読書ノート。

湊かなえ氏でした。
ほほーん。
結構楽しめた!
最後まで誰が犯人かわからなくて、ドキドキ感も。
ドラマちら見してたけどラストとか全然知らない(覚えてない?)から、でも場面場面は知ってるとこあって、
臨場感?を楽しめた。
ずっと同じ日の描写なのに飽きさせないスピードも。
ただなあ、
構成がなあ。
登場人物多すぎるし、一人称が変わりすぎて誰が一人称かわからなくなって混乱することが何度も。
どりゃ読みには向いてない。
これ映画の脚本とかだったら面白いと思うんだけど、
文章でやられるとちょっとキツい。
だからと言って連続ドラマにするにはさすがに間延びするだろ。。
イヤミスな感じもしなかったなあ。
人が死なないミステリとしては、面白い。
謎が次から次へと。
ただキヨタンきもいww
生徒に手を出したら懲戒免職じゃないのー?
合言葉がおされよね。
そこらへんもいい感じに忘れてた。
記憶の抜け方がなんともいい感じでした笑。
シラフで読んだら批判してたのかな?

次は、浦賀和宏氏で『ifの悲劇』読みます。

麻耶雄嵩氏でした。
まあー……ね。
こういうの受けるよね。
受けを狙って書かれてて、まあ、成功してるわけだけど。
連作短編だったわけだけど。
やっぱり氏はちゃんと毎回殺人事件をやってくれるからぬるくならないよね。
しかも謎がどれも難易度高く、だからといってわかりにくいわけでもなく、
裏切らない。
特に最後の「春の声」は面白い。
このトリックありえないけど、不可能犯罪にここまではないだろう。
三人が豚であったから出来たトリック。
いやあ、下を巻く。
「加速度円舞曲」もなかなか好き。
どこまでもついていないヒロイン。
友達に旅行をドタキャンされ、彼氏に二股をかけられ、
それなのに編集者という。
ギャップ!←そこ?w
トリックはどれも良かったなあ。
本格ミステリ。
こんなに短いのに本格ミステリ。
でも主人公はあまり好きじゃない。
キャラに頼るの、わたしは好まないんだよなあ。
東川篤哉氏とか……
西尾維新氏とか……
好まない。
もっと凡百の極みの人間の狂気を見たい。
真梨幸子氏とか。
あれがストライクゾーンに入ってる自分の癖、結構変化してるかも。
なんとなく、自分ブレてないと思ってたんだけどな……

次は、湊かなえ氏で『高校入試』読みます。

長谷川夕氏でした。
はああ?
おこです。
怒ってます。
なんだよこれ。
いや、文章も展開も描写もいいんだけど。。
なにこれ二度読みなんて必要ないだろ。
わかりやすすぎてわかりにくいよ。
素直に解釈するのが正解なのに勘ぐってよくわからなくなっちゃった。
結局「おれ」の過去もよくわからないし、
なんで「僕」がそんなのに憧れていたのかもよくわからないし。
話ほとんどホラーだし。
そこは猟奇的でわたしは好きなんだけど。
ラストに衝撃もひったくれもない。
まんまやん。
話がホラーテイストだから感動もないし。
ただ優しそうな「僕」がやばいやつっていう描写はとても好きでした。
でもラストの肩透かしで、次の短編が続きで何か衝撃事実があるのかとどきどきして、
これが違う短編で独立してるならおこだぞと思ってたら
おこだった←
わたしはやはりツンデレがあまり好きじゃないからレイちゃんに愛着も湧かず……
いやあ、残念だった。
ただ文章も描写も好みではあるので、
著作読んでみたい気はする。
釈然としないけどね。これは。
釈然としないという表現がすごい的確やわ……

次は、何読もうかな〜

湊かなえ氏でした。
へえーえ。
友達の、同僚が、鼻の穴を開いて熱く語っていたと言うので、
氏はもうだいぶ見限ったわたしですが読んでみるかーと思って買いました。
こんなのも書けるんだ!って感じ!
イヤミスの感じが抜けてる!
やはり主人公が男性だからかな。
イヤミスの厭ぁは大体女性の専売特許だから笑。
なんかいい話やん!って。
ていうかわたしが書きたいと数年前から推敲してる作品と設定が似てる……
どうも書き出せないで困っていたのだが。
広沢くんがいい人すぎるんやけど……
衝撃的なラストだと言われたんだけど、
中盤でほぼ犯人特定できちゃって、
うーん、これ以上の衝撃って?と思ったら
ラストの一行。
でも一行に衝撃を加えるのってやっぱり難しいよね。
その点乾くるみ氏とかはすごいと思うんだけど。
氏はジャブシャブジャブで判定勝ちするタイプな気がするなあ。
乾氏はストレートKO勝ち。
まあ、前者はハラハラしながら読めるというメリットがあり、
後者は多少飽きがきていたところで決定的に落とされるという面白さがある。
どちらがいいとかはまあ、好みだけど。
でも面白かったですよ?
人間が生々しくて、そこは湊節が効いていました。
真梨幸子氏ほど汚くなかったのも良かった。
真梨幸子氏の汚いのももう免疫ついたけどね笑。

次は、長谷川夕氏で『僕は君を殺せない』読みます。

早坂吝氏でした。
うーん。
本格ミステリでした。
でもなあ。なんだかなあ。
わかるかい!
以下ネタバレあり。
↓
挿話で、まさか仮面のいれかえトリックってwww
難題とか言ってこの程度?ww
ということが書いてあったので
これを挟むということは更にもうひと展開あるのだろうと期待してたのに。。
残念。
しかしまさからいちが探偵役だとは思わなんだ。
そしてヌーディストとか最大ヒントが遅すぎるよ。
いやね、包茎手術うんぬんで、もうこれ答えは「取らぬ狸の皮算用」だろうと思ってしてやってり〜だったのよ笑。
字数も合ってるし。
しかしそこまで下品ではなかったね笑。
ヒロインと主人公が最後の最後で自然消滅とか小説でありえないww
そういうところは好きかな笑。

次は、湊かなえ氏で『リバース』読みます。