、作者に勝てたのは人生で2回目かも!
1回目は、なんだっけ?ああ、西尾維新氏?よく覚えてない……
まあいいや。
とにかく、次の章から人が死なないのでありゃーと思って。
まさかのあったかいお話になってしまって。
最後の章でもああ、一人称梨花だなってわかっちゃって。
でも別につまらないとは思わなかったから不思議。
ただね、
やっぱり氏には純粋なミステリを書いて欲しかったなあ。
家出少女救出作戦はなかなかじんとくるものはありましたが。
これはこれでありなんだけど……
次は、これも掘り出し物!桜庭一樹氏で『無花果とムーン』読みます!
瀬川コウ氏でした。
ふう。はあ。そう。
なーんか、こじつけなんだよなあ。
ライトでいいんだけどさ。
やっぱり樹里が好きになれない。
うーん。
会長かわいい。
でもさ、そんなさ、人の心なんて他人にわかるわけないじゃんね?
それを理屈で推理なんて、そもそも感情が理屈で通るわけじゃないんだから、無理でしょう。
ミステリでそれをやっちゃあいけないよ。
一作目はわりと面白かったのになあ。
まあね、ミステリにおける動機っていうのが、その感情ってとこに引っかかってくるのだろうけど、
動機はあくまでスパイスですから。
そのスパイスでかなりの味は変わるけど、
大元はあまり変わらない。
だからミステリの謎解きを動機から紐解くのはルール違反だと、わたしは思うのよね。
人が死なないミステリやりたいなら、やっぱり松岡圭祐氏のようにやらなきゃ。
なーんて、批評みたいなこと。
別につまらなかったわけじゃないんだけど、
ま、人には勧めないかな。
次は、人が死ぬミステリ読みたいな……
歌野晶午氏で『ガラス張りの誘拐』読みます。
真梨幸子氏でした。
ううん。
イヤミスだなあ。
これ読んで落ち込まないわたしはやはりイヤミスに浸かっているようだ。
解説にあった作品も国内のものなら大体読んでるし。
翻訳文学も読んでみようかな……
しかし、まんまと嵌められたな。
そう来るとは。
嵌められたけど、正直ラストより本編のどろどろの方が面白かった。
ミレーユさんの話が一番臭くて良かった。
お母さんかわいそう……
かわいそうだけどミレーユがどこまでも暴走するのは小気味いい笑。
まあ、こんな娘いない、と思いたいけどね。
面白かったです。
更年期少女、ね。
更年期症状からとってるのだろうけど。
どうして改題しちゃったのかな。
いいと思うのに。
まあわたしも40過ぎて読まなくて良かった笑。
次は、爽やかに行きたいな……
瀬川コウ氏で『謎好き乙女と偽りの恋心』読みます。
貴志祐介氏でした。
はああ。
勉強家だなあ、相変わらず。
面白かったー。
よくできた話だなあ。
昇格制度がとても面白かった。
でも八局で何で塚田サイドが勝ったのかよくわからなかったのだが……
でも怖くなかった。
ホラー、期待してたのにな。
完全なエンターテイメントだったな。
ていうか映像化してほしい。
絶対面白い。
ありとあらゆる戦略を展開させてくれて、飽きさせないね。
膠着状態にさせろ、とかはオチとしてとても良かったと思います。
膠着状態で百時間とか異常でよいよい。
なんていうか、もぐらシリーズとかとも違う貴志節なんだけど……
映像見てるみたいでスピード感もあるし、楽しかった。
個人的に好きなのはサラマンドラと一つ眼。
なんとなく。
次は、真梨幸子氏で『みんな邪魔』読みます。
最近氏ばっかだなあ。