植物図鑑

有川浩氏でした。
いやあ。
久しぶりの有川節!
甘いねえ。
切ないねえ。
いいねえ。
やっぱ作家さんによって恋愛小説ひとつとっても個人の持つ節はあるよね。
ミステリにもあるように。
有川節はとことん甘い!
そこくっつけたら面白くなくない?ってとこをさらりとくっつけてしまう。
それがいい。
うーん。
以下ネタバレあり?

わたし的に最後の「午後三時」が一番好き。
切ないいいいいい!!
イツキ!!!!
最初からさやか寄りの神目線だったから、
イツキの想いが凄く切なかった……
そうか。
逃げてたんだね。
戻れて良かったね。
帰ってきて、さやかがわんわん泣くところもチープじゃないんだよなあ。
わたしには恋愛小説書けないけど……
書けても絶対!有川節にはならないけど……
わたしの場合遇えてくっつけない方を選んじゃうからなあ。
ああ、イミテーション小説にしたくなってきた。。

次は桜庭一樹氏の「ブルースカイ」読みます。
今度は桜庭節!
この人は遭えてくっつけない派だろう。

殺人勤務医

大石圭氏でした。
ふむふむ。
なるほどねえ。
別に怖くはなかったけど、
つまらないわけでもなかった。
氏の作品は初めて読んだけど、
普通に読みやすい。
ネーミングセンスがいいよねえ。
「殺人勤務医」ってだけで、
サスペンスホラーってすぐにわかる。
欲しいセンスだ。
以下ネタバレあり。

お母さんか……
つまりマザコンてこと?
双子の兄弟を子宮の中で殺すって話、
どっかで読んだ気がするけどいつだったかな?
ひたすら虐殺する連続快楽殺人って、いかにもホラーの王道だよなあ。
でも王道を通っても、退屈はしなかった。
そして動物は殺さないところがよい。
これは貴志氏に読んで欲しいなあ。
犬は殺しちゃだめ!
人はいいけど犬はだめ!
まあ、星3つかな。

次は有川浩氏の「植物図鑑」読みます。

そして二人だけになった

森博嗣氏でした。
はあああああああああ。。
読破したーって感じがたまらん。
やっぱ森ミステリィは一日でがーっと読むべきだね。
どこにも嘘がない。
どんでん返しのどんでん返しのどんでん返し。
ここまでやられたらもう太刀打ちできないです(´;ω;`)
やっぱすげえよこの人。
「何でこんな話が思いつくのですか?」という質問に、
「貴方じゃないからです」って答えた先生。
さすがっす。
以外ネタバレあり。

でも別に二人が兄妹である意味はないと思うんだよね。
禁断の愛にしたかったのかな?
「僕と一緒にいたのは君じゃない。君と一緒にいたのは僕じゃない」
でえええ!?
となって、
さらに多重人格でええええ!?!?
となって、
ほんとはいましたよー
で二人だけになる、と。
でも愛し合ったのは、本物×偽物のはず。
そこだけが引っかかったな。
わたしもこういうの書きたいよおー。
先生ーご教授お願いしますー(´;ω;`)

次は大石圭氏の「殺人勤務医」読みます。

セカンド・ラブ

乾くるみ氏でした。
うーん。
やっぱ「イニシエーションラブ」には及ばないよなあ。
「Jの神話」にも及ばない。
最初から騙されると分かってて騙されるのって
騙そうと思って騙すのよりも難しいのかも。
以外ネタバレあり。

どう考えても春香とミナは同一人物だろう、と。
あれ、じゃ、プロローグのあれは何?
ちょっと待った。
ちょっと読み直す必要があるかもしれない。

とりあえず次に読むのは森博嗣先生の「そして二人だけになった」です。

ふちなしのかがみ

辻村深月氏でした。
ふむふむ。
ふむふむ。
別段怖いことはなかったけど、
「階段の花子さん」が一番怖かったかな?
いや、「おとうさん、したいがあるよ」もなかなか怖かった。
どれも身近な話のはずなのに、どこか現実味がなくて、
そこが怖さを打ち消していたのかもしれない。
ふむふむ。
以下ネタバレあり。

ブランコの話も、結局何で死んじゃったのかわからない。
階段〜も、結局花子さんは彼女だったのか、何故彼女なのか、わからない。
おとうさん〜も、死体がどこからくるのかわからない。
この話たちは"わからない"を"怖い"に仕立てようとしているように思えた。
失敗はしてないように見える。
失敗はしてないんだけど、なんだかなあ。
あと、読者の予想を、予想通りに進めていくのか、裏切った方がいいのか、それについても考えさせられましたね。
「八月の天変地異」で。
ある程度予想通りに進めて、最後で裏切る。
それこそ小説家の力量なのだろうけど。
裏切られたけど、ふうん、って感じで、乾さんみたいな「ええー!」は無かったかな。
星3.5。

次はその乾くるみ氏の「セカンド・ラブ」読みます。
楽しみー\(^o^)/
今度はどうやって裏切ってくれるのかしらん。
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