武士道エイティーン

誉田哲也氏でした。
あああああああああ!
やっぱりいい!!
最高。
爽やかすぎる。
アオハルかよ。
前作前々作、しっかりと記憶してるわけではないが、
こんなにサブキャラに話割いてなかった。
結構そういうのって冷める場合が多いけど、
そんなことない!
群像劇になってきた。
インハイがほぼ中盤で終わっちゃって、
え、この先どうなるの?って思ってたら、
なんかいい話続くし…
早苗やっぱ可愛い。
けど美緒もなかなかしたたかでよい。
あの場面で泣かない強さがいい。
香織は早苗に恋でもすればいいと思う笑。
先生の話も良かったなあ。
甘酸っぱいよ。
ただただ主人公が強い作品てわたし昔から好きなのよね。
無双が好きなの。
根が素直だからさ、感情移入は主人公にしちゃうわけよ。
その主人公が無双だと、やっぱりスカッとする。
るろ剣とか笑。
これ選んで良かった。
超爽やか。
謎の5連休の締めくくりに笑。

次は、朱川湊人氏で『遊星小説』読みます。久しぶりの朱川さん(*´°`*)

禁じられた遊び

清水カルマ氏でした。
こここここわいー。
ホラー読みたいとか言ってちゃんとホラーが用意されてるわたしの本棚がホラーだわ笑。
まるで小さな図書館だなあ。
わたしが興味を持った本が、たっくさん。
数年分はあるだろう。
幸せ。
日本の作家先生、どんどん書いてください。
あー怖かった!
まさかわたしがオカルトものに震え上がるとは。
オカルトも馬鹿にはしてはいけないんだろうけど、
馬鹿にできないのは氏の力強い文章だ。
新人、だと…?
怖すぎるよう。
描写がすごくリアルで、
日本語でここまでできるのか!と思ってしまった。
はるとくんこわい………
柏原くんナイスすぎる。
きゅんきゅんポイントまであるとは。
侮れん。
あの、エキストラの話とかさ、
B級怪談みたいって思ったけどさ、
どうしてもぞっとしちゃった自分に気づいて
ぞっとしたよね笑。
しかし、ここまで映像みたいに描写されると、
ほんとに美雪が生きてるみたいだった。
生々しい再生と腐敗が見えるみたいで。
緊張が伝わってくる。
主人公2人の想いとか、
それでもどうしようもない夫婦と、親子の愛とか、
そんなもんどーでもええんじゃー!っていう力強さはなくて、
それでこそだろがー!っていう力強さ。
こわい。

次は、綺麗なもの読みたいです。

暗黒女子

秋吉理香子氏でした。
はぬーん。
久しぶりにイヤミス読んだ気がする!
やっぱり少女ってえいねえ。
女の怖さではなく少女の怖さもまた。
女になりきれない少女ね。
まあ構成としてはそうなるんだろうなって感じだったけども。
ちゃんとイヤミスしてた!
イヤミスの教科書のようなイヤミス笑。
登場人物は女、互いに憎み合う、互いに秘密を持っている、そして出し抜こうとする、美しく醜い。
ううん、やめられないね!
何より久しぶりに創作意欲を掻き立てられた。
やっぱりあれは完成させるべきだよな。
でもそうやって浮気するからいつまでたっても完成した作品ができないんだろうな。
わかってるけどさ。
ま、わたしの話は置いといて。
闇鍋がそうくるとは。
女子高のサロンで闇鍋て!
って思ったけど、
あえてまっさらな気持ちで読みました。
ミステリには裏切ってもらわなくちゃ楽しみが減るからね。
無駄な勘ぐりはしないようにしてる。
犯人当てとかも、しないように。
できないだけだけど←
映画観たいなあ。
誰が出てるんだろ!
登場人物限られてるからやりやすそう!
観たい!
アマプラでないかなあ。

次は、なんかホラーとか読みたい気分。

傷痕

桜庭一樹氏でした。
あああああ。
これ今の中学生とかが読んだら理解できるのかな?
絶対できないと思う。
そんな世代が、むくむくと育っている世界で、
氏は何を思ったのか。
相変わらずネーミングセンスがすごい。
タイトルが少女の名前だなんて。
傷痕て!
明らかに「彼」のはなしなのにね。
うーん。
まあ、「彼」へのリスペクトだけで構成されてたね。
物語ではなかった。
しかし相変わらずわたしの好きな読みやすくも少し難解な文章。
大人の味ってかんじ。
やっぱり桜庭節大好き。
物語が読みたかったけど。
でもこの文章にぬるく浸かってるのは心地いいんだから不思議だ。
物語にするなら傷痕のはなしいくらでも書けただろうに。
「事実」というか「史実」というか、
「創作」になりきれていないというか、
まあでも、「作品」だな。
ひとつの。
おおきな。
傷痕のセレモニーでの台詞が刺さる……
どうやっても「彼」はキングだったんだなあ。

次は秋吉理香子氏で『暗黒女子』読みます。

銃とチョコレート

乙一氏でした。
ふむふむ。
少年の一人称はとても読みやすいんだけどひらがなばっかはとても読みづらかったです。
少年の冒険譚が書きたかったのかあー。
氏らしい残酷さがちらちらしてて面白かった。
キャラに対してすごく残酷!笑。
作ることもぶっ壊すことも難なくやってのけるなあ。
ゴディバとかロイズとかブラウニーとかガナッシュとか、
世界観の完成度!
日本が舞台だったら森永とか明治とかになってたのかしらん笑。
架空の地が舞台なのも世界観だなあ。
まあ、内容は、ふつう、に楽しめる、程度。
星3つかな。
以下ネタバレあり。

ロイズのクズさはなかなか痛快。
少年も青年もおっさんもおじいさんも同じ土俵に立たせるんだからすごい。
大人がほとんどクズで面白かった←
そんな中ゴディバの正体はなかなか粋ではないか。
それは予想してなかった!
パパ……
ママも素敵……
個人的には友だちもとても優しくて人間らしくて不安定で好き。
ドゥバイヨルはやりすぎだけど、
でもああこれが乙一節だなって思って、
氏の作品にはいなくちゃいけない存在だなと
納得しました。
まあ、一軍にはならないでしょう。

次は、桜庭一樹氏で『傷痕』読みます!
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