松岡圭祐氏でした。
ふむう。
なんだか、殺人事件起きてもおかしくないトリックだったなあ。
しかし、氏にしては珍しく、勿体つける。
いろんな謎をその度に解決して、大きな謎に挑むのが氏のやり方だったのだが、
小さな謎をだんだんと深くしていって最後に全部ひっくるめて解決するという今回のやり方。
まあどっちがいいとかはないけどね。
それぞれメリットもデメリットもあるということで。
華蓮かわええなあ。
以下ネタバレあり。
↓
相変わらず解説されてもよく理解できないトリックがちらほら。
わたしが馬鹿なのだろうか。
氏の描写では、わからない人は結構先に進め!という意思が伝わってきたのだが。
特にシャッフルのトリックね。
わからん。
まさか莉子たそがミステリーサークルの謎にまで行き着くとは。
一方通行のエスカレーターの途中で人が消えるなんて、殺人事件のトリックにしたらすごい面白そうだ。
トリックの陳腐さを知って、殺人事件のあり得ない謎も大層な謎らしくさえしていればトリックは陳腐でいいのだなあと思った。
でも今回はちょっと登場人物が多くてこの人誰だっけ状態になったり。
でもmm×1000=mとか百万を四分の一で割るなんかは細かいけど素敵なネタだった。
やはり氏の正体を暴きたいな。
何者なのだろう。
只者でないことだけは確かだ。
次は、本当なら今日本を買いに行きたかったのだけど……
「仮面病棟」という作品が気になる。
それとも巨編に挑もうかしら。
綾辻行人氏で「暗黒館の殺人」