森博嗣先生でした。
うおおおおお。
先生のエネルギィを感じた。
いや、傑作でしょ!
ただの傑作でしょ。
いやね、ミステリとして成り立ってるとか、密室とかトリックとか、
そんなんもうどうでもええやん!
って空気笑。
全てが四季に踊らされてる。
先生までも。
よほど四季が好きなんだな先生は。
まあね、ミステリィファンとしては、名前のアナグラムについては勘が働いたけど。
これただのミステリィじゃないよね。
Vシリーズの最終話に相応しすぎる。
この異常な殺人が、
異常な思考でのみ形成されているという
歪な建築物に見える。
動機とかそんなもんどうでもええんや
という先生の声が、
四季に全て注がれている。
もいっかい四季シリーズを読み直そう。
今なら理解できる気がする。
そしてれんちゃんしこちゃんお疲れ様でした。
最後まで創造主にも読者にも愛されなかったけど、君たちはよく頑張って空回りしてたよ←
ああ、この感動を伝えたい。
なんていうの、
西加奈子氏の著作のようなストレートな感動じゃなくて、
ただただシリーズを読破したという、
でももっと奥が深い、
今までに感じたことのない感動。
先生、かっこいいです。
別にVシリーズを人に勧めるつもりは毛頭ないけど、
でもS&Mシリーズを読んだなら、きっとここまでたどり着くさ。
それは結構長い旅だけど、
その旅は感動に終わると思う。
わたしは読んで良かったと思う。
ここまで追いついて良かったなって。
先生はやっぱり先生だったって。
四季への異常な愛。
それにより、このミステリィも成り立ってるわけなので。
つまり、先生の書くミステリィは9割方四季への愛なのだと。
この後Gシリーズで萌絵がどう頑張るのか、楽しみです。
ああ、面白かった!

次は、西加奈子氏で『きりこについて』読みます。