四百三十九日目。


同居人、その一とその二が夜通し走って奈良に帰るらしい。
そんなわけで二人とも何だがごそごそしているという。おかげで風呂は後回し。
…や。正確に言うと帰宅直後にトクメーが寝落ちしたせいもあるんだが。


そうそう。奈良に帰るっていうんで。ついでだしお願いしてみた。



「なぁ。」
「なにー?」
「向うのノートパソコンの中に古馴染のネタがあるんだ。取ってきて。」
「…。」
「なんだよー。」
「あれ、別にいいとか言ってなかったっけ?」

「あぁ。言ったけど、古馴染ネタが思いのほか続いて。実はまだ書いてないネタが二つあるんだ。」
「まだあるんかいっ!」
「パソコンのネタは最後のシメの一本なんだよね。ここまできたらやるしかないな、と。」
「シメ…。」

「ホントにあの子はネタの宝庫だわ…。まさかここまで引っ張るとは思わなかった…。」
「よくもまぁ覚えてるねぇ…。」
「毎日大変なんだぞ。思い出して書くの。強烈だから結構覚えてるけど。
 あの子の話ってネタが順序良く並んでるんじゃなくて、全部まぜこぜだから。バラして組み上げて書いてんの。」
「読み返して書いてんの?」
「いや。ケータイのメモと、ニンジンが折れてきたって下りを中心に思い出しつつ書いてる。」
「そこ?!」
「だってあそこが一番インパクト強いんだもん。」
「あぁもう…。好きにして…。」




と。言うわけで。同居人が奈良から関東に戻ってきたら。古馴染ネタは完結ー。
もうしばらくあのネタで引っ張るぜ。ありがとう古馴染。君の話、とても役立ってます…!!



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