ゴルゴタ

深見真氏でした。
おおお……
すごいわ。
真田さん……
いやなんかもう言葉が出てこないわ。
怒らせちゃいけない人を怒らせるとこうなるのか。
矢月秀作氏に「怒り」を加えた感じ?
拷問の描写も容赦なくてよい。
グロは映像ではあまり見たくないし、
実際実写ではリアルには描けないから、
小説で味わうのがいいよね。
日下部さんが男前すぎる!
警察サイドの気持ちもわかるけどね。
そこは主人公特権よね笑。
最後どうなるんだろうと思ったけど、
ああ、こういうのもいいよね。
なるほどね。
ミステリでは単独行動をとると殺されるけど
アクションでは単独行動をとった方が生き残る不思議笑。
しかし氏は相当のミニタリマニアだなあ。
バイオやっててSIGくらいならわかるけど、
ハンドガンとマシンガンとショットガンとスナイパーとマグナムの違いくらいならわかるけど、
ここまでくるとオタク……笑。
まあでも、こういう刺激的なのはたまに読むから面白いんだけどね。
刺激に慣れすぎるのはやだな。

次は、歌野晶午氏で『ずっとあなたが好きでした』読みます。

最後の記憶

綾辻行人氏でした。
ほーう。
ホラーだった。
ミステリではなかった。
そして意外にオカルトだった。
意外すぎた。
二部まで現実世界できてたのに、
いきなりファンタジィになるのだもの。
でもなかなか怖くてよかった。
そしてよく計算されてるなあと。
さすが巨匠。
分量もなかなか歯ごたえがあって読了後の後味は良い。
これも一種のタイムパラドクス。
柴村仁氏の、『夜宵』とかのファンタジィ感に似てる。
なるほどね。
白髪痴呆っていうのは創作かな?って思ったんだけど、
まさか本当にあるとは。
そんな奇病。
記憶が新しいものから順に消えていって、最後にはつまり最初の記憶しか残らないわけで、
それが惨劇だというシナリオは、
とてもホラー。
よい。
しかし家系が複雑すぎる笑。
そしてCAPCOM性のヘリコプタのようにやはり破損するバイク笑。
フラグ立ってましたから。ええ。
しかし唯はどういうつもりだったのかしらね。
まあ、単純に考えれば初恋の相手だったのだろうけど、
それにしても約2年ぶりに偶然会った男にそこまでできるかね?
でもこれ映像化した方が怖そう。
キチキチの音とか、ピエロとか。
それこそイットじゃないけど。
アニメでもいいけどできたら実写で映画がいいなあ。

次は、深見真氏で『ゴルゴタ』読みます。

こんなわたしで、ごめんなさい

平安寿子氏でした。
あーーー。
そう、こんな感じ。
少し前になぜかがむしゃらに求めてた恋愛小説は、今やなかなか見つけられなくて、
最近流行ってる(らしい)のが、こんな感じ。
なんかツン、とした匂いがあって、きゅん、とする、この感じ。
最初の2編読んで、ああ、嫌いじゃないと思った。
しかし後半はあまり恋愛絡まず。
それはそれで面白かったけど。
特に好きなのが、「じれったい美女」。
こんな娘いるのかな、いそうだな、って思わせるのは度量だなあ。
そして美女の方を主人公にしないセンスもいい。
ラストに洋子のウェディングドレス姿で終わるところもなんとも言えない。
そうよ、美人は意外とみんないい娘なのよ。
多分。
(言い切ってからちょっと自信がなくなった)
でもここまでいい娘かつここまで美人の女の子って出会ったことないなあ。
処女でもないのにプラトニックな恋愛をするっていう流れも素敵だった。
おばあちゃんと枕並べるて笑。
「自然の法則に従って」も佳作。
二股女、すごいキャラクタだ!
彼氏を盗られた女と友達になるとか考えられないけど、
だからこそ自分のお古を紹介するのに説得力がある笑。
「どうか小さな幸せを」は、わたしには理解できない心理だったけど、面白かった。
有川浩氏のタッチに似てるなあ、と思った。
コンプレックスに触れられて静かにキレる女っていう描写が。
しかしキレた相手と上手くいくというシナリオが。
「婚活の外へ」はまさに今のわたしの歳の悩みよねえ。
すごい共感できるとこと、いやいや、っていうとこがやっぱり物語だなあって、単純に面白かったです。
親友に読ませたいけどあの娘活字アレルギーだからな。。
こういうライトな作品も好きでした。

次は、綾辻行人氏で『最後の記憶』読みます。

リライブ

法条遙氏でした。
う……ん。
なんだか壮大なまとめでしたね。
一歩間違えばただの言い訳をくどくどとやってることに。
だって、物語がないじゃない。
ずっと、「どうやったらこうなるか」って話をしてるだけ。
途中主語が抜けるとこが多々あって、
いくら主語を無くしていい日本語だからってこれは無理がある
と思った。
果たしてそこでの主語は「時間」だったのだけど。
これもよくわからん。
時間が何をどうして保彦を千年前に飛ばせるのか。
よくわからん。
でも「四季」って聞いて、真っ先に森先生を連想したわたしは間違えてなかった!
やっぱりモチーフにしてるのね!
四季シリーズ、読み直そうかな。。
以下ネタバレあり。

ラストのシーンの意味がわたしにはわからなかったので……何か始まりはそこだったようだけど、わからなすぎたので……そこの描写はなかったことにするとして、
要するに(要すれるのか不明)、
保彦が小霧に会って、その目を治すために未来へ行ってタイムリープの技術を発明するために、
小霧は保彦に会うまで永遠と生まれ変わっていた、と。
すごい!要すれた!←
要するという動詞に違和感を感じているが、
わたしの国語力誰か褒めて!←
でも小霧かわいそうすぎる。
結局中学生時代の優しい記憶も作られたものだったなんて。
小霧が新キャラだったからちょっと戸惑った感。
これは、四作一気読みがいいかもな。
うん。

次は、平安寿子氏で『こんなわたしで、ごめんなさい』読みます。

リアクト

法条遙氏でした。
おお。
難しい笑。
タイムパラドクス系の傑作だね、このシリーズ。
難しいけど笑。
まあ、『リビジョン』にそこまで抵触しないのが気になったけど。
『リビジョン』、いらなかったやん。
という。
友恵かっこいいんだけど!
穂足もホタルもかわいい。
しかし最後までわからなかった。
卒業アルバム?
卒業アルバムに何があるの?
つまり美雪がいないってことが、卒業アルバムでばれちゃうってこと?
うーん、難しい。
難しすぎて、ネタバレになっちゃうこと吐いても多分理解されないだろうからって言っちゃってる笑。
次はいよいよ保彦くんの謎かあ〜。
しかし、氏はどこまで計算してこれを書いたのかな。
少なくとも『リライト』時点ではここまで考えてなかったのでは?
もし考えていたなら怖いわ。
それこそ編集者がこの設定面白いから次も使いましょう的なことを言ったのではと邪推。
『リライト』の矛盾点すら伏線になってるとかおそろし。
いやいや、『リライト』よりも『リビジョン』よりも今作が一番面白かった。
やっぱり少女っていいよねえ。
高校生もいいけどやっぱり中学生までよねえ。
うふふ。
続き読もうかなあ。

次は、法条遙氏で『リライブ』です。
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