私の大好きな演目のひとつです。
大ファンの米朝師匠でというのが嬉しい。
米朝師匠の演じ分けが好きです。
威厳のある茶金さんと慌て者の油屋さん。見事に演じ分けておられます。
始めの油屋さんと茶店の親父っさんとのやりとりは、落語みたい…て落語やけど、ん〜と、言うてみたら独り漫才のような(余計分かりにくい)けったいなやりとり。
油屋さんの力技的話術で油屋さんの勝ちとなるシーン。同じ腹積もり同士のやりとりはキャラが被りそうだけど、演じ分けられるんですねぇ…。
油屋と番頭さん、茶金さんのやりとりはメリハリついてて分かりやすい。
茶金さんの大旦那ゆえの器の大きさは、セコいばかりが商売人じゃないと感心させられます。
どんどん話が大きいなってくとこがテンポアップして、まさにあれよあれよという様子がよく分かります。
油屋さん、大金が舞い込んで浮かれてしまって…油屋さ〜ん二匹目のどじょうはいないよ。