「エヴァQ」が始まる前に上映があった。
以前に東京の展覧会でやってるらしいと聞いていた劇場版。
「いいな、見たいな」と思ってたからラッキー
娘は、
「全編、林原めぐみの語りで街がどんどん壊されていくのが怖かった」と実に素直な感想。
そう、映像を物語として見れば、それに尽きる。
しかしワタシは、確かに物語としてはコワい画なんだけど、特撮の方に目がいってしまった。
娘の感想以外、予備知識なしで見たから、最初にミニチュアの街を見た時ミニチュアとは思わなかった。
ワタシはてっきり街の風景を撮ってトイカメラで撮った風に画像処理してるのかと思った。そうしたら風景がミニチュアかジオラマぽくなるらしい(トトの読んでるカメラ雑誌やパソコン雑誌にそんなコト書いてあった)
しかしなんか違和感
そしたら動きがヘンな犬や動いてないハメコミぽい人。
ここに至ってようやく特撮用のミニチュアと気づく。
ミニチュア特撮で育った世代だから懐かしいのなんの
巨神兵の吐くビームに吹っ飛ぶビル、そして街。
ホントにミニチュアを吹っ飛ばしてるワケだから、その火は本物。
ビルのコンクリ片がヒラヒラでも、不規則な爆風に翻弄されてる様は本物。
決してCGじゃない爆発
やっぱりCGの爆発の炎より本物の方がイイわ凄い!
でもCGも程良いマッチで使われていてあまり不自然な感じがしない。
どんどん画が怖くなっていくから、気がつけないのかもしれないが
あとになればなるほどCGなのだが、ラスト巨神兵が群れて歩く様は全てCGなのだが、切り替わっていく不自然さがほとんど感じられなかった。
特撮の凄さと画の怖さに見入ってしまってたからだろうな。
12月12日鑑賞
来週で終わり。
どうやら爺ちゃんの死で終わるようだ。
もともと爺ちゃんが倒れた所から始まったお話。
テレビドラマっぽいスピーディーさが無く、初回見た時に「テレビドラマにしては地味で映画っぽい作りだな」と思ってた。
そしてその淡々とした静かさのままに物語は進み、いつの間にかワタシはその静かな世界観の虜になっていた。
森にクーナが居ようが居まいが、かつて遭遇したらしい爺ちゃんが倒れたことから、当初はバラバラ向いてた良多家族が笑い合うようになった。食卓を共にするようになった。変わり者の烙印を押されてた娘に寄り添うようになった。
キーは爺ちゃんが探していたクーナ。
居たらいい、でも居なくてもいい。
けれど今回の一面の竜胆は、伝説を知る者には居たことを示す証。
おじいちゃんが泣いて許しをこいたのは、忘れたふりして知らないふりしていた後悔だろうか?
ドラマにしてもアニメにしてもバタバタするモノが多い中、深呼吸出来るドラマだ。
それゆえに視聴率が心配ではある