本多孝好氏でした。
ふう。
ふうん。
眠りの海
祈灯
蝉の証
瑠璃
彼の棲む場所
の五本でありました。
やっぱりわたしは短編より長編が好きだな。
それぞれにところどころ思うところはあるのですが。
一番好きなのは最後の「彼の棲む場所」かな。
「瑠璃」あたりでこれはミステリか?と思っていたので、なかなか奇妙で良かったです。
まあそもそもわたしが純粋なミステリロスをしていなかったので甘んじて受け入れましたが。
それぞれに心を打つところはあるのよねえ。
それが短編という形式により薄まってしまっているけれど。
若さが伝わってきた。
以下ネタバレあり。

「眠りの海」では、ある方を想像してしまった。
そうそう、わたしもこんな高校生したかったのよー!
先生の独り占め。それも人気の先生。そして人気投票の度に「先生は私のものよ」とね。
そして心中しちゃうなんて。
恋だ!恋は罪だ!
「瑠璃」のルコ姉ちゃんも好き。二人の謎謎が切ない。。
これはどこがミステリなのかわからんけど、
この二人好きやわー。
プールの貸し切り況や忍び込みは誰でもしてみたい夢よね。それか屋上での煙草。
「彼の棲む場所」は、一番歪んでいるというか狂っているというか。
その温度がとても良かったです。
サトウくん怖い……
そしてマネージャーの話の語り方が上手。
こういう上手い語り方しないとね。
これは見習わなんとあかんとこや。
わたしは縷々と語ってしまうから。
意味もなく。
まあ、面白かった、かな。
なんや沸切らんなあ。

次は、久しぶりに朱川さんで行こうかな!「オルゴォル」