リピート

乾くるみ氏でした。
これはもう何年も前に読んだ本なのですが。
本当にめったにやらない再読。
イニシエーション・ラブではなくこれを再読するところを評価してください笑。
しかし、やはり氏は男性なのね。
男性が書く文章だね。
わたしの利き本は作者の性別を利き分けることに発揮することにしよう←
さて、リピートは誰かに借りパクされたので今日近所の本屋で買いました。
同時に有川浩氏の「レインツリーの国」買ったんだけど、本屋さんのおじさんに、「これ売れてるんだよねえ。うちで百冊は売れたよ。有川さんの本は売れ行きが良くてねえ」と言われました。そんな作家になりたいな……
は、また話が逸れた。
以下ネタバレあり。

一度読んでると言っても、ディテールは忘れてるよね。
からくりとかラストとかは覚えてたけど、まあラストのラストは忘れていた。
そうそう、そうなのよ!そういうオチだった!ってかんじ。
でもまだよく覚えてた方だと思う。
鮎美を見殺しにするかしないかというところは完全に忘れていて、ドキドキした。
天童さんかっけえ。
やっぱりオチだよねえ、氏は。
オチでちゃんと落とすよね。
今作は謎解きも凄く面白いけど。
これ叙述トリックもないし、映像化できそうだなあ。
面白そうだなあ。

次は買ったばかりの有川浩氏で「レインツリーの国」読みます!

ネバーランド

恩田陸氏でした。
ううん。
読みやすい!!
綺麗な日本語。
わたしもこういう日本語書きたい。
日本人らしい日本語。
これは、多分小学生の頃に再放送で見た同じタイトルのドラマの原作だってことで読んだのですが。
わたしって小学生の頃からエグいのばっか観たり読んだりしてんなあ。
篠原千絵氏の漫画とか、「家なき子」とか、
とにかくそういうどろどろしている昼ドラみたいのが好きな変な子で。
その中でも「ネバーランド」は相当どろどろしていたのを何となく覚えていたのよ。
んで、ネットでふいに全部見直して、改めて小学生の見るものではないなと思い。。
面白いと思うだけどなあ。
何で視聴率悪かったんだろう。
キャストも今考えると凄いし。
全員ジャニーズ。しかもほぼジュニア。
原作は、なんだか切なかった。
結構忠実だったと思います。
以下ネタバレあり。

ドラマ見てて、何見てんのって母親に聞かれて、
「子供の時に父親の不倫相手に誘拐された男の子と、
父親と母親が心中して継母に引き取られてその継母とできてる男の子と、
両親が離婚調停中でどっちが引き取るか揉めて困ってる男の子と、
心臓の病気でペースメーカーを使ってて男色の気のある男の子の話」
と答えたら
「ありえない」
と言われたww
特に光浩のエピソードがエグいんだよなあ。
一番好きなのは氏と同じく統です。
生田斗真くん可愛かった(*´艸`*)
みんなキャラがあってえいです。
頭使わなくていいところが優しい本でした。

次は、……何読もうかな……

鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様

朱川湊人氏でした。
久しぶりの朱川節。
なんだろうね、味があるのよね。
ちょっと焦げ付いちゃったべっこうあめみたいな。
懐かしくて、切なくて、少し苦い。
でもやっぱり氏には青年でなくて少年を書いて欲しかったな。
以下ネタバレあり。

絶対雪華はみれいじゃだと思うのよ!
絶対!
そう読めばつじつまが合うもの。
しかし最後まで雪華の正体を明示しない氏はやりおる。
やっぱりね、小説といえども、全てを説明しなきゃいけないなんて義理はない。
むしろわたしも好んで書くけど、ちょっとした矛盾とか、謎とか、そういうものを真実に紛れ込ませる手法って、文章だからこその技術よね。
表題作も良かった。
おフウのお父さんの話も良かった。
月子も切なくて良かった。
三郎も……喰えない美少年て滾るね←
ノスタルジックに染まりました。
特にコレクタァとやらが持っていくものが切ない。
夕焼けやら、母親の面影やら。
切ない。
ともあれ、わたしはまたもや読みながら執筆中の作品に閃きをいただいちゃいました。
触発されたー

次は、恩田陸氏で「ネバーランド」読みます!
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