朱川湊人氏でした。
うわぁぁ。
色褪せないなぁ。
もうかれこれ10年くらい前に読んだ作品なんだけど。
アマプラで見かけて、夜中に電気消した部屋でアームスタンドで見てたら超怖くなって、
まあでも普通に寝たんだけど笑。
久しぶりに読みたいと思って本棚見たんだけど見当たらなくて、
Twitterで読みたいんだけど多分誰かに貸したんだろうなぁって呟いたら
親友からわたしが持ってる!ごめん!って連絡来て昨日現物返ってきて、
これはもう運命やん!って思って読んでしまった。
そしてもう面白い。
学生時代に読んだまんま。
面白い。
短編小説って入り込めないからあまり好きじゃないんだけど、
なんなの、この面白さ。
怖さ。
ノスタルジックホラーって言い得て妙だと思う。
懐かしくて、ぞっとする。
やっぱり「死者恋」が一番好き。
女の恐ろしさ、ってところが好きなのかな。
イヤミスの感じが真梨幸子氏と似た匂い。
何気に「昨日公園」も好きなんだよな。
話は世にも奇妙な物語なんだけど、
オチがすごい。
こんなに素敵なオチない。
出会ったことない。
そこんとこ都合よく忘れてて、
読んだ時はわわわわわわってなったわ笑。
「フクロウ男」も映画とはだいぶ変わってたなぁ。
まあ叙述トリックは映像化するのは難しいからな。
そういう意味でやっぱり新鮮だった。
「アイスマン」は切ないよねぇ。
ノンコ……
映画のノンコが可愛かった……
これは割と原作に忠実だったな。
「月の石」だけは多分当時からあまり来るものはなかったんだけど。
印象も薄い。
しかしこれがデビュー作とは。
何この女性的な読みやすい文章。
特に「死者恋」の一人称は読みやすさしかない。
やっぱり一人称っていいよね。。
懐かしくて怖くて切なくて。
唯一無二の大好きな作家先生です。

次は、予告した作品読みます。
森見登美彦氏で「夜行」。